10月 112015
 

最近、Linux-Beanを古いノートパソコンに入れました。

GNU、ubuntu系の軽いLinuxですが、GUIはKDEタイプで独自のメニューがありとても良く出来ているOSだと思いました。メモリが少ない(500MB程度)しかないので、ガシガシとデスクトップで使うという事にはなりませんが、ネットワークで繋げれば、SSHで操作して色々と楽しめる機械となっています。

PC好きな人は沢山いても、Linuxまでインストールして使おう!と思う人は少ない。
私の周りにも普段Linuxを使っている友人、知人はいませんし、それも複数のLinuxをサーバーとして使ったり、デスクトップで使ったりしている人は尚更いません。

本当にPCが好き、自作PCが好き、という人でないとやらないと思います。
ただ、windowsと比較して奥が深いし、難しい、しかし面白い。
パソコン好きな、機械好きな人であれば、お付き合いできるのではないでしょうか。

Linuxでもサーバーに向いているOS、デスクトップに特化して作られているOSがあります。
Linux-Beanなどの軽量Linuxは殆どがデスクトップとして使えるように工夫されています。
ubuntuやMint等もどちらかと言えばデスクトップ向きなのではないでしょうか。
サーバーにするならDebianという主がいます。

一方、RedHat系のLinuxであるCentOSやScientific-Linuxなどは、サーバー向けでしょうか。
サーバー向けというよりも、サーバーとして使用している人が多い=サーバー向けという事です。
サーバーとして動かすサービス設定もCentOSであれば比較的簡単にネット上で探す事ができます。

デスクトップで使うなら、windowsの代わりに毎日使うと良さが分かります。
何しろ、起動が速い、シャットダウンも速い。
GeforceやRadeon等のVGAドライバーがきちんとインストールされていれば画面も美しい。

最初は余っていたパソコンにインストールにインストールしたCentOS6を使っていましたが、あまりの面白さと使い易さに、新しいMini-ITXのマザーボードでCentOSをインストールし直して使い始めました。

最初は古い余ったパソコンで使って試してみて、興味が湧いたら良いパソコンに切り替える。

初心者の人は難しく考えず、お試し感覚で使ってみて欲しいと思います。

3月 022015
 

Linuxは難しい。
そう思っている人がたくさんいるのではないでしょうか。

確かに難しいのは事実です。
これは比較対象となるwindowsとの相対性理論としての結果でしょう。
windowsは全てが最初から日本語でインストールされているし、パソコンを購入して電源を入れてネットワークを繋げれば自動的にインターネットにもアクセスできます。・・・その前にルーターにプロパイダの情報を設定しなければなりませんが・・・。

Linuxの場合には、最初からデスクトップとしてインストールされた製品が有名なメーカーから販売はされていません。一部ショップのPCでインストールされたりしているパソコン程度ではないでしょうか。

Linuxを触るためには、とりあえず自分でLinuxをインストールするところから始めなくてはなりません。多分、ここが敷居が高く感じられる人が多いと思います、私の場合には、自作パソコンが趣味であったのでパソコンの構造やOSをインストールするやり方などは、失敗を重ね覚えたようなものだと思っています。

パソコンやスマホなどの情報機器が好きな人、嫌いな人は結構白黒はっきりしていて分かり易い。
windowsにしろ触るのが好き、windwows以外のOSも使ってみたい。
そういう好奇心が強い人は根気よくLinuxを触る事ができる可能性があります。

windowsのように最初から普通に使えるOSと思わないで、少しずつ自分の使いやすいOSに育てていくというのが良いのではないでしょうか。Linuxをインストールしたら終わりではありません。そこから色々と扱い方を覚え、サーバー設定の方法やサービスの停止、開始、セキュリティの設定など1日では出来ない程、勉強しがいがあると思います。

本ブログのタイトルではありませんが、とりあえずLinuxをインストールしてみる。
間違ったら最初からやり直せばいいんです。
何度も繰り返し同じ事を作業することによって覚えられる事がたくさんあります。

難しいと思い込まずに、先ずは空いているPCにインストールしましょう。

休日は、早起きしてLinuxの設定作業をする。
困ったら、ネットで検索したり、専門書を読んでみる。
頭も使うし、技術も手に入れる事が出来て、お財布にも優しい。

Linuxが本当に面白いと分かるはずです。

2月 192015
 

Linuxに慣れている人ならば、色々な工夫をしてインストールしにくいパソコンにもLinuxをインストールする技術を持っていると思います。

これは、普通にパソコンが好きという事だけではなく、分からない事をネットで調べたり、そのLinuxのフォーラムなどで色々と検索して勉強をしてきた結果でもあると考えています。

何でも直ぐに人に聞けば良いというものでもない。
