高齢者 – ページ 2 –          おやじdemo_CentOSを使う
2月 152023
 

前ブログでは自宅での介護について書きました。

これから介護をしなくてはならない人も現在介護をしている人も、将来的には自分たちもこのグループに入るという事を理解しておく必要性があります。

「俺は誰の介護も受けん!!」

そう息巻いている人ほど、後になって家族に面倒をみてもらわなければならない人が多い。本人はもう家族が大変であるとか迷惑がかかるとか、そのような事を思いやる気持ちは感情的にも無いに等しいです。

それよりも、そうなった場合の家族の対応について、元気な内に本人含め話合いをしておく方がよっぽど良いと思います。

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高齢者になると、直ぐに喧嘩口調になったり、自分が言った事を忘れたりするので、あとあと家族が一番困る事になります。

金銭的に余裕があるのであれば、高齢者施設に入ってもらうのが一番良い方法です。

誰にも迷惑を掛けずに生活する事が出来ます。
ただ、身内の感情として「これで良いのか?」と度々思う事はあるでしょう。

結局は「施設に入った本人が良かった」と思うかどうかです。

我々の年代では年金も少なくなり生活を維持するのも大変になると思います。
果たして、自分が施設に入るだけの資金を残す事ができるかも分かりません。

老夫婦だけで出来るだけ生活をして、もうどちらかが介護が必要になってきた時に子ども達に助けてもらう方法になるでしょう。

でも、ここが一番の問題でもあります。

大変になってきたところに世話しに同居してくれるでしょうか。
息子の意見は嫁さんの意見でもあるし、この逆もあります。

私としては、このような状況になる前に世話してくれる人たちと同居をして経済的に余裕があれば、それで子ども達を手助けする事も必要なのではないかと思います。

そうなるとお互い「いつも助けてもらっているから、今度は助けてあげないと」という気持ちになるのではないでしょうか。

健康な内に生活を一緒に始めた方があと後に良い結果になると思います。

大事な事を先延ばしにして良い事は一つもありません。

2月 132023
 

家に高齢の介護者がいると何もかも高齢者に合わせた生活になっていってしまいます。

私の家が今そうであり、平日は介護施設に一日おきに行き、昼間は家内がパートの仕事を減らし、面倒をみています。

土日は介護施設もお休みであったりするので、自宅で介護、面倒をみることになっています。

この生活が3年近く続いています。

当初はまだ認知症が進んでおらず、体もまだ動かせていた状況であったが、今は歩くのも座って立つのも介助が必要になってきました。

食事するのも一人では難しく、子どものように口に食べ物を運ぶまでにボロボロとこぼしてしまいます。

こんな様子を見ていると下手に長生きするのもどうかと考えてしまいます。

一番苦労しているのは家の嫁さんで、毎日毎日、トイレ行くにしろ、着替えるにしろ、風呂に入れるのも全てやっています。

たまには外でストレス解消をさせてやりたいと思ってはいるが、介護が必要な高齢者、そして認知症を発症している人を家に一人留守番させる事が出来ない。

よって、外食もドライブも家族で行く事が出来ない状態になっている。

今後は私のように自宅で高齢者を介護しなくてはならない人が増えるのではないかと危惧しています。

というも家の婆さんは看護婦をしていた事もあり、年金も私が65歳から貰える金額より全然多いが、老人ホームに入れるほどの財産がある訳では無い。

年金が少なくなればおのずと自宅で面倒をみなくてはならなくなる。
我々の世代がこの事に当てはまる。

人生で一番自由になれる65歳前後が縛られてしまう事になってしまうのだ。

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認知症にもなれば、段々とぼーっとしている時間が多くなって、会話も成り立たず、うつろな目で空間を見ている。

