9月 232014
 

私のパソコンの中には、未だにpentiumⅢやceleron1Gなどlinuxで使っています。
部品が壊れていない、通常に動くのであれば、何かしらに使ってあげたいという気持ちです。

ご承知の通り、マイクロソフトのwindowsは、ある一定のハード区切り、それ以降、古いパソコンへのOS提供(アップデートなど)しなくなります。このサービスが無くなると、元々穴の多いOSなのでウイルス感染やマルウエアで乗っ取られる可能性が非常に高くなり、第一線での使用は実質、不可能になります。

そこで、XPがサービス終了になる前に何点か使い方の提案をしました。

〇XPのままネット接続を切り離し、インターネットを使わないPCとする。
〇XPを削除し、Linuxをインストールする。
〇CPU等上位に交換できる機器であれば、中古で入手して新しいwindowsを入れる。

という内容をお伝えしました。

その中では、XPのパソコンでインターネットを繋がないパソコンとして使用している人が多く居ます。
パソコンで作業をするにも、すべてがネットに繋がっていないと仕事が出来ないという訳ではなくて、年賀状作成やワードやエクセルを使った資料作成、会社の持ち込み資料の修正など、逆にネットに繋がっていないという安心感があり、そのような使われ方で残っているのだと思います。

そして、Linuxを導入した人。
windowsと違い、インストール、設定と上手くいかなかった人も多いのではないでしょうか。
先ずは事前の調査をして、自分の機器にはどんなLinuxが適合するのか調べる必要性があります。
大体、ubuntu,mint,centos辺りが検討していたLinuxではないでしょうか。
上手くインストールできなかった人も、諦めずに原因を調べてみる事が大事です。
centosが無理でもubuntuなら大丈夫かも知れません。

上手くLinuxをインストールされた人も、その後どう使われていますか?

普通にXPの代わりに動かしているのか?ただの飾り物になっていないか?
Linuxはwindowsと違い、使い方が違います。もうこれは慣れでしかありません。
最初は扱いにくくても、毎日触っていればおのずと分かってくる事が多くあります。

最近では、古いPCの再利用で速く動かす事は出来ないのか?という質問が良くあります。
再利用の面では、Linux導入を提案していますが、速くするという事は難しい問題です。

難しいというよりも不可能です。

そのパソコンや部品が作られた時代は、その速さで良かった(満足していた)訳で、今のパソコンの速度と比較してしまうと、速さだけではなく、記憶領域の容量やビデオカードの性能、画像の精密、きれいさ、等が段違いで違うのです。その全てをLinuxを導入したから、とても速くなったという事にはなりません。比較対象はあくまでも、その時代のwindowsとの比較なのです。

長く使ってきたパソコンなので、手元で第二の人生を送れるように何かしらで役立てる。
そういう風に思い、労わって使うのも悪くはないでしょう。

9月 012014
 

Linuxを使ってみたいというユーザーは沢山いると思います。
しかし、いざインストールするかどうかとなると躊躇してしまう。

普通にパソコンを仕事や個人の仕事用アイテムとして使用するなら、安定性があり、壊れない、処理速度が速い、というOSが良いと思います。そういう点ではwindowsはインストールから、その後の設定など楽チンで使用する事ができるOSだと思います。

パソコンの操作自体が難しいと思っている方は、windowsを使っていても難しいと思っている筈で、LLinuxなんて考えた事も無いと思います。ましては、このブログを見に来てくれている方は、少なからずLinuxに興味があり、すでに導入している、これから導入したいと思っている方々に違いないと思います。

LInuxはそういう使い方よりも、個人的にはwindowsとは違ったOSを使ってみたい。サーバーを構築する勉強をしたい。OSにお金を掛けたくない。などの要素もあり、個人的に使用する意味としては、趣味、または専門職としてのOSであると考えています。

私の場合には、windowsでは無いOSを使ってみたい。古いパソコンをどうにか使えるようにしてみたい。という気持ちで最初はLinuxを使っていましたが、段々とサーバー構築という事にも興味が沸き、CentOS-6で自宅サーバーを構築し、運用をしています。もちろん、デスクトップとしてもScientific-LinuxやLinux-Mint、Puppy-Linuxなども使っています。Linuxとしては同じでもディストリビューションで色々な特徴があり楽しめます。

何しろ、Linuxは色々なディストリビューションが存在し、バージョンも様々です。
いざ、インストールするにしても、どのLinuxが良いのか?バージョンは何にしたらいいのか?
そういう事から始めなくてはなりません。
ネットで色々調べたり、専門書を購入して情報を得たりするのです。
専門書の問題点は、新しいバージョンにはなかなか追い付いていないという事もあり(中身は大して変わらないところですが)、ネットで先人達の意見や問題点などを調べるのが一番の得策だと思っています。専門書は辞書的な役割で分からない部分をちょっと調べて見る、ヒントがあるかも知れないというイメージで私は使っています。

