4月 292015
 

最近はクラウドでファイルを保存している人多いと思います。

仕事で作成中のファイルも自宅で作業できる。
一見、とても良さそうに見えますが、問題もあります。

それは・・・・・

1.仕事で使うファイルをクラウドに置いていて大丈夫なのか?
2.そもそも仕事を家でもする事自体がどうなのか? という事です。

個人の考え方、忙しいので仕方が無い、等の意見はありますが、やはり、仕事はなるべく就業時間内にこなす事が大事なのではないでしょうか。
そして、クラウドにファイルを保存するにしても、その会社で決められた方針(どこのサーバーしか置いてはいけない)を守って利用しないと後々問題になった時に個人の責任が問われる事にもつながります。

一番、危険なのは無料の物を使う事です。
無料ほど怖い物はありません。

無料で使って良い物は、個人のどうでも良いファイルの保存やあまり使わない過去の資産ではないでしょうか。
何でもイージーに保管出来てしまうので、利用する前に自分なりのデータをどう保管するか考えておく必要性があります。

自分のデータは使っているパソコンやUSBメモリ、SDカード、DVDメディアに保存されていると思います。
その保管してあるデータの重要度によって保管方法も変えるべきだと思います。

家であれば、各個人の大事なデータ、家族のデータ、音楽ファイル、動画ファイル、住所録、などなど。
PCの設定用データ(回線のIDやパスワード、プロパイダの設定等)もあるかと思います。

HDD(ハードディスク)もSSDもUSBメモリも全てが絶対ではありません。
いつか壊れ、読み取りが出来なくなる時期が訪れる。
災害と同じで、忘れた頃にやってくる。

その場合に備えて、安全でありアクセスもし易い方法を検討すべきです。
DVDメディアに焼くという手もありますが、大事な時にメディアが見つからないという事ありませんか?
その上、メディアは扱い(保存)が悪いと使えなくなる事もある。
USBメモリはSSDと同様、記録できる回数問題もある。

家で個々バラバラにデータを保存するのは経済的にも問題がある。

一番の良い方法は、外付けのハードディスクを購入して大事なデータはそちらに移す。
1TBや2TBのUSB接続のタイプでも1万円前後で購入出来る。
普通の家ならば2TBあれば充分事は足りると思う。

この外付けハードディスクは常時パソコンに繋げないで、バックアップする時、ファイルを呼び出す時だけ接続すれば、ディスクの消耗は防ぐ事ができるだろう。何気ないファイルを保存して後々、これが生きたファイルとして使えた経緯が私には結構ありました。

容量の大きな外付けハードディスクを保存するファイルの種類によってディレクトリ、ホルダーを作り、後から見ても分かり易く保管するという事も必要になってきます。何でも入れておけば良いという考えでは無く、ディスク内も整理整頓しておけば困った時に慌てなくても済む。

Linuxのサーバーを運用していると、自分の設定したファイルの内容やID、パスワードなどもメモで保管しておくのも便利です。紙媒体の物はスキャンしてPDFファイルとして保存する。
家族で使うなら、使い方、保管方法、ディレクトリ構造についても説明をして理解してもらおう。

安全、安心が1万円程度で得られるなら安いと思う。

4月 282015
 

5月の連休に入ります。
年末年始と5月の連休は皆さんも楽しみにしているのではないでしょうか。

この5月の連休に、自作PCを作る!、中古PCでLinuxをインストールしてみる!
そういった行動を考えている人も少なくないのではないでしょうか。

このご時勢なので、投資は少なく、見返りは大きくと考えると、自作PCといっても大金を掛けてまで作るのもどうかと思いますし、メインマシンがあり、そこそこ動作するPCであれば、やはりMini-ITXのセカンドマシンや中古まPCを買って、自分なりにチューニングをするというのもよろしいのではないでしょうか。

Mini-ITXのマザボであれば、CPU(APU)は付いているので、ハードディスク(SSD)とメモリとケース(電源)があれば組立てることができますが、予算的には25,000円~30,000円と言うところでしょうか。

中古PCであれば、15000円前後のデスクトップ型を購入して、メモリ増設とディスク交換(SSD)というやり方もあります。この金額ならば、Core2duoE8400やE8500、Core2Quadも狙える金額です。

Mini-ITXは4コアになったとは言え、デスクトップでGUIを動かすのには多少もたつく場面もあるが、中古PCのE8500前後であれば全然問題はないと思う。省電力のセカンドマシンにするか多少、電気は食ってもそこそこ動くPCにしたいのか?そこが分かれ目かと思います。

Linuxを導入してサーバー(CUI)にする。
Linuxのデスクトップ(gnomeやKDE)で使う。
普通にwindowsで使いたい。

それぞれの使い方によっても変わってきます。
サーバーでCUIで使うのであれば、Mini-ITXのATOMでも充分動きます。
デスクトップで使用するならE350以上は欲しい。
中古PCのE8500ならグリグリ動く。

そこは見極めてもらい、検討して欲しいと思います。

初めてLinuxに挑戦するなら、デスクトップでwindowsのような使い方よりもCUIで端末を使い、windowsから操作するようなスタイルで覚えてもらった方が知識は増えると思います。

そうなると、中古のMini-ITXのATOMを安く買うのも悪くはありません。
最新のCentOS-7やubuntuを動かしてみたい人は、スペックもそれなりの物が必要です。
最初は勉強用として、後々自宅サーバーにもできる省電力ATOMで良いのではないでしょうか。

