セキュリティ – ページ 2 –          おやじdemo_CentOSを使う
1月 232014
 

家のサーバーであるATOM-D510ですが、ちょっと前にプロキシとしても動くようにSquidを導入しました。動作も上々です。当初はサーバーに設定するものが無くなり遊び半分でインストールしたのですが、ちょっと良い事を考えました。

それはXPのサポートが切れたら、このプロキシを経由させるという事です。
そして、そのプロキシには、Clamavでウイルスチェック(検閲)を行い、ウイルスがある場合にはブラウザ上で注意を促す、表示もさせない、ダウンロードもしないという形にしようと思いました。

XPにも、現在はウイルスソフトがあり、サポート停止ギリギリまでシグネイチャ(ウイルス情報)の更新をしておき、切れたらプロキシ経由に変更して、ATOMサーバーのチェックとXPのチェックの二重構造のセキュリティにしようかと考えました。少しはましに防御率が上がるでしょう。ドラクエで言えば、防具屋で布の服からくさりかたびらに変更した感じでしょうか。(ちょっと安っぽいですが)

そこで、先ず、既存のclamdのsoket変更と、squidclamavをインストールと設定をします。

◆参考にさせて頂いたサイト ⇔ プロキシサーバーでウィルスチェック(squid+clamav+squidclamav)
・・・・いつもCentOSとScientific-Linuxの設定でお世話になっています。

こちらのサイトを見ながら設定を行うと、squidclamavのバージョンが変わった事により、ダウンロードしてmakeした後のファイル構成やパスが変わったり、エラーが出たりと自分なりにファイル構成を調べて設定を行いました。・・・結構、これが面倒でした。

まぁ、XPのサポート終了まで時間ありますから焦る必要はありません。

途中で嵌ったのは、clamd.confのlocalsoketが設定では、/var/run/clamav/clamd.sock でsquidclamavの clamd_local /var/run/clamav/clamd.sockという形に合わせているのに、ERROR Can’t connect to clamd on local socket /tmp/clamd とエラー表示が出ます。何回も見直しても同様に・・・・(T_T)

原因はsquidclamav を make install した際に、参照する設定ファイルが/usr/local/etc/squidclamav.confになっているのですが、パスが/etc/squidclamav.confになっているではありませんか。これは/usr/local/etc/側のファイルを修正するか、/etc/squidclamavにリンク(シボリックリンク)を張るか、どちらかすれば良いと判明しました。

そして、clamd及びssquidを再起動して、嘘ウイルスzipファイルを(参照するサイトにある)ダウンロードできるか?確認をします。すると・・・

おおぉ~! ブラウザが起動し「このファイルはウイルス云々」と表示され、ダウンロード出来ません。
悩んだ甲斐があったもんだぜ。

◆おさらい◆

1.このsquidclamavを動作させるためには、httpdとclamavとsquidを先に設定しなくてはならない。
2.参照するサイトの情報(バージョンが違う)が古いケースもあり、何種類か事前に見ておく
3.ウイルスが表示されない場合には、サーバーのsquidのキャッシュとブラウザのキャシュも削除する
4.起動をしていても、嘘ウイルスチェックが出来なければ信用できないと考える(logを確認)

先にsquidを普通に立ち上げて、プロキシとしての動作を確認してみましょう。
内容的に隠蔽するような事は必要ありませんが、機能としては確認してみてください。

これでXPをこの串経由にすれば多少はましになるかも知れません。

自宅に鯖ありの方はいかがですか。

1月 222014
 

このスペルでわかる方いらっしゃいますか?
T_Tの泣いている顔ではありません。

これは、Internet of Things=IoT と言って、冷蔵庫や電子レンジを含めた家電製品がインターネットと繋がって、スマホなどから状況確認や操作ができるような仕組みの略称です。

新しい分野のスマート家電とも言われていますが、普通の家電製品から車や医療機器、防犯カメラ、建物の空調機器があります。2017年には2,400万世帯に拡大する見込みだそうです。

一般家電製品にそんなに求める事ってありますか?

冷蔵庫に何が入っていて、いつ購入した食品なのか?賞味期限はいつなのか?
はてさて、テレビやレコーダーの予約状況、エアコンやお風呂を何時に設定するとか。
これから呆け老人が増えるのに大丈夫なんでしょうか?
自分で設定しておいて忘れてしまう、「俺はそんな設定していない」など言い出しかねません。

家電自体が言葉で喋って動いてくれれば楽ですが、スマホや本体でデータを入力する必要もあるし、家の奥さんにそんなデジタルな行為を求めても無理のように思います。逆に全部やらされそうで嫌な感じしませんか?

