4月 282015
 

5月の連休に入ります。
年末年始と5月の連休は皆さんも楽しみにしているのではないでしょうか。

この5月の連休に、自作PCを作る!、中古PCでLinuxをインストールしてみる!
そういった行動を考えている人も少なくないのではないでしょうか。

このご時勢なので、投資は少なく、見返りは大きくと考えると、自作PCといっても大金を掛けてまで作るのもどうかと思いますし、メインマシンがあり、そこそこ動作するPCであれば、やはりMini-ITXのセカンドマシンや中古まPCを買って、自分なりにチューニングをするというのもよろしいのではないでしょうか。

Mini-ITXのマザボであれば、CPU(APU)は付いているので、ハードディスク(SSD)とメモリとケース(電源)があれば組立てることができますが、予算的には25,000円~30,000円と言うところでしょうか。

中古PCであれば、15000円前後のデスクトップ型を購入して、メモリ増設とディスク交換(SSD)というやり方もあります。この金額ならば、Core2duoE8400やE8500、Core2Quadも狙える金額です。

Mini-ITXは4コアになったとは言え、デスクトップでGUIを動かすのには多少もたつく場面もあるが、中古PCのE8500前後であれば全然問題はないと思う。省電力のセカンドマシンにするか多少、電気は食ってもそこそこ動くPCにしたいのか?そこが分かれ目かと思います。

Linuxを導入してサーバー(CUI)にする。
Linuxのデスクトップ(gnomeやKDE)で使う。
普通にwindowsで使いたい。

それぞれの使い方によっても変わってきます。
サーバーでCUIで使うのであれば、Mini-ITXのATOMでも充分動きます。
デスクトップで使用するならE350以上は欲しい。
中古PCのE8500ならグリグリ動く。

そこは見極めてもらい、検討して欲しいと思います。

初めてLinuxに挑戦するなら、デスクトップでwindowsのような使い方よりもCUIで端末を使い、windowsから操作するようなスタイルで覚えてもらった方が知識は増えると思います。

そうなると、中古のMini-ITXのATOMを安く買うのも悪くはありません。
最新のCentOS-7やubuntuを動かしてみたい人は、スペックもそれなりの物が必要です。
最初は勉強用として、後々自宅サーバーにもできる省電力ATOMで良いのではないでしょうか。

中古のATOMならば3,000円程度から購入出来ます。
ATOMはATOMでもデュアルコアのATOMを選ぶようにしてください。

9月 012014
 

Linuxを使ってみたいというユーザーは沢山いると思います。
しかし、いざインストールするかどうかとなると躊躇してしまう。

普通にパソコンを仕事や個人の仕事用アイテムとして使用するなら、安定性があり、壊れない、処理速度が速い、というOSが良いと思います。そういう点ではwindowsはインストールから、その後の設定など楽チンで使用する事ができるOSだと思います。

パソコンの操作自体が難しいと思っている方は、windowsを使っていても難しいと思っている筈で、LLinuxなんて考えた事も無いと思います。ましては、このブログを見に来てくれている方は、少なからずLinuxに興味があり、すでに導入している、これから導入したいと思っている方々に違いないと思います。

LInuxはそういう使い方よりも、個人的にはwindowsとは違ったOSを使ってみたい。サーバーを構築する勉強をしたい。OSにお金を掛けたくない。などの要素もあり、個人的に使用する意味としては、趣味、または専門職としてのOSであると考えています。

私の場合には、windowsでは無いOSを使ってみたい。古いパソコンをどうにか使えるようにしてみたい。という気持ちで最初はLinuxを使っていましたが、段々とサーバー構築という事にも興味が沸き、CentOS-6で自宅サーバーを構築し、運用をしています。もちろん、デスクトップとしてもScientific-LinuxやLinux-Mint、Puppy-Linuxなども使っています。Linuxとしては同じでもディストリビューションで色々な特徴があり楽しめます。

何しろ、Linuxは色々なディストリビューションが存在し、バージョンも様々です。
いざ、インストールするにしても、どのLinuxが良いのか?バージョンは何にしたらいいのか?
そういう事から始めなくてはなりません。
ネットで色々調べたり、専門書を購入して情報を得たりするのです。
専門書の問題点は、新しいバージョンにはなかなか追い付いていないという事もあり(中身は大して変わらないところですが)、ネットで先人達の意見や問題点などを調べるのが一番の得策だと思っています。専門書は辞書的な役割で分からない部分をちょっと調べて見る、ヒントがあるかも知れないというイメージで私は使っています。

以前から、サーバーで使用する目的ならCentOS、デスクトップで使用するならubuntu(Linux-mint)という意見には変わりはありませんが、CentOSも最新は7が登場し、今までの使い方と違った部分が出てきており、これから初めてCentOSを使いたいと思っている人は、CentOS-6までのものとCentOS-7の新しいものとどちらかを選択する事になりますが、ネット上で色々な情報が得られるのは、CentOS-6です。しかし、CentOS-7は初めから64bitのOS専用で作られているので、コマンドの違いなど扱いが変わっていても、一から覚え始めるという点ではCentOS-7を選択しておいた方が、先々良いのかも知れません。

CentOS-7は64bitであるため、古いパソコンにはインストールできません。どうせなら、クアッドコアのCPUで動作させたいものです。2コアであれば、CentOS-6、クアッドコアであれば、CentOS-7というハード面からみた選択方法もあります。

どちらにしても、インストールしてから、ubuntu系であれば日本語入力の設定やVGAの設定,CentOSであればgnomeの設定など、好みに合わせたチューニングが必要となりますが、これはwindowsとは違い、作業も端末を使って設定をしたり、yumやapt-getといったupdate,upgradeを使用することになります。