以前から、サーバーで使用する目的ならCentOS、デスクトップで使用するならubuntu(Linux-mint)という意見には変わりはありませんが、CentOSも最新は7が登場し、今までの使い方と違った部分が出てきており、これから初めてCentOSを使いたいと思っている人は、CentOS-6までのものとCentOS-7の新しいものとどちらかを選択する事になりますが、ネット上で色々な情報が得られるのは、CentOS-6です。しかし、CentOS-7は初めから64bitのOS専用で作られているので、コマンドの違いなど扱いが変わっていても、一から覚え始めるという点ではCentOS-7を選択しておいた方が、先々良いのかも知れません。

CentOS-7は64bitであるため、古いパソコンにはインストールできません。どうせなら、クアッドコアのCPUで動作させたいものです。2コアであれば、CentOS-6、クアッドコアであれば、CentOS-7というハード面からみた選択方法もあります。

どちらにしても、インストールしてから、ubuntu系であれば日本語入力の設定やVGAの設定,CentOSであればgnomeの設定など、好みに合わせたチューニングが必要となりますが、これはwindowsとは違い、作業も端末を使って設定をしたり、yumやapt-getといったupdate,upgradeを使用することになります。

自分に見合った環境を作る。
それが出来上がった時の満足感は作業が大変な分、大きなものです。
無償で楽しめるLinuxを使わない手はないと思います。

7月 112014
 

私が最初にLinuxに触れたのはRedHatLinux-8でした。
その頃は、X-windowが起動して感動した記憶があります。
その時には自分でサーバーを構築するなんて考えた事はありませんでしたが、ここから何年か経過をして、時間的にゆとりが出来てから作ってみるか!と奮起してやり始めました。これがつい3年ほど前の話になります。

この2.3年は、Windowsよりも時間的にはLinuxを触る事が多くなり、必然的に扱いを覚えていったという事になります。

現在は、CentOSやScientific-Linux、ubuntuを使用していますが、基本形はRedHat系Linuxです。
ですから、CentOSとScientific-Linuxが私の定番Linuxとなります。

このLinuxを探求するというのは、前にも書きましたが、Linuxによって中身のホルダー形式やコマンドが違ってくるので、ある程度慣れて、相違点が分からないと扱いにくい、覚えにくい存在となってしまいます。どうしても初心者ですと、難しいから、ubuntuにしよう!、やっぱ難しいからCentOSにしようか!と気持ちが変わる事もあるかと思いますが、そこは我慢して、今使用しているLinuxを追及してみて欲しいと思います。

ubuntuなどは、デスクトップ機として使用しているとLinuxをあまり感じさせないような作りであり、ネットやメール、マルチメディアでもそこそこ使えるOSだと思います。しかし、これはあくまでもGUIで使用しているからであり、サーバーとして使用する場合のCUIでは、逆にCentOSよりも扱いは難しいかも知れません。

逆に私はRedHat系のLinuxを先に覚えてしまったからという事もあるかも知れませんが、最初にインストールをして扱ったLinuxの特徴が体には覚え易いのか?とも思っています。最初にubuntuのサーバーを構築していたら、CentOSは難しいという事を書いているかも知れません。

人に依っては、どちらも普通に使いこなせるという人もいるはずです。
これはきっと、日本語、英語、ドイツ語など色々な国の言語を喋る事ができる人と脳みそが同じ構造なのではないでしょうか。若い人であれば、きっと複数の言語を扱うのも容易であると思うし、技術として複数のLinuxを扱えるという優位さもあります。

ただ、最初は、一つのLinuxを探求する事が大事。

ファルダー構成、コマンド、サーバー構築、全てを作業してみて、何の資料が無くても、コマンド操作が出来る。
そして、Logを見て、何がどういう状態なのかも把握する事が出来る。
その上で、新しいLinuxを触ってみると違いが分かるはずです。

毎日、1時間でも良いからLinuxに触れて、体を慣らす。
結局は慣れの問題。

無償のOSである分、多少の努力は必要である。

7月 052014
 

XPがサポート終了となり、自宅に余ってしまったパソコンがそのままになっている人が多いようで、このパソコンを上手く生かせないかという質問を良く頂きます。

パソコンと言っても、種類は色々とあり、一概にこれです!という訳にはいきません。
ここでの選択が一番、今までの経験が生きるところでもあります。

元XPのパソコンはCPUもメモリも当時のスペックで現在のスペックと比較すると高くはありません。
そのスペックでも普通に使えるパソコンにしたい、もったいないから使えるようにしたい、でも何をどうしたらいいのか分からないという人が多く、Linuxと言うと敷居が高い、難しいという先入観で躊躇している人が多いのも事実です。