このお婆さんは看護婦で夜勤も多くこなしていた。
仕事が趣味という人間であった。

だから退職後は、家でやる事が無くなり、元々趣味も何も無い。

体が元気な時には体操など地元の自治会の集まりに出掛けていたが、そこまで歩けなくなると何もしない事で認知症が進んだ。

やはり元気な内に、一人でも楽しめる何かを作っておいた方が良い。
それが記憶や認知症を遅らせる要因にもあると思う。

家で何もせずぼーっとテレビを見ている、空間をただぼーっと見つめている等の症状がある人はもう認知症になっている。

そこまで行く前に頭う使う、手先を使う、体も動かす、会話をする事で脳の延命は可能ではないかと私は思っている。

いつも一人でぼーっとしている高齢者が危険なのだ。

自分も息子には「俺や家内が認知症になったら気にしないで施設送りにしろ!」と口がすっぱくなる程言い聞かせている。

そして認知症になったら、今までの父親・母親だと思うなという事も伝えている。

問題なのは人生で一番自由な時間になれる時に介護という仕事で自由が無くなる事だ。
介護時間が長ければ長い程、自由な時間は少なくなる。
下手したら、介護が終わる前に自分が認知を発症するなって事も考えられる。

まだ3.4年の介護で何を言うのか!

という事もあるのかも知れないが、子ども達にはこのような介護で自分の時間を潰して欲しく無いと私は思っている。

人間、人生80年くらいで丁度良いのかも知れません。

12月 082022
 

長野県の公園が一人のクレーマーに文句を言われ閉鎖したというニュースがありました。

皆さんは、このニュースどう思いましたか?

少なからず、どこの公園でも近隣の住民からのクレームはあるものです。
大体が、「子どもの声がうるさい!」という事が圧倒的に多い。

子どもの声がうるさいと思うかどうかです。

大声を出して走り回っているのが普通の子供です。

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これは昔から子どもの行動自体が変わったのではなくて、高齢者の感覚が変わってきているのではないかと思っています。

この感覚が問題です。

・自分さえ良ければいい
・元々、子どもが嫌い
・自分の思い通りにいかないと気が済まない

もしかするとクレーマーという人はその人の性格ではなくて、一種の脳の委縮による感情コントロールが出来ない人ではないかと思っている。音や声、臭いに敏感になる。というのも人に依っては多いらしい。

高齢化による前頭葉の委縮でどんな症状が起きてくるのか?

脳の前頭葉という部分は脳の中でもどんな役目を果たしているのか謎の部分が多かったようです。

近年分かってきた事は感情をコントロールする部位であること。

前頭葉の機能を調べてみると・・・

前頭葉の役割 前頭葉は、人が行動を開始し、または抑制する機能を司ります。 さらに、生活をする上で必要な情報を整理、計画して処理・判断することも前頭葉の役割です。 加えて、自己を客観的に捉えることや感情を持つこと、言葉を発することができるのも、前頭葉が機能しているからです。

とあります。

皆さんの近所でも高齢者で、何となく怒りっぽい人、文句ばかり言う人、同調性の無い人、等など見掛ける事があると思います。

相手の怒りに対して怒りで対抗すると相手は納得しない。
口喧嘩のような対応が一番良くないという事です。

何かそのような面倒臭い人と関わらなくてはいけなくなった場合には・・・・・

・こちらから何も言わず全て喋らせる
・頷いて聞く
・自分の言い分を喋れば納得する
・話の上げ足を取らない(逆効果)

というケースがほとんどのようです。

これは痴呆の老人にも当てはまる事ですが、普通の人でも長時間怒っている状態を維持できる人はいません。

怒るのも体力がいるんですよね。

ある程度自分の言い分を喋ったところで、「もうこの人に言ってもしょうがない」という気持ちになってくる。

「自分の話を聞いてくれた」、「この人は分かってくれたから、怒っても意味が無い」という感情になる。

これから高齢化社会になっていき、このような老害的な接触も増える可能性が高い。

他人事と思わず、自分で一歩引いた対応をして欲しいと思います。