mini-ITX – ページ 2 –          おやじdemo_CentOSを使う
12月 062014
 

もう12月に入って6日が過ぎました。
時の経つのは早いもので、あっという間に年末になりそうです。
この年末年始に省エネパソコンでも組み立てるか!と考えている人もいるのではないでしょうか。Linuxに挑戦しようとしている人もいるでしょう。

趣味として、パソコンの組み立て、特にMini-ITXは少ない予算で作る事の出来るパソコンではないでしょうか。セカンドマシン、テレビに繋げる、サーバーにするなど省エネパソコンであれば、色々な使い方ができるのではないでしょうか。

ここに来て、やる気満々のASRockから遂に「Pentium J2900」搭載のMini-ITXマザーボードが発売されました。ECSからも出ていましたが、ASRockの製品を待っていた人が多いと思います。値段もそこそこ、新しいCPUのマザーボードを早く売り出す、性能も良い。

この、Pentium-J2900ですが、消費電力10W、4コア、2.41GHz、TB時2.6GhzというMini-ITXの中でも性能面では一番ではないかという製品です。検討するのは、J1900製品との値段、性能面での比較となるでしょうか。

J1900は4コア、2GHz、TB時2.42Ghzという仕様です。
価格は8,000円前後、一方、J2900は15,000円前後です。
倍近い値段の差がありますが、性能は倍違うのかというと、そういう事では無さそうです。自作するのに安くなったJ1900も捨て難い、しかし、今後の事を考えるとJ2900を買っておいた方が良いのかという判断で悩むところです。

しかし、7000円違うと大きいようにも思います。
なぜなら、その7000円で128GB程度のSSDが購入できるからです。
HDDと違い、SSDで使うなら、起動も速く、その性能面をカバー出来る。
私だとそういう風に思ってしまいます。

そして、搭載するDDR3のメモリです。
J1900であれば、MBのメーカーによってはデスクトップ用の余っているDDR3メモリの使いまわしが可能ですが、J2900の場合には、ノート用のSO-DIMMを購入しなくてはなりません。どちらにしても、最低でも4GBは搭載したいところです。こういった部品面での費用も選択を大きく左右します。

結論としては、使い方次第です。

windows-7,windows8.1で普通にデスクトップで使うならJ2900+SSDが良い。
セカンドマシンなどの目的であれば、J1900+SSDでも悪くは無い。
ファイルサーバーにするなら、C70やJ1800やJ1900のHDDで充分。

子供に使わせるパソコンとして考えている人は、J1900+SSD+余ったHDDという仕様がコストパフォーマンス的にも悪くはないし、temp,インターネット履歴、一時ファイルや自分のデータ等の書き込みが必要なものはHDD側にセットアップしてあげれば、SSDも長持ちするのではないでしょうか。

少し前に記事にした、AMDのアスロン5350(Kabini 4コア)も悪くはありません。
最初からRadeonが付いているというのが利点です。
動画をきれいに見たい人は、AMDを選択するのも一つの手段です。

AMD記事はこちら http://arctica.sakura.ne.jp/cent/archives/3293

8月 032014
 

今年も色々なMBが発売されています。

特に当ブログでは省エネタイプのmini-ITXを主流にご紹介をしてきました。
ほとんどの方はメインで使うパソコンがあり、セカンドPCや自宅サーバーにするための購入かと思っております。少し前までは2コアのAPUがこのmini-ITXのMBでは主流でしたが、2014年にはBaytrailのCeleronの4コアが登場し、AMDもA4-5000という4コアのAPUを出しています。

今後はMini-ITXでも4コアがメインストリームになると思われます。
現在、Mini-ITXを検討されている人は4コアのAPU搭載MBを選択すべきです。

IntelのCPUではJ900やPentium-J2900が販売されていますが、上位CPUのJ2900はECSから発売されている物だけで他のメーカーからは発売されていないと思います。少し値段も高いですし、メモリスロットが1つであったりと仕様的に残念な部分もあります。

ecs_bat1

メーカー的にはこの小型MBであるmini-ITXに力を入れていると思わせるのが、ASRockとECSではないでしょうか。ECSは前投稿にも記事を書きましたがLIVAという小型パソコンも発売しており、今後も省エネ、小型のパソコンやMBを発売してくると思います。

