バリオスⅠ型のメンテナンスについて –          おやじdemo_CentOSを使う
10月 082018
 

このところ週末になると台風が来たりで天候が悪くバリオスに乗れない日が続いていました。

バイク、自転車等、乗り物が趣味の方はつまらない日だったのではないでしょうか。

私もその一人で、家にパソコンが設置出来なかった事もあり、ノートパソコンが来るまでの間はバイクを掃除したり、乗ったりする事が一番のストレス解消方法でした。

10月に入り、やっと天候も9月に比べれば良くなりました。

バイクはいつもシートを被せてあります。
雨や埃から車体を守るために付けているのですが、雨の日が多かった事もありシートをめくってみるとタンク等が湿気で濡れていました。

これを放置しておくと、フロントサスのインナーチューブが錆びて、オイル漏れの原因になります。

これがシートを被せてある状態の問題です。
雨が上がっても、今度は地面からの湿気がシート内にこもってしまう。
これが原因で色々な個所が錆びたり、曇ってしてしまうんですね。

雨上がりの天気が良い日は乗らなくてもシートを外してバイク自体を干しておかないとダメです。

私のバリオスのような古いバイクはアルミ関係(ホィールやエンジン周り、メッキ関係)に白錆が多く出るようになってしまいますので、必ずピカール等で磨いておく事が大事です。

若い人だと、バイクを乗るだけでメンテをあまりしない人が多いのですが、メンテは重要です。
バイクはエンジンを自分で抱えて走っているようなものなので、メンテ不足=事故につながりやすい。

各部品のネジ・配線が緩んでいないか?
ストップランプ、ウインカーは前後点灯するか?
チェーンは緩んでいないか?
ブレーキのフィールド、冷却水は足りているのか?
タイヤの空気圧や溝は大丈夫なのか?

などなどです。

その確認をしながら掃除や給油をしてあげれば良いと思います。

最近のバイクはインジェクションなので気を使わないようになっていますが、古いキャブレター方式のバイクはキャブレターの状態も乗りながら把握しておくことが必要です。

ガソリン臭くないか?
オイルにガソリンが混じってないか?
ガソリンタンク内が錆びていないか?
始動性は良いか?
アイドリングは安定しているか?
吹き上がりは良いか?

特にバリオス等の4気筒車はキャブレターが4基付いています。
その4つのキャブレターが詰りも無く、同調していないと不安定になります。
古い車種では、キャブレターの調子以外に燃料コックが壊れている場合があります。
負圧コック方式のキャブレターの場合、このケースが大きな問題を起こします。

負圧式はエンジンが始動するとエンジンからキャブにホースで空気を吸い込むような流れになっていて、この空気を吸い込む事で燃料タンクからキャブレターへ燃料が流れる仕組みになっています。

この制御をしているのが、燃料コック(負圧コック)です。

コックのOリングが痛んでいたりすると、エンジンが始動していないにも関わらず、キャブレターがオーバーフローして溢れた燃料がエンジンへ流れてしまう事になります。そうなると止めていたバイクのエンジンシリンダー内はガソリンで溢れ返ってしまう事になります。

勿論、こうなるとエンジンはかかりません。
エンジンがかからない=キャブレターが悪い、プラグが悪い。と思いがちですがこれは違うんですね。

この現象は日々少しずつ燃料が流れていくので、毎日乗っている人はなかなか気が付かない。ただ、「バイクがガソリン臭い」、「始動性が悪くなった」、「燃調が濃いみたい」と感じるはずです。

あまりバイクに乗らない人は、エンジン内に溜まったガソリンがオイルタンクに流れて溜まっていきます。こうなるとエンジンは始動しないというよりもセルモーターが圧での回らなくなるという現象になるかと思います。無理に回すとエンジン自体が壊れる可能性があります。

確認方法は簡単です。
燃料コックからキャブレターへ繋がっているホースを外してみる。(コックは普通のONの状態)

これだけです。

◎正常な場合・・・・燃料は漏れない(負圧が働いている)
×壊れている場合・・燃料が漏れてくる

壊れている場合には、直ぐに燃料コック自体を替えましょう!
ばらしてOリングを替える方法もありますが、古ければ全てアセンブリーで交換した方が安全です。

コックを交換したら、念のためオイルも新しい物に交換した方が良いでしょう。
ガソリンが混じったオイルでは粘度が下がっているのでエンジンに良くありません。

これから寒い時期になってくるので、「もうバイクは少し休眠」という人もいると思いますが、2.3ヶ月乗らないという事であればキャブレター内のガソリンは抜いておくのがベストでしょう。キャブレター下部にドレンの抜くネジが付いているはずです。

燃料タンクはガソリンを満タンにしてフューエルワン等を入れておくのがベストです。
満タンにしておく理由はタンク内が蒸発した水滴で錆びるのを防ぐためです。

私は、寒くても雪が降った後以外は、ワークマンのイージスを着て乗るつもりでおります。

冬は冬で寒いけど良い景色があるんだよね。

安全に安心してバイクが乗れるようにメンテナンスを怠らないようにしたいと思います。

  3 Responses to “バリオスⅠ型のメンテナンスについて”

  1. はじめまして。質問お願いします。バリオス2をヤフオクにて購入しました。届いてすぐエンジンをかけてもらい 1発でかかり ガソリンもほとんど入ってなかったのでガソリンスタンドに行く途中でガス欠して押してスタンドに行きガソリン満タン後エンジンストール後エンジンが止まりネットで調べてタンクキャップを開けるとエンジンがかかる状態でしたが昨日はタンクキャップ開けてもエンジンがかからなくなってセルを回していたらタンクキャップの鍵穴からガソリンが吹き出て来るようになりました。何が原因かさっぱりわかりません。どうかよろしくお願いいたします。

  2. 小林さんへ

    その原因はタンクキャップの空気口が詰まっているからです。

    少し走るとタンク内に空気が供給されすにキャブレターにガソリンが流れなくなってしまいます。

    解決策としては、一度六角でガソリンキャップを外して、小さな穴が詰まっている筈なので掃除して汚れやゴミを取り除いてください。

    ガソリンの鍵穴からの逆流については、空気口が塞がっている状態なので唯一の鍵穴から空気の出入りをしているのではないかと思います。

    そしてガソリンの給油の量ですが、目一杯給油しない方が良いと思います。
    タンクギリギリまで給油すると鍵穴から出てきたりしますし、バイクを走行中にコーナーで倒したりすると漏れる可能性もあります。

    ほどほどのところまでの給油をしてください。

  3. 小林さんへ その2

    もしかしてガソリンが無くなった時にガソリンコックをリザーブにしましたか?

    場合によっては、このリザーブにした時にガソリンタンクの底に水やらサビやらが沈んでいて、それがキャブレターに流れて調子悪くなる事も考えられるので、一度、ガソリンを抜いて、タンク内部の状態を確認した方が安全かと思います。

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