2月 192015
 

Linuxに慣れている人ならば、色々な工夫をしてインストールしにくいパソコンにもLinuxをインストールする技術を持っていると思います。

これは、普通にパソコンが好きという事だけではなく、分からない事をネットで調べたり、そのLinuxのフォーラムなどで色々と検索して勉強をしてきた結果でもあると考えています。

何でも直ぐに人に聞けば良いというものでもない。
逆に、分からない時間が長いほど答えが出た時にはその事を忘れない。
分からなくても、自分で考え、推測し実践をしてみる、研究者のような作業です。
好きでなくては出来ない事かも知れません。

初心者の方は「最初はインストールで戸惑う事の無いような機種を選びたい」と思う気持ちは良く分かります。逆に考えると、そのインストールしたいLinuxに合わない機種を探してみるという手法もあります。その目的のLinuxのユーザーが集まる掲示板などで情報は得られる可能性はあるし、個人のブログでも特定の機種なら問題点などを記事として書いてくれているところもあるはずです。

クリアに行きたいなら、インストールする前に事前調査は必要という事ですね。

機種的にはLinuxはx86のPCであればインストールが可能であり、そのメーカーの特殊な機器やボードでない限りは本来入れられるはずです。日本製のパソコン(例えばNECや富士通)はその会社独特のボードであったり、付加価値として何かしらオンボードで意味の無い機器が付いていたりする場合があります。

なるべく特殊な部分が無い機種を選ぶ。
日本製よりもIBMやHPなどDOS/V規格に忠実なパソコンが良い。
自作PCであれば最新のボードよりも1世代前あたりが無難だと思います。

古い機種であれば、インストールは問題ありませんが、最新のバージョンを選んだりは出来ない可能性が高いので、そのスペックに見合った軽いLinux(puppy,Linux-Bean,eco-Linuxなど)を選択する方法もありでしょう。

何台もwindowsを使っている人は、その中の1台でLinux使ってみてはいかがですか。

windowsと違い面倒な部分もありますが、使い方の概念の違いなど味わう事ができるし、PCの違った意味の面白さも味わう事ができる。

中古PCなら安く購入できて、長い時間頭を使う。
ボケない脳みそを作れるかもしれない。

若い人だけではなく、PC好きなら高齢者も挑戦すべきOSではないかと思います。

6月 242014
 

Linuxの場合には色々なディストリビューションが存在していて、何にするか?悩みます。

最初に選択するLinuxは今後使うLinuxの指標となるので大事な要素です。
しかし、どこが、どう違うのか?

本体のカーネル自体は同じでも、取り扱うファイル構成やホルダーの配置、コマンドも微妙に違います。

大事なコマンドはどこのディストリビューションでも同じですが、これはLinuxがUNIX系のOSである所以でしょう。
皆さんはご存知かと思いますが、CentOSはRedHatLinux系のOSです。ScientificLinuxもRedHat系です。この系列が同じであれば、ファイル構成や配置、コマンドもほとんど同じに扱えます。

今はubuntuがLinuxの中でも扱いやすいという事で、windowsしか触ってない人でも使っている人が多くなってきています。何しろ、windowsのようにインストールも自動化が進み、難しい設定をインストールの時にしなくても勝手に設定してくれるし、最新のチップセット以外であれば、ドライバー関係もまず間違いなく入ります。

この最新の機器に適合するのが早いLinuxは、CentOS<FedoraCore<ubuntuでしょうか。
ubuntuとFedoraはLinuxの中でも最新のカーネルを使い最先端の機能を導入しています。
その分、試験的なソフトやドライバーも多くあり、使えるが不安定になるという怪しい部分もあります。

Linuxを使うのであれば、安定したバージョンを使いたい。と誰もが思いますよね。
そういう場合には、偶数番号のバージョンを選択すると安定バージョンという事らしいです。
・・・でもそこまで気にするよりも、安定しているOSを自分で設定して見極める事が大事になります。
色々な失敗など重ねた上で、やっと自分のパソコンにインストールが完成するとLinuxの良さが分かってきます。

ubuntuは古いパソコンや小型ノートPCまで色々なバージョンが存在していて、何にでも適合する良さがあります。
デスクトップでXPの代わりに使用するのであればubuntuが一番お勧めLinuxです。
方やCentOSのRH系はサーバー向けの意味合いが強いOSです。

httpやmail、等自分でサービスの設定を行い動かしたい!と思う人に最適です。
ファイルサーバーなどで、余計なGUIは不要という人にも良いでしょう。
サーバーであれば、あえてGUI(gnomeなど)をインストールをしないで、端末で全てを使いこなすという面白さがあります。

CUIがなぜサーバーに適しているのか?
それは、GUIで無駄なメモリ消費を抑えること。
そして、GUIで起動する余計なサービスを減らす事で脆弱性を少なくする。という事です。
こういう概念がwindowsと違う部分です。

だから、多少遅いCPUでも動作するし、古いパソコンでも生かせるという事です。

話は最初に戻りますが・・・・・・

Linuxをはじめて使いたい人は、何を選んだら良いのか?という事です。

◆デスクトップで普通に使いたい・・・ubuntu
◆サーバーにしたい・・・・・・・・・・・・・CerntOS・Scientific-Linux・Debian
◆古いデスクトップPCを使いたい・・Puppy-Linux・ECO-Linux
◆少し古いノートパソコンに使いたい・・Linux-Mint    あたりでしょうか。

Linuxは基本的に何でもサーバーにする事もデスクトップとして使う事も出来ます。
ただ、初心者向けには初期設定が難しい面があるので、ubuntuをお勧めしています。

やはりサーバー設定を覚えたい!という人は、間違いなくCentOSを選んで欲しいと思います。