1月 192015
 

今年初めての記事になります。
この正月休みにLinuxに挑戦された方もいらっしゃるかと思います。
どうだったでしょうか。

このブログを見に来てくれる人は、古いXP時代のパソコンを再利用する、自作PCが余っているのでLinuxを入れてみる、そんな方々が多いのではないかと思っております。

実際、私の場合にも、windowsはOSを購入しないとインストール出来ない、という不便さとサーバー構築にも興味があったので迷いも無くLinuxを使ってみたというのが事の始まりでした。一度、インストールしてwindowsとの扱い方の違いや設定など自分也に覚えられたのは、毎日のようにCUIで扱い、何べんも同じような設定を繰り返し作業したことによると考えています。

古い機種や古い部品で組み立てたパソコンにLinuxをインストールする時に一番最初に考える事は、「バージョンを何にするか?」ということです。何でも最新が良いと思いがちですが、古い機種の場合にはLinuxでも重たくなるというのが最新のLinuxです。

前にも何度かバージョンの選択について記事を書きましたが、最新のCentOS7やScientific-Linux7など、それなりに新しい機能が追加されて洗練されたデスクトップを有してしますが、XP時代のPCでは選択すべきOSではないと思っています。

最近では省エネタイプのMini-ITXが販売されていて、この小さなボードでLinuxを勉強用にセカンドマシン用に組み立てる人も多いと思いますが、このCPUオンボードのMini-ITXも性能的にはそれ程高くはありません。例えばデスクトップを使わず、全て端末でサーバー用途として使うのであれば問題なくても、GUIを使ってgnomeを使うとなるとやはり負荷は高くなります。ましては最新のLinuxのバージョンであればOSの起動から全てがもっさり動くという感じになるでしょう。

何度かインストールし直すというのもLinuxの勉強には必要な行為だと思います。

Linuxの本来の扱い方である、CUI(端末で操作する)という事も考慮に入れたバージョン選択をして欲しいと思います。家のファイルサーバーにするなどであれば、あえてGUIをインストールしなくても動きます。逆に入れない方がメモリの無駄使いも無くなるし、セキュリティ面でも余計なソフトが起動していない分安全であると言えます。

好きな人なら家に一台、端末操作専用Linuxがあってもよろしいのではないでしょうか。

11月 272014
 

家では、CentOS6と7、Scientific-Linux、Linux-Mint、Puppy-Linuxと5種類のLinuxを使っています。
外向けのサーバーであったり、家庭内のファイル、ネットワークサーバーであったりもします。

インストールされているパソコンは私自身が自作で作った物から中古で購入したノートパソコンもあります。

自分のパソコン作業部屋には、サーバーやらデスクトップのwindows-7まで5台が鎮座しています。
どのパソコンにも役割があり、このPCは音楽再生、保存PC、windows7は仕事用、CentOS6はファイルサーバーなどなど。
ここまでPCが増えたのもLinuxがあってこその話です。

これがwindowsであれば、1台、1台にOSの代金を支払はなくてはなりません。
5台あれば、OSが1つ15,000円としても75,000円の費用がかかります。
そんなOS代金なんて毎回、毎回購入する事は私には出来ません。
だから、windows-7があるのは1台だけなのです。

Linuxの場合には、無償でダウンロードが出来て、無償でアップデートもしてくれる。
お金に余裕があるのであれば、Linuxに一部でも提供したいと思ったりもします。
無償だから、windowsよりも性能が悪いのか?という事も無く、逆にサーバーの世界では安定していて使えるOSであると言えます。

無償だが、難しい、敷居が高いと言う人もいますが、無償である分、どこかで何かの努力はする必要性があると思います。
OSが1つ15000円としても、バイトだったら時給1000円としても15時間働かなくてはなりません。
その15時間をLinuxの勉強だと考え、没頭して勉強すれば・・・と思います。
それも、自分の好きな仕事(Linuxの勉強)で覚えられるのです。
一度、会得すれば、次回からは楽に使うことが出来るようになるんです。