中古のATOMならば3,000円程度から購入出来ます。
ATOMはATOMでもデュアルコアのATOMを選ぶようにしてください。

2月 192015
 

Linuxに慣れている人ならば、色々な工夫をしてインストールしにくいパソコンにもLinuxをインストールする技術を持っていると思います。

これは、普通にパソコンが好きという事だけではなく、分からない事をネットで調べたり、そのLinuxのフォーラムなどで色々と検索して勉強をしてきた結果でもあると考えています。

何でも直ぐに人に聞けば良いというものでもない。
逆に、分からない時間が長いほど答えが出た時にはその事を忘れない。
分からなくても、自分で考え、推測し実践をしてみる、研究者のような作業です。
好きでなくては出来ない事かも知れません。

初心者の方は「最初はインストールで戸惑う事の無いような機種を選びたい」と思う気持ちは良く分かります。逆に考えると、そのインストールしたいLinuxに合わない機種を探してみるという手法もあります。その目的のLinuxのユーザーが集まる掲示板などで情報は得られる可能性はあるし、個人のブログでも特定の機種なら問題点などを記事として書いてくれているところもあるはずです。

クリアに行きたいなら、インストールする前に事前調査は必要という事ですね。

機種的にはLinuxはx86のPCであればインストールが可能であり、そのメーカーの特殊な機器やボードでない限りは本来入れられるはずです。日本製のパソコン(例えばNECや富士通)はその会社独特のボードであったり、付加価値として何かしらオンボードで意味の無い機器が付いていたりする場合があります。

なるべく特殊な部分が無い機種を選ぶ。
日本製よりもIBMやHPなどDOS/V規格に忠実なパソコンが良い。
自作PCであれば最新のボードよりも1世代前あたりが無難だと思います。

古い機種であれば、インストールは問題ありませんが、最新のバージョンを選んだりは出来ない可能性が高いので、そのスペックに見合った軽いLinux(puppy,Linux-Bean,eco-Linuxなど)を選択する方法もありでしょう。

何台もwindowsを使っている人は、その中の1台でLinux使ってみてはいかがですか。

windowsと違い面倒な部分もありますが、使い方の概念の違いなど味わう事ができるし、PCの違った意味の面白さも味わう事ができる。

中古PCなら安く購入できて、長い時間頭を使う。
ボケない脳みそを作れるかもしれない。

若い人だけではなく、PC好きなら高齢者も挑戦すべきOSではないかと思います。

2月 082015
 

最初からLinuxがインストールされているサーバーも販売されています。
インストールされていれば、設置して設定するだけで楽チンですよね。

しかし、新品でLinuxがインストールされたサーバーはそれなりに値段も高い。

特に初めてLinuxを触る、初めてサーバーを構築してみるという人は、新品のサーバーに高いお金を出して作るのが正解かどうか分かりませんが、先ずは壊しても良い気持ちでガシガシ動かしてみる中古のパソコンを利用したサーバーを作るというのが良いのではないでしょうか。

私も最初は、windowsで余ったパソコン(確かpentium3の頃)にLinuxをインストールして、GUI(gnome)を入れ弄っていたように思います。それからサーバーとして動かすためにはどうしたらいいのか?ネットや専門書を読み、CentOSで初めてサーバーを作ったという流れでした。現在は省エネATOMのLinuxサーバーになっています。

では、サーバーにするには、どういった中古パソコンを選べばよいのか?という事になります。
今回のサーバーは小規模な事務所や自宅専用という事を前提とします。
また、サーバーを何に使うか?という点では、ホームページ公開(httpd)とファイル共有(samba)を動作させるという事を考慮した性能の物を選択する事とします。

中古パソコンであれば・・・・・
◎古い機種=中古価格が安い=性能が低い
◎新しい機種=中古価格が高い=性能は高い という事は分かるかと思います。

しかし、サーバー用途で使うと上記以外にも・・・・・
◎音が静かである。
◎消費電力がなるべく少ない(省エネである)。という事も必要不可欠となります。

なるべく安くサーバーを作りたい、その上、それなりの処理速度が欲しい。
全てを満足させるようなサーバーを作るのは難しい、どこかを切り捨てる必要性がある。
そうしなければ、高い機械を購入する事になる。

◎選択のポイントは自分が決めることである。

1万円以下でPCを買いたい。
2万円以下でメモリが2GB付いているPCを探す。

その予算によって、購入できるCPUやメモリ搭載量、HDDの容量でそのPCがお買い得なのかどうかの判断がついてくるようになると思います。はじめてのサーバー挑戦であれば、1万~2万円以内のPCで充分ではないでしょうか。

この金額であれば、Core2Duoなどの機種が選択できるでしょう。
省エネCPUであれば、ATOMやE350(AMD)なども範囲に入るかと思います。

大きさはブック型よりもタワー型の方が良い。
それは本体内部の体積が大きく、熱がこもり難いという事です。
普通のパソコンと違い、サーバーは常時稼動なので、熱、空気の流れ(吸気・排気)は大切です。

HDDの容量は100GBほどで充分でしょう。
最近のPCのように1TBとかは必要ありません。
HDDを交換するのであれば、今一番安いHDDで充分と思います。

メモリに関しては、CPUやチップセットにも依存しますが、サーバーにするなら最低でも2GBは欲しいところです。中古PCでは512MBとか1GBとかのメモリを搭載している物も多いので、そこは注意して機種を選択して欲しいと思います。後から追加するにしても、メモリは挿せるスロットの数がマザーボードによって制限があるので、DDR2であれば2GBを2枚で合計4GBとかで検討をすべきです。

今、サーバーで使うならCentOS-6が良いのではないでしょうか。
OSは好みもあるので、自分の好きなディストリビューションを使ってください。

先ずは、自分でインストールして、SSHで遠隔操作する。
ここまでを目指してやって欲しいと思います。