家電は家電でも中にはOSが入っていて制御されています。
ということは、セキュリティ面も考慮すべき事項になります。

ニュース記事にこんなものが出ておりました。

itmediaニュース1月22日付より引用です。

冷蔵庫が迷惑メールを発信?「モノのインターネット・IoT」のセキュリティ不安が現実に

テレビや冷蔵庫といったスマート家電から防犯カメラやビルの空調、医療機器に至るまで、あらゆる機器がネットにつながる「モノのインターネット」(Internet of Things=IoT)が普及する中で、IoTに対するセキュリティ不安も高まっている。米セキュリティ機関のSANS Internet Storm Centerはこの問題にスポットを当てたWebキャストなどを開催。企業向けのデータ保護サービスを手掛けるProofpointは、冷蔵庫などのIoT機器から迷惑メールが大量送信されているのを初めて確認したと発表した。

 Proofpointによると、2013年12月23日~2014年1月6日にかけて、10万台位以上のコンシューマー機器から75万通以上の迷惑メールが発信された。ホームルータやマルチメディセンター、テレビといった機器、それに少なくとも冷蔵庫1台が不正侵入され、攻撃の踏み台として使われていたという。

 攻撃者はボットネット型マルウェアを使って他人のコンピュータを操るのと同じ手口で、ホームルータや家電などを「thingbots」(モノのボット)化して操り、不正行為に使っていたとされる。

 こうしたデバイスはセキュリティが手薄で、PCよりも簡単に不正侵入されてしまう可能性があるとProofpointは指摘する。多くは設定ミスがあったりデフォルトのパスワードを使っていたりして、完全に無防備な状態で公のネットワーク上にさらされているという。

 スマート家電などネット接続型デバイスの台数は今後数年のうちに、ネットに接続されたコンピュータの台数4倍に達するとの予想もある。IoTを使った攻撃の発生は、セキュリティ上重大な意味があるとProofpointは警鐘を鳴らしている。

 危険にさらされているのはコンシューマー機器にとどまらない。プリンタや防犯カメラ、空調、ビルの警報装置、医療機器、車など、あらゆるモノがスマート化されてチップが組み込まれ、ネットに接続されるようになっているとSANSは解説する。

みなさん、どう思われますか?

一般家電製品であれば高齢者も使用します。
もちろん、家の奥さんのようにパソコンに疎い人も使います。
そんな方々が狙い撃ちされそうですよね。

冷蔵庫が迷惑メール配信くらいなら笑えますが、扱い方(変に操作された場合)人の命に関わるような設定をされる懸念もありませんか?防犯カメラなんて、事件後に操作されて、押収される前に消されたりする事だって可能性が無い訳ではありません.

家電にも注意しなくてはいけない世の中っていうのもどうですか。

1月 132014
 

家のATOMサーバー(CentOS6.4)ですが、毎日のようにApacheとmailサーバーに攻撃があります。
今年に入って攻撃してくる回数も多くなっているように思えます。
アクセスログを見ると同じようなIPを使用しているケースも多く、会社などのサーバーやパソコンが乗っ取られていて、一度、そのIPが遮断されても他のIPを使って攻撃をしているように感じています。

サーバーを運用されている方は細心の注意をして欲しいと思います。

さて、今回は一家に一台ネットに繋がないPCが必要という題にしてみました。
XPもサポート終了でネットに繋げないで使用を継続してゆく、という考え方も出来ると思っています。家で使用する作業には「ネットを見る」、「SNSを書き込む・読む」、「ゲームをする」、「メールを書く・読む」、「書類を作成する」など個人個人違った使い方であると思います。

XPがサポート終了になった場合には、ネットワークから切り離し、スタンドアロンのマシンとして使用すると考えている人も多いはずです。今までXPを使用していた時のデータやソフト等の資産がそのまま生かされますし、特に仕事面(ワード・エクセル・アクセス等)の書類作成には打ってつけかと思います。

ただし、これはXPマシン以外にもパソコンを所有していないとダメです。
家ではスマホとタブレットでネットするから不要だ、という人なら大丈夫です。
他に最低でも1台ネットに繋げるパソコンがあればこのような環境でもOKだと思います。

何しろ、どこから情報が漏れているのかわからない。
ウイルスだって、ちゃんと検閲されているかも分からない。

そんな状況下でクレジットカード情報やID、パスワード、個人情報などを入れておくのはどうなんでしょうか。ネットで遊ぶ事を目的としたパソコンには重要なデータを登録やファイルを保存をしておかない事です。

それであれば、お金を掛けない一番の方法はネットを遮断して、単独PCとして使用することです。そうすればLinuxを入れなくても、windows7を入れなくても、そのまま使用する事ができますし、いままでと同じソフトも使用することが出来ます。

特に高齢者の方は、家でめったに使わない場合には、こちらで充分。
複数台パソコンを所有している人は、大事なデータはXPに移動させて、必要な時にそのデータを見る、管理するという手法でいけば安心・安全です。一年に何回かしか使わない年賀状の印刷とか、そんな作業なんかそれで充分ですよね。

私の家には、windows2000もまだありますし、XPもスタンドアロンとして1台は残そうと思っています。というのが、word,excelの最新版が使いにくいからです。くだらない作業に時間をかけたくないので扱い易いソフトで動かし、USBメモリをウイルスチェックをした上でファイルを移動させて使うようにします。・・・USBメモリを媒介して感染するウイルスもあるので安全と思わず、必ずウイルスチェックをするようにしてください。

家ではあまりネットを見ない人はこれで充分です。

だけど、ネットに繋げたい、と言う方はLinuxにするか、windows7かwindows8に入れ替えるか、新しいPCを購入するかはお財布と相談して進めて欲しいと思います。