中古でOS無しのパソコンを安く購入してきても、OSが無ければただの箱です。
安いパソコンを生かすのは、値段の高いwindowsでは無く、Linuxではないでしょうか。
私の所有するパソコンがこんなに増殖したのも、Linuxありきの話です。

複数のパソコンがあれば、自分でネットワーク環境を作り、サーバー、クライアント形式のネットワークも構築する勉強も出来るし、ホームページ(CMS)の暫定的なテストも出来るような事も可能です。

windowsでバーチャな環境を作るよりも、勉強になると思います。

10月 132014
 

Linuxをインストールして最初に思う事は文字(フォント)がwindowsとフォントの違いによって、「見にくい」、「滲む」、「表示が不鮮明」という点ではないでしょうか。

これは、Linuxの問題と言う事もありますが、日本語表示がwindowsを基本に日本語フォントが見慣れてしまっているという事の方が大きいように思います。最初は我慢して使っていても、慣れてくるに従って、「どうにかしたい、表示がきれいなLinuxにしたい!」と考えるようになります。

最初にうちは、Linuxの標準であるフォントで色々試してみたりしますが、いまいちフィットしない。
ゴシックや明朝のフォントがあれば充分なんですが、そこが上手くフィットしていない。
フォントを変更しても、文字が滲む。字が汚い。

なかなか日本語のフォントは難しい面があります。

そして一番困るのがOffice関係の書類の作成です。
やはりMSゴシックやMS明朝が欲しい、欲を言えば、MSゴシック以外にも普段、会社や自分が標準で使用しているフォントを使いたい。
家庭内なら、Linuxのフォントに合わせる事は出来るが、会社ではそういう訳にはいかない。

このMS系のフォントって、「リコー」で開発されたのはご存知ですか?
◎以下一部引用です。(「MSゴシック」、「MS明朝」についてのお話 )

「MSゴシック」、「MS明朝」は日本語Windowsの標準搭載フォントですが、このフォントはリコーで開発したものです。 「MSゴシック」、「MS明朝」は1992年にWindows 3.1で初めてWindowsに搭載された日本語のTrueTypeフォントです。 当時は、日本語のTrueTypeフォントがなく、リコーが米国マイクロソフトと共同で試行錯誤しながら開発しました。 そのころは、ディスプレイの解像度が低く、小さな画面で、いかに小さい文字まできれいに表示させるかということでいろいろな工夫をしました。 その後、様々な進化をしながら、18年間にわたってずっとWindowsの標準フォントとして使われています。 また、MS OfficeにバンドルされているTrueTypeフォントの中で「HG丸ゴシックM-PRO」など、書体名の最初に「HG」が付くものもリコー製です。

Linux(CentOS-6の場合)は、IPAゴシック、IPA明朝、そしてVLゴシックが入っています。

私の場合には、CentOS-6(gnome)でデスクトップの表示、ブラウザの表示を、このIPAとVLで試してみましたが、やはり滲みは消えませんでした。英字だけの表示が多い、端末などは問題ありませんが、Open-OfficeやLibre-Officeはどうにか使えるが、OSやブラウザ表示だけは、いかんせんこれでは困る。

MS系のフォントで表示をしてみる
勝手に使うわけにはいかないが、試験的に使っていないXPのフォントを一時的にお借りする。

◆設定方法(CentOS-6の場合)・・・多分設定はLinuxであれば同じかも。

1.先ずはwindowsのCドライブ内のwindows>fontsを開き、MS明朝、MSゴシックをコピーして保存する
2.新しいホルダーを作る。名称は「fonts」とする
3.この「fonts」ホルダーの中に、「jpa-msgothic」と「jpa-msmincho」といホルダーを作る
4.このホルダーに、1で保存したファイルを各ホルダーに入れる
5.完成した「fonts」ホルダーをLinuxの自分のhomeホルダーに移す
6.ホルダーを右クリックして「名前の変更」を表示させて、「fonts」から「.fonts」にする(前にピリオドを付ける)
7.完成
※名称変更でピリオドを前に付けるのは隠しファイルにするためのものです。