私も、2.3年前までは、素人同然で、OS(windows)にお金を掛けたくないという単純な理由でLinuxをインストールして使い始めました。最初は戸惑う事(例えば、windowsと扱い方が違う、いわゆる操作方法が異なる)が多かったのですが、これは今思うと,windowsに慣らされてしまっていただけのように思えます。

現在は、両者の良い部分、悪い部分が分かります。
全てLinuxの操作方法や扱い方が悪いという事ではなく、Linuxの方が使い易い面もたくさんあります。

一度頑張ってインストールして、使ってみるのが一番という趣旨の話を質問者の方にはお話しています。

初心者の方は、最初からサーバーにするとか、難しい設定は止めて、普通にデスクトップとして使い、扱いに慣れてからサーバーに挑戦されてみてはいかがでしょうか。初心者がサーバーを設定するのは、見よう見真似で出来ない事はありませんが、管理面・運用面・セキュリティ面の部分が全て満足に設定出来ない状態でサーバーを運用するのは危険が伴うからです。サーバーにするにしても、最初は家庭内のみ、いわゆるLocalサーバーで設定をして、そして自分なりに運用してみる、その上でサーバーを公開する方が安全です。

ニュース記事でも会社のサーバーが書き換えられたとか乗っ取られたとか、ウイルスを感染させたとか記事も読まれている事と思います。一歩間違えると、このような問題を引き起こす可能性もあるので、先ずは扱いに慣れるところから始めましょう。

サーバーにするには、windowsを普通に使っていた時と違い、ネットワークの知識や用語の意味合いなど、それなりに経験として積む、勉強して知識を身に付けるという行為が必要となります。

話は最初に戻りますが・・・・

先ずはXPのスペックを知る事が大事です。
このスペックによって、インストール出来るLinuxの選択肢が変わってきます。

◎CPUがpentium-MやCeleron-M、pentium4のグループA
◎CPUがCore2duoE4000系やE6000系までのグループB
◎CPUがCore2DuoE8000系やCore2Quad系のグループC

と以上のような3系統に分けてみました。
皆さんの所有のXPパソコンはどのグループに属していますか?
どこにも属していない、これよりも古いCPUは、とりあえずグループXとしてください。

◎グループA
pentium-Mはノートパソコンに多いCPUです。
そしてpentium4は周波数が2GHz前後から3GHz前後まであり、性能が周波数とCPUの型番により大きく異なります。私の中ではLinuxとして扱うのが難しいCPUでもあります。消費電力も大きくサーバー向けではないように思います。しかし、XPのパソコンとしては一番多いCPUです。

●Linuxの選択肢  CentOS-5  Linux-mint  Scientific-Linux-5 Xbuntu

◎グループB
ノートパソコンでもデスクトップでも比較的処理速度がまぁまぁのCPUです。しかし、過度な期待は出来ません。

●Linuxの選択肢 CentOS-6  ubuntu  Debian  Scientific-Linux-6  ノートならばLinux-mint

◎グループC
このくらいのCPUならば、普通にwindows7でもwindows8でも使用できるCPUです。Linuxの選択もほぼ全てのLInuxをインストール出来ると思います。それに処理速度も速く、使っていてLinuxの良さが分かるのではないでしょうか。

●Linuxの選択肢 何でもOK

◎グループX
これは、とても古いCPUと言うことにします。windows98やMe、windwows2000の頃活躍していたパソコンとして、CPUはpentium-3以下とします。メモリの搭載量が512MBあたりと少ないパソコンが多いはずです。

●Linuxの選択肢  Puppy-Linux  eco-Linux

◎各グループでも大事な事
グループB、Cは現役で使える性能をもっていますので、メモリが1GB以下であれば、最低限1GB、余裕があれば2GBを搭載してください。1GBのメモリ(DDR2)を2枚購入しても3000円前後です。4GBあればスワップもしないような扱い方が出来ます。後にサーバーにしても使えます。ここはケチらずに2GBを2枚の合計4GBで使ってみてはいかがですか。
グループAも同様ですが、こちらはノートパソコン関係で積めるメモリ量も限られている場合もありますが、Mであれば大体1GBから1。5GBは搭載出きると思います。これは調べてなるべく最大限のメモリを搭載する事で動作も軽くなります。

最初はデスクトップとしてインストールをお勧めしていますが、最初から面倒を掛けずに、機器の認識やマルチメディア系のソフトが導入出きるのが、ubuntuやmintではないでしょうか。こちらはVGAについても、結構簡単に認識してくれるので有難いと思います。自宅サーバー用途であれば、CentOSが良いと思います。

理屈よりも、最初は使ってみるのが一番です。
気に入らないと思えば、違うLinuxを入れてみる。
そんな使い方で慣れる事を優先にしてみてください。