scientific – ページ 2 –          おやじdemo_CentOSを使う
2月 172014
 

このところwindows-7と周辺機器についての話題ばかりでしたので、今回はLinuxの話題を書きたいと思います。

私の家ではCentOS5と6、そしてScientific-Linux5と6を使っています。
5は両方ともx40のノートパソコンにインストールしてあります。そして、6はATOMサーバーとE350のdesktop、そしてE6600のASUS-P5PE-VMにはScientific-linux6がインストールされています。サーバーはGUIであるgnomeを入れていません。E350とE6600はgnomeのdesktopとしてサブマシンとして活躍しています。

E350は消費電力も喰わないし、windows-7になる前までは、こちらがメインマシンであるかのように使用していました。何しろ、メモリ搭載量が一番多いのが、このE350で8GBも積んでいます。desktopとして使用しているので、メールやネット、データ保管、サーバーのファイルバックアップとして使用している上、動画再生でも活躍しています。

一方、E6600は少し前に書きましたが、リビングに設置してあり、家族と一緒にいる時にサーバーを確認したり、ブログを書いたりとdesktop機として動いています。最初にLinuxをインストールすると、色々試したくなる事が沢山あるんですよね。例えばApacheを設定してみよう!とかPosyfix+dovecotを設定してみよう!とかお試しマシンとしてしまう事があって、その行為がちゃんと動作する形で済んでいれば問題無いのですが、中途半端に設定を止めたり、きちんと稼動していない、いわゆるエラーありの状態のまま、サービスを動かしているとdesktop機としてパフォーマンスが低下しますし、機器が不安定になる要因でもあります。

私も最初は一台のマシンにサーバーでもないのに色々なサービスをインストールしてましたが、途中でどこまで設定したのか、問題を抱えたまま放置してしまい、結局、再インストールしなくてはならない状態に陥った事があります。

XPからLinuxをdesktop機として使用する場合には、二通りの人がいると思います。
それは、そのLinuxのdesktopをメインマシンにする人とサブマシンとして使用する人です。
サブマシンで使用する人は、他に安定しているwindows機があれば多少の冒険もOKですが、一台しか無い人は冒険すると使えなくなるという事もあり得る話なので、ここは安定したLinuxのdesktop機を使用するために色々なサービスを動作させる行為は止めて、安い中古マシンを用意するとかして、そちらで勉強用の設定などを試した方が良いと思います。

それでなくてもLinuxのdesktopはメモリを欲しがりますし、隠れて動作しているサービスも不要な物は止めてCPUの消費、メモリの消費を抑えるという面の設定というかチューニングをして欲しいと思います。サービスの停止方法はネットで検索すると細かく説明してくれているサイトが沢山あるので、作業する前に見て、頭の隅に不要なサービスの意味合いなども覚えておいて欲しいと思います。

きちんとチューニングされると起動も速くなるし、シャットダウンも速くなり、メモリ、CPUの消費も少なくなってパソコン自体の動きが良くなるのが分かると思います。インストールしても何か重たい、動きが鈍いと感じた場合には、先ず不要なサービスを停止させましょう。・・・その前にメモリが少ない人は中古メモリでも構わないのでdesktopとして使用するなら最低でも2GB以上積むようにして欲しいと思います。x40などノートパソコンの場合には積める限界があるので、出来ればMAXまで積んで欲しいです。前のパソコン環境だとSWAPするのも止む負えないという感じでしたが、現在は、なるべくSWAPさせないようにメモリも積むという考え方が基本です。

サービスも適当に停止すると、起動しなくなったり、キーボード、マウスが動かなくなったりするので、注意して作業して下さい。また親子関係のようなサービスもあるので、こちらも注意して欲しいと思います。

安定したLinuxのdesktopを使用して良さを分かって欲しいと思います。

2月 142014
 

私の職場の同僚もPCが大好きで、暇が出来ると私とPC談義をします。
彼の場合には、自作派ではないので、DELLのPCをカスタマイズして発注したパソコンを所有しています。私と彼は、ここ1年半程の付き合いになりますが、私がX40を持ち込んで仕事をしたりするところを見てLinuxに興味が湧いたようでした。

しかし実際は私が専門書(初心者向けのLinux本)を貸しても結局はwindowsに逆戻りしてしまいました。

彼曰く、「難しくて全然分からない」という事でした。
私の場合には、その本を見てLinuxをはじめてインストール出来たし、サーバー設定も入口まではその本が導いてくれました。詳細は書かれていませんが、どこのファイルのどこを追加・変更すれば良いのかが分かります。そこまで簡単な本でも人によっては難しく思えてしまうのかも知れません。