CentOS-6であれば、デスクトップ関係の表示変更は、システム>設定>外観の設定>フォントで行ないます。
FireFoxの文字変更は、システム設定>コンテンツで変更をします。

試験的に色々試してみてください。
ちなみに、作成した「fonts」ホルダーは隠しフォルダーになっているので、通常時には表示しないようになっています。
表示させたい時(削除など)は、ホルダー上部にある、「表示」をクリックして、「隠しファイルを表示する」にチェックをすると表示する事が出来ます。

この設定方法は、ubuntu系も同じかと思います。

9月 012014
 

Linuxを使ってみたいというユーザーは沢山いると思います。
しかし、いざインストールするかどうかとなると躊躇してしまう。

普通にパソコンを仕事や個人の仕事用アイテムとして使用するなら、安定性があり、壊れない、処理速度が速い、というOSが良いと思います。そういう点ではwindowsはインストールから、その後の設定など楽チンで使用する事ができるOSだと思います。

パソコンの操作自体が難しいと思っている方は、windowsを使っていても難しいと思っている筈で、LLinuxなんて考えた事も無いと思います。ましては、このブログを見に来てくれている方は、少なからずLinuxに興味があり、すでに導入している、これから導入したいと思っている方々に違いないと思います。

LInuxはそういう使い方よりも、個人的にはwindowsとは違ったOSを使ってみたい。サーバーを構築する勉強をしたい。OSにお金を掛けたくない。などの要素もあり、個人的に使用する意味としては、趣味、または専門職としてのOSであると考えています。

私の場合には、windowsでは無いOSを使ってみたい。古いパソコンをどうにか使えるようにしてみたい。という気持ちで最初はLinuxを使っていましたが、段々とサーバー構築という事にも興味が沸き、CentOS-6で自宅サーバーを構築し、運用をしています。もちろん、デスクトップとしてもScientific-LinuxやLinux-Mint、Puppy-Linuxなども使っています。Linuxとしては同じでもディストリビューションで色々な特徴があり楽しめます。

何しろ、Linuxは色々なディストリビューションが存在し、バージョンも様々です。
いざ、インストールするにしても、どのLinuxが良いのか?バージョンは何にしたらいいのか?
そういう事から始めなくてはなりません。
ネットで色々調べたり、専門書を購入して情報を得たりするのです。
専門書の問題点は、新しいバージョンにはなかなか追い付いていないという事もあり(中身は大して変わらないところですが)、ネットで先人達の意見や問題点などを調べるのが一番の得策だと思っています。専門書は辞書的な役割で分からない部分をちょっと調べて見る、ヒントがあるかも知れないというイメージで私は使っています。

以前から、サーバーで使用する目的ならCentOS、デスクトップで使用するならubuntu(Linux-mint)という意見には変わりはありませんが、CentOSも最新は7が登場し、今までの使い方と違った部分が出てきており、これから初めてCentOSを使いたいと思っている人は、CentOS-6までのものとCentOS-7の新しいものとどちらかを選択する事になりますが、ネット上で色々な情報が得られるのは、CentOS-6です。しかし、CentOS-7は初めから64bitのOS専用で作られているので、コマンドの違いなど扱いが変わっていても、一から覚え始めるという点ではCentOS-7を選択しておいた方が、先々良いのかも知れません。

CentOS-7は64bitであるため、古いパソコンにはインストールできません。どうせなら、クアッドコアのCPUで動作させたいものです。2コアであれば、CentOS-6、クアッドコアであれば、CentOS-7というハード面からみた選択方法もあります。

どちらにしても、インストールしてから、ubuntu系であれば日本語入力の設定やVGAの設定,CentOSであればgnomeの設定など、好みに合わせたチューニングが必要となりますが、これはwindowsとは違い、作業も端末を使って設定をしたり、yumやapt-getといったupdate,upgradeを使用することになります。

自分に見合った環境を作る。
それが出来上がった時の満足感は作業が大変な分、大きなものです。
無償で楽しめるLinuxを使わない手はないと思います。