自分に見合った環境を作る。
それが出来上がった時の満足感は作業が大変な分、大きなものです。
無償で楽しめるLinuxを使わない手はないと思います。

7月 052014
 

XPがサポート終了となり、自宅に余ってしまったパソコンがそのままになっている人が多いようで、このパソコンを上手く生かせないかという質問を良く頂きます。

パソコンと言っても、種類は色々とあり、一概にこれです!という訳にはいきません。
ここでの選択が一番、今までの経験が生きるところでもあります。

元XPのパソコンはCPUもメモリも当時のスペックで現在のスペックと比較すると高くはありません。
そのスペックでも普通に使えるパソコンにしたい、もったいないから使えるようにしたい、でも何をどうしたらいいのか分からないという人が多く、Linuxと言うと敷居が高い、難しいという先入観で躊躇している人が多いのも事実です。

私も、2.3年前までは、素人同然で、OS(windows)にお金を掛けたくないという単純な理由でLinuxをインストールして使い始めました。最初は戸惑う事(例えば、windowsと扱い方が違う、いわゆる操作方法が異なる)が多かったのですが、これは今思うと,windowsに慣らされてしまっていただけのように思えます。

現在は、両者の良い部分、悪い部分が分かります。
全てLinuxの操作方法や扱い方が悪いという事ではなく、Linuxの方が使い易い面もたくさんあります。

一度頑張ってインストールして、使ってみるのが一番という趣旨の話を質問者の方にはお話しています。

初心者の方は、最初からサーバーにするとか、難しい設定は止めて、普通にデスクトップとして使い、扱いに慣れてからサーバーに挑戦されてみてはいかがでしょうか。初心者がサーバーを設定するのは、見よう見真似で出来ない事はありませんが、管理面・運用面・セキュリティ面の部分が全て満足に設定出来ない状態でサーバーを運用するのは危険が伴うからです。サーバーにするにしても、最初は家庭内のみ、いわゆるLocalサーバーで設定をして、そして自分なりに運用してみる、その上でサーバーを公開する方が安全です。

ニュース記事でも会社のサーバーが書き換えられたとか乗っ取られたとか、ウイルスを感染させたとか記事も読まれている事と思います。一歩間違えると、このような問題を引き起こす可能性もあるので、先ずは扱いに慣れるところから始めましょう。

サーバーにするには、windowsを普通に使っていた時と違い、ネットワークの知識や用語の意味合いなど、それなりに経験として積む、勉強して知識を身に付けるという行為が必要となります。

話は最初に戻りますが・・・・

先ずはXPのスペックを知る事が大事です。
このスペックによって、インストール出来るLinuxの選択肢が変わってきます。

◎CPUがpentium-MやCeleron-M、pentium4のグループA
◎CPUがCore2duoE4000系やE6000系までのグループB
◎CPUがCore2DuoE8000系やCore2Quad系のグループC

と以上のような3系統に分けてみました。
皆さんの所有のXPパソコンはどのグループに属していますか?
どこにも属していない、これよりも古いCPUは、とりあえずグループXとしてください。

◎グループA
pentium-Mはノートパソコンに多いCPUです。
そしてpentium4は周波数が2GHz前後から3GHz前後まであり、性能が周波数とCPUの型番により大きく異なります。私の中ではLinuxとして扱うのが難しいCPUでもあります。消費電力も大きくサーバー向けではないように思います。しかし、XPのパソコンとしては一番多いCPUです。

●Linuxの選択肢  CentOS-5  Linux-mint  Scientific-Linux-5 Xbuntu

◎グループB
ノートパソコンでもデスクトップでも比較的処理速度がまぁまぁのCPUです。しかし、過度な期待は出来ません。

●Linuxの選択肢 CentOS-6  ubuntu  Debian  Scientific-Linux-6  ノートならばLinux-mint

◎グループC
このくらいのCPUならば、普通にwindows7でもwindows8でも使用できるCPUです。Linuxの選択もほぼ全てのLInuxをインストール出来ると思います。それに処理速度も速く、使っていてLinuxの良さが分かるのではないでしょうか。

●Linuxの選択肢 何でもOK

◎グループX
これは、とても古いCPUと言うことにします。windows98やMe、windwows2000の頃活躍していたパソコンとして、CPUはpentium-3以下とします。メモリの搭載量が512MBあたりと少ないパソコンが多いはずです。

●Linuxの選択肢  Puppy-Linux  eco-Linux

◎各グループでも大事な事
グループB、Cは現役で使える性能をもっていますので、メモリが1GB以下であれば、最低限1GB、余裕があれば2GBを搭載してください。1GBのメモリ(DDR2)を2枚購入しても3000円前後です。4GBあればスワップもしないような扱い方が出来ます。後にサーバーにしても使えます。ここはケチらずに2GBを2枚の合計4GBで使ってみてはいかがですか。
グループAも同様ですが、こちらはノートパソコン関係で積めるメモリ量も限られている場合もありますが、Mであれば大体1GBから1。5GBは搭載出きると思います。これは調べてなるべく最大限のメモリを搭載する事で動作も軽くなります。

最初はデスクトップとしてインストールをお勧めしていますが、最初から面倒を掛けずに、機器の認識やマルチメディア系のソフトが導入出きるのが、ubuntuやmintではないでしょうか。こちらはVGAについても、結構簡単に認識してくれるので有難いと思います。自宅サーバー用途であれば、CentOSが良いと思います。

理屈よりも、最初は使ってみるのが一番です。
気に入らないと思えば、違うLinuxを入れてみる。
そんな使い方で慣れる事を優先にしてみてください。