VersaPro(celeron-M 1.6Ghz)のCPU交換について –          おやじdemo_CentOSを使う
9月 222017
 

CPUが昨日届いておりました。
そのCPUは前記事にも書きましたがCore2Duo T7200(2.0GHz/4M)です。
価格はヤフオクで600円程度でした。

事前にこのVersaProの型式に合わせてBIOSのアップグレードがあるかどうか?NECのサイトで確認しましたが、同じ型番のBIOSはありませんでした。

似た機種もしくは、T7200が搭載された同型機種のBIOSに入れ替えるか?という事も考えましたが、これは作動しなかった場合のみ作業する事と判断しました。

 

◆CPU交換作業内容(手順)

1.電源ケーブル・バッテリーを外しておきます。

2.本体を裏返し、メモリの入っている蓋を開ける(ネジは2本だけ)

3.銅色のヒートシンクがネジ4本で留っています。これを外す。

4.ヒートシンクはチップセット側にも伸びていて、こちらも外す(ネジは2本)

5.全てのネジを外すとヒートシンクが2.3cm浮かすことができ、CPUにアクセスが出来ます。

6.CPUマウントのネジを緩め、付いていた古いCPUを外します。

7.そして新しいCPUに付け替えます。

8.以上、逆手順でもとに戻して完成です。

正味、10分かかりませんでした。

超簡単です。

注意点は、CPUを付け替える際にヒートシンクを浮かせながら入れるので、無理やり入れてCPUのピンを曲げないようにする事ぐらいでしょうか。

 

◆怪しい箇所

1.やはり元のBIOSではCore2Duo T7200を認識せずに、Celeron2.0Ghzという表示になっています。

2.しかし、Linux-MINTでは正式にCore2Duo T7200(2.0GHz×2)と認識しており、CPUも2つグラフに 表示されていて、負荷をかけると、おのおの別々の周波数で動作している事を確認しました。

3.上記のBIOSのCPU表示の問題はあるが、動作的にはT7200を認識しているという事かと思います。
◆CPUの温度について

1.元々のCeleron-M 1.6GHzで動かしている時は、平常時で50℃前後、負荷時55~57℃ほどでした。

2.Core2Duoにしてから確認すると、平常時50~55℃、負荷時60~65℃に高くなりました。

3.ノートパソコン自体、CPUの熱の上がり方がデスクトップと違い高い傾向があるので、使いながら 様子を見るしかありませんが、動画を連続視聴していても、高いのは最初だけで、段々とCPU温度 が低下していき、55℃前後で落ち着くので問題はないかと思います。

 

◆CPU交換後のパフォーマンスについて

LinuxーMINTのMATE 64bitを使っていますが、SSD 120GB(SANDISK)の影響が非常に良く、起動はデスクトップのSSD並みに速いです。(スイッチオンから画面起動まで15秒~18秒程度)シャットダウンは1秒で電源が切れます。

Celeronの頃は、ブラウザでも開いてからもっさり感がありましたが、これが改善されて非常にきびきびとした動作となりました。YOUTUBEの動画もコマ落ちやカクカクするところはありません。

前に使用していたHPの6710bよりも速く感じます。

 

◆おやじの評価

NECのVersaProのCeleron-M搭載のパソコンを使っている人は、交換すべきですね。

理由は処理が速くなるだけではなく、CPU交換が簡単で誰にでもできそうである事、そしてCPUの価格がヤフオク等で購入できれば、1000円未満で仕入れる事が出来ること。

そして、SSDとメモリをフル実装すれば、普通に使えるパソコンに変貌するはずです。

Linuxの勉強用に最適なマシンではないですかね。

それに中古で購入しても、このNECのVersaProってビジネス用で安価で販売されている。
最初からCore2Duo搭載の中古とCeleron-M搭載の中古とよく比較して選んで欲しいと思います。

一言文句があるとすれば、パソコン本体の質感が低いという事ぐらいでしょうか。
これはビジネスモデルだから仕方ないところですかね。その分、中古でも安い筈かと・・・。

Linuxのインストールについては、今回はMINTのMATEを選びましたが、全然問題なくインストール出来た事もお伝えしておきます。

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