古いパソコンの再利用はHDD交換を前提に –          おやじdemo_CentOSを使う
9月 072014
 

久しぶりにメールで質問が来ました。

内容は・・・・「XPで使用していたNECのデスクトップ’(ブック型で中古で4年使用)を自宅サーバーにしようと思っています。何か注意する事はありますか?メモリは1Gです」という事なのですが・・・・

先ずブック型はケース内の体積が小さく、そして空気のINとOUTの流れが悪い。
サーバーで使用するならば、その点をまず考慮すべきと思います。
空気の流れを良くする為には、LinuxなどOSを入れた後、DVD-ROMを外し空間を作ります。無くなった5インチベイは不要なカバーを取り付けるか、上手く加工してメッシュ的な役割のする形状にすれば最高です。必要な部品は、5インチベイカバーと排気ファン(静穏に交換)、CPUファンも掃除をしてください。これで静かでパソコン本体内部の温度もだいぶ変わると思います。

なにしろ、ブック型のPCは、CPUに負荷がかかると、CPUファンが高速回転をするようになっています。これが家ではうるさい。CPUファンも静穏タイプのファンに出来たら交換しておく方が後々良いと思います。5インチベイについては製品で空気の取り入れが出来る物があればそれでも大丈夫ですし、余っている5インチベイのカバーがあれば、穴を開けたりして自分也に加工するのも悪くはありませんし、経済的です。本体に埃が入らないような工夫もするべきです。

そして、PCの部品関係ですが・・・・

先ずはメモリです。
現在1GBですが、多分、メモリスロットは2つあるはずなので、最低でも1GBを2枚の2GB、余裕があるなら2GBを2枚の4GBにすれば64bitのOSでもいけます。古いパソコンなので、CPUは多分、Core2Duoあたりなのではないでしょうか。メモリはDDR2になります。中古で買えば1GBを2枚買っても2000円ほど、4GBであれば4000円ほどではないでしょうか。サーバーにするならメモリは大切なので、ここはケチらず投資して欲しいと思います。

その次にHDDです。
現在の容量は分かりませんが、その時代のHDDであれば、あっても120GBか80GBあたりでしょう。だいぶ消耗しているHDDとなるので、ここは奮発してHDDは入れ替えましょう。
安いHDDで充分ですが、コスパを考慮すると1TB~2TBあたりです。価格で7000円前後です。今のHDDは取り外して、データ用もしくは予備HDDとして、外付けUSB接続のケースだけ購入して使うという手もあります。これは2.3000円かかるので、とりあえず保存しておけば良いと思います。

メーカー製のPCは自作PCと違って、本体を分解するときに結構面倒だったりする場合があります。
一度、内部の清掃も含め、ケースを開けて見てみる必要はあります。電源も危ない部品の一つですが、現在普通に使えているならば、こちらも掃除を忘れないようしてください。

私のお奨め自宅サーバー仕様でかかる経費ですが・・・・

①メモリ増設 2GB     2,000円
②ファン取替え(2点)  2,000円
③HDD交換(1TB)    7,000円   合計11,000円

安く部品を購入出来れば、1万円未満に収まりそうです。
折角、時間をかけて設定したサーバーがHDDの故障で台無しになる心配も少なくなるので、ここは保険だと思い、交換をして欲しいと思います。普通にデスクトップPCとして使用するにしても、PC本体の掃除などはしておく事は必要な作業です。

この投資した1万円が結果として高い物になるのか?
それは、自分の知識経験値として身に付くかどうか、安い投資になるかは、質問者である方次第です。

コア2のメモリ2GBであれば、CentOS-6をお奨めしておきます。
CentOS-6でGoGo!してください。

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