2014年前期において優秀(価格とスペック・仕様)と思われたのがASRockのQ1900-ITXではないでしょうか。

Q1900-ITX2現在の価格を見ても9000円程度で購入が可能で4コアのJ1900を搭載しています。これに128GBのSSDと4GBのDDR3を2枚=8GBのスペックで組み立ててもケースを考慮しても3万以内に収める事も可能となります。HDDにしたり、メモリを4GBにしたりすればもっと安く仕上げる事だって可能です。段々と値段もこなれてきた感があるASRock-Q1900は、今購入を検討している人は最優先で検討すべき商品であると思います。

Linuxで使用するには、このBaytrail-DのCPUについてはインストール出来ないとか色々と情報がありますが、ubuntuなどは最新のVerでも問題は無さそうですが、CentOSなどは情報も少なくきちんとインストール出来るのかは現時点では分かりませんが、発売されてから時間も経過しているのでディストリビューション側も対応してくれるのではないかと思っています。OSについてはLinuxを使うのかwindowsを使うのかによって初期投資の予算も変わってくるので、Linuxで使いたいと思っている人はubuntu-14で使用するのが安全なようです。

私は現在セカンドPCとして、AMDのE350を使用しています。OSはもちろん、CentOS-6です。E350は2コアなので、動画再生やデスクトップの画面表示でもたつく事がありますが、J1900であれば周波数もE350(1.6GHz)よりも高く、4コアという点では優秀なセカンドPCになると思います。AMDの4コアであるA4-5000については、価格が高いというのが難点でしょうか。そして周波数(1.5GHz)も微妙なところです。AMDのmini-ITXの良いところは、最初からVGAがRadeon-HDがオンボードになっている点です。横長のワイド画面でも3Dも美しく表示する事が出来て、Linuxを使用しても専用にドライバーを当てればwindows同様に美しい表示となります。IntelのCPU搭載MBも最初からGeForceをオンボードにすべきでないかと思っています。たとえ1000円.2000円ほど価格が高くても、こちらの方が後々お得のような気がします。

A6800AN
そう考えると、AMDのA4-5000の価格も納得せざる負えないのか?という事です。
問題なのは同じ4コアでも微妙な周波数というところだけでしょうか。

AMDにはもう少し頑張って欲しいと思っているのは私だけ?

6月 122014
 

ECSからBay Trail-Dで最上位のPentium J2900を搭載したmini-ITXが発売されました。CPUはクアッドコアで、ベースクロックは2.41GHz、Burst時は2.66GHzとなります。TDPは10W、もちろんファンレスです。

◆詳細のページは → TDP 10W/4コアのPentiumを搭載したMini-ITXマザーが発売

ecs_bat1ecs_bat2ecs_bat3

外見的には、ECSらしい質実剛健の古風なヒートシンクというところでしょうか。ASUSのように金色ではありませんし、これはGAROで言えば「銀狼」ZERO仕様と言う事にしましょう。えっ?GAROは「学生街の喫茶店」?それはおやじ的には分かりますが、古いフォークグループです。GAROは黄金騎士の「牙狼」の事です。(分からないという人がいたので写真を掲載する事にしました)

ZEROはこんな感じで鎧が銀色で二刀流です。お馬さんも銀色です。

zero1zero2

そしてCPUは昔の名前で出ていますPentiumです。
Core2辺りから何故かPentiumという名称が中途半端なCPUの代名詞になっているように思えます。Celeronより値段は高い、i3やi5よりも性能が低く、Celeronのニッチ的な周波数とスレッドになります。intel的には、登録商標を残すだけのような物と思っていましたが、まさかmini-ITXで復活するとは思っていませんでした。

多分、皆さんもそう思っていませんか?

なぜ私がGAROで例えると銀狼(ZERO)にしたのか?その理由は以下の通りです。
ECSらしい製品と言えば製品なんですが、SOーDIMMのスロットが1つだったり、SATA3GBが2つだったりと、なぜが補機類というか仕様を安くしている?せめて、メモリスロットは2基で16GBまではサポートして欲しいですし、SSDを取り付ける事も考慮して欲しかったように思います。対応OSはWindows 7/8/8.1(64bit)と言うことです。ちょっとした機能の一部が性能の一番良いCPUを殺してしまっているように思いました。このクアッドコアで4スレッド性能であれば上記の仕様があって生きてくるように思えてなりません。

うぅ~おしい。やはり黄金騎士にはなれないのか。

市場価格は15,000円前後のようです。
高いとみるか安いとみるか・・・・。

BayTrailのPentiumであなたはGoGo!しますか?