でも大事な事は「分からなくてもチャレンジすること」だと思います。

そこを避けているといつまで経っても前には進みません。
分からないながらもインストールしてみる、いじってみるという行為が必要です。
人間はどうしても安心できる物の方へ向いてしまいがちですが、どんな事も最初はチャレンジする気持ちがなければ会得する事も出来ません。

Linuxを最初からwindowsと同様に使いこなそうと思うこと自体が甘いので、インストールして、それから自分で触り徐々に使える範囲が広がってゆくのです。その過程無くして使い切るのは難しいと思います。それもこれもwindowsという使い方が基本として馴染んでしまっているので、違う方法での処理に戸惑ってしまうだけの話です。ですから決して難しいという訳ではありません。

デスクトップとして使う場合とサーバーとして使う場合では扱い方が変わってきます。
サーバーで使用するならX-windowをインストールしないでテキスト表示で操作をした方が無駄にGUIで使用してしまうメモリを使わないで済みます。設定する時にはGUIを使用して、設定が終了したら起動モードを変更してCUIモードにする方法もあります。

ここでXPのパソコンを自宅のファイルサーバーにしようと考えている人も多いと思いますが、最初にインストールをして、SSHの設定を行ってからは、windowsにTeraTermをインストールして、windows側から端末で遠隔操作をすれば楽しいと思います。サーバーで使用するなら、キーボードやマウス、モニターなどの配線を外して本体だけで起動で大丈夫です。置き場所も考慮して、邪魔にならない涼しいところが良いのではないでしょうか。

今までXPで使っていたパソコンなら、一度、本体の蓋を開けて、掃除機で埃を吸い取ったり、排気ファンを静音の物に交換するとかの対処をしておく方が長持ちします。メモリも不足しているなら、中古でも構わないので型番(DDR?DDR2?)を調べて足して欲しいと思います。プリンターも最新の物でなければ、このサーバーに繋げてwindowsから印刷させる事も出来ます。1本のネットワークが繋がっているだけで色々な事が出来るようになるので楽しいと思います。必要なサービスはsambaです。sambaで検索すれば設定方法を詳しく説明しているサイトが沢山あるので、まずは見て設定の流れを簡単に頭に入れておきましょう。

XPの後はCentOSで。

2月 052014
 

今年はXPが終了の年でもあるので、ここで初めて64bitのOSにされる方が多いのではないでしょうか。
私もXPでは32bitを使っていて、別段不自由さを感じてはいませんでした。
LinuxであるCentOSも64bitと32bitがありますが、特に64bitだからと言って速い訳でもありません。

私の感覚では64bitOSの方が不具合が起き易いと思っています。
古いソフトをインストールしたりするときにエラーが出たり、メモリ関係についても不具合が起きる事があります。使い方にもよると思いますが、普通の人なら32bitを選んだ方が安心かも知れません。

趣味がパソコンやメモリを豊富に積まないと出来ない作業とか、そういう特殊?な人でもない限りは、32bitのOSの方が値段も安いし、よろしいのではないですか。

Linuxに関しても同様な事が言えます。
サーバーとして使う場合には特に安定という状態が大事です。
CentOSとScientific-Linuxの64bitを使っていますが、安定感を感じるのは32bitの方です。
ましてはATOMサーバーなのでメモリも4GBしか最高でも搭載出来ません。

省エネMBでサーバーを検討されている人は32bitの方が余計な気苦労をしなくて済むと思います。

windowsに関しては、先ほど使い方次第のように説明しましたが、最新のCPUやMBなどの構成であれば64bitの方が良いと考えますし、1.2世代前のCPUとかであれば、32bitの方が問題が起きる可能性は少ないと思っています。

自作派の人ですとメモリの相性とかで悩んだりする事ありますよね。
インストール時にエラーが出たり、ブルー画面になってしまったりと最悪な時間です。
特にUMAXのメモリと相性が悪いので今後購入しません。
余計な機器の故障を疑ってしまうので最悪ですよね。

64bitのOSの良いところは、メモリが沢山搭載できるし、記憶装置(ハードディスクなど)も大きな容量を認識します。でも今まで500GBのハードディスクも使い切った事無い私にとってみると1TBあれば充分という感じです。他にdata用に1TBがあれば困ることがありません。

私は全然64bitの恩恵を受けていない。
そして64bitの問題だけを受けている。
という残念な現象になっています。

デスクトップで使用するにしても、4GBあれば普通に使えますし、あえて64bitにしなくても良いのでは?