8月 022014
 

技術者の方であれば、Linuxを含め操作方法をなるべく早く覚えなくてはなりません。
それは仕事(商売)としての職務ですから頑張らなければなりません。
しかし、普通の人が趣味としてLinux扱えるようにするにはどうすれば良いのか?
その仕事では無いという部分で精神的に甘えもあるように思います。

~出来ないなら出来ないでしょうがない。

その気持ちが優先されてしまい、難しいところに直面すると投げ出してしまうのです。

windowsという基本OSに体が馴染み過ぎていて扱いの根本の思想がこのOSになってしまている事が要因だと思っています。逆に最初からLinuxを触っていれば扱い方の基本がLinuxの思想となっているので覚えるのにもそうは難しくなかったのでは?と思う事があります。

一言で言えば、windowsの扱い方を基本としないという事です。
全てが違うという事ではありませんが、まっさらの状態で勉強するのが一番ではないでしょうか。

そのためには、毎日、Linuxを起動して端末で何かしらの操作をする。
何かテーマを決めて(ファイル共有設定をするとか)自分なりに設定をしてみる。
出来なかったら何が原因なのか?logを調べたりして考える。
設定が上手く進まず悩むことが多いLinuxですが、そこの部分を解決する作業がとても大事です。

そういった一連の作業の積み重ねで覚えられる場合が多い。
インストールをしてネットとメール程度なら何も覚えるような事はありませんが、せっかくインストールしたLinuxですから本来のマルチタスク・マルチユーザーとしてのOSとして動作をさせてみて欲しいと思います。

すると、今まで使っていたwindowsの長所や欠点、Linux長所や欠点が見えてきます。
そうなった時にはバイリンガル状態と同じで二つのOSを扱えるようになっているはずです。

諦めずに毎日少しずつ触れる。
その積み重ねが重要なんです。
少し使っただけで「使いにくい」、「分からない」なんて言う人は考え方を変えて、これから長く使えるOSにするという意識で使って欲しいと思います。

私のようなおやじでも毎日触って、2年程で何となく扱えるようになりました。
若い方であれば、その半分、1年間触れば、それなりになるのではないですか。
1年なんて長いようで短い機関です。
焦らずじっくり、自分のやり方で進んでいって欲しいと思います。

7月 112014
 

私が最初にLinuxに触れたのはRedHatLinux-8でした。
その頃は、X-windowが起動して感動した記憶があります。
その時には自分でサーバーを構築するなんて考えた事はありませんでしたが、ここから何年か経過をして、時間的にゆとりが出来てから作ってみるか!と奮起してやり始めました。これがつい3年ほど前の話になります。

この2.3年は、Windowsよりも時間的にはLinuxを触る事が多くなり、必然的に扱いを覚えていったという事になります。

現在は、CentOSやScientific-Linux、ubuntuを使用していますが、基本形はRedHat系Linuxです。
ですから、CentOSとScientific-Linuxが私の定番Linuxとなります。

このLinuxを探求するというのは、前にも書きましたが、Linuxによって中身のホルダー形式やコマンドが違ってくるので、ある程度慣れて、相違点が分からないと扱いにくい、覚えにくい存在となってしまいます。どうしても初心者ですと、難しいから、ubuntuにしよう!、やっぱ難しいからCentOSにしようか!と気持ちが変わる事もあるかと思いますが、そこは我慢して、今使用しているLinuxを追及してみて欲しいと思います。

ubuntuなどは、デスクトップ機として使用しているとLinuxをあまり感じさせないような作りであり、ネットやメール、マルチメディアでもそこそこ使えるOSだと思います。しかし、これはあくまでもGUIで使用しているからであり、サーバーとして使用する場合のCUIでは、逆にCentOSよりも扱いは難しいかも知れません。

逆に私はRedHat系のLinuxを先に覚えてしまったからという事もあるかも知れませんが、最初にインストールをして扱ったLinuxの特徴が体には覚え易いのか?とも思っています。最初にubuntuのサーバーを構築していたら、CentOSは難しいという事を書いているかも知れません。

人に依っては、どちらも普通に使いこなせるという人もいるはずです。
これはきっと、日本語、英語、ドイツ語など色々な国の言語を喋る事ができる人と脳みそが同じ構造なのではないでしょうか。若い人であれば、きっと複数の言語を扱うのも容易であると思うし、技術として複数のLinuxを扱えるという優位さもあります。

ただ、最初は、一つのLinuxを探求する事が大事。

ファルダー構成、コマンド、サーバー構築、全てを作業してみて、何の資料が無くても、コマンド操作が出来る。
そして、Logを見て、何がどういう状態なのかも把握する事が出来る。
その上で、新しいLinuxを触ってみると違いが分かるはずです。

毎日、1時間でも良いからLinuxに触れて、体を慣らす。
結局は慣れの問題。

無償のOSである分、多少の努力は必要である。

6月 242014
 

Linuxの場合には色々なディストリビューションが存在していて、何にするか?悩みます。

最初に選択するLinuxは今後使うLinuxの指標となるので大事な要素です。
しかし、どこが、どう違うのか?

本体のカーネル自体は同じでも、取り扱うファイル構成やホルダーの配置、コマンドも微妙に違います。

大事なコマンドはどこのディストリビューションでも同じですが、これはLinuxがUNIX系のOSである所以でしょう。
皆さんはご存知かと思いますが、CentOSはRedHatLinux系のOSです。ScientificLinuxもRedHat系です。この系列が同じであれば、ファイル構成や配置、コマンドもほとんど同じに扱えます。

今はubuntuがLinuxの中でも扱いやすいという事で、windowsしか触ってない人でも使っている人が多くなってきています。何しろ、windowsのようにインストールも自動化が進み、難しい設定をインストールの時にしなくても勝手に設定してくれるし、最新のチップセット以外であれば、ドライバー関係もまず間違いなく入ります。

この最新の機器に適合するのが早いLinuxは、CentOS<FedoraCore<ubuntuでしょうか。
ubuntuとFedoraはLinuxの中でも最新のカーネルを使い最先端の機能を導入しています。
その分、試験的なソフトやドライバーも多くあり、使えるが不安定になるという怪しい部分もあります。

Linuxを使うのであれば、安定したバージョンを使いたい。と誰もが思いますよね。
そういう場合には、偶数番号のバージョンを選択すると安定バージョンという事らしいです。
・・・でもそこまで気にするよりも、安定しているOSを自分で設定して見極める事が大事になります。
色々な失敗など重ねた上で、やっと自分のパソコンにインストールが完成するとLinuxの良さが分かってきます。

ubuntuは古いパソコンや小型ノートPCまで色々なバージョンが存在していて、何にでも適合する良さがあります。
デスクトップでXPの代わりに使用するのであればubuntuが一番お勧めLinuxです。
方やCentOSのRH系はサーバー向けの意味合いが強いOSです。

httpやmail、等自分でサービスの設定を行い動かしたい!と思う人に最適です。
ファイルサーバーなどで、余計なGUIは不要という人にも良いでしょう。
サーバーであれば、あえてGUI(gnomeなど)をインストールをしないで、端末で全てを使いこなすという面白さがあります。

CUIがなぜサーバーに適しているのか?
それは、GUIで無駄なメモリ消費を抑えること。
そして、GUIで起動する余計なサービスを減らす事で脆弱性を少なくする。という事です。
こういう概念がwindowsと違う部分です。

だから、多少遅いCPUでも動作するし、古いパソコンでも生かせるという事です。

話は最初に戻りますが・・・・・・

Linuxをはじめて使いたい人は、何を選んだら良いのか?という事です。

◆デスクトップで普通に使いたい・・・ubuntu
◆サーバーにしたい・・・・・・・・・・・・・CerntOS・Scientific-Linux・Debian
◆古いデスクトップPCを使いたい・・Puppy-Linux・ECO-Linux
◆少し古いノートパソコンに使いたい・・Linux-Mint    あたりでしょうか。

Linuxは基本的に何でもサーバーにする事もデスクトップとして使う事も出来ます。
ただ、初心者向けには初期設定が難しい面があるので、ubuntuをお勧めしています。

やはりサーバー設定を覚えたい!という人は、間違いなくCentOSを選んで欲しいと思います。

6月 062014
 

ついこの間修正したばかりのOpenSSLですが、またしても脆弱性が見つかりました。
全バージョンが対象ですが、1.0.1以前のバージョンをお使いの方はアップグレードして欲しいとの事です。

ご使用されている方は至急パッチを当てるようにお願いします。

詳細なニュースは・・ ⇔ こちら

これはサーバーだけではなく、クライアントでも影響を受けるようなのでご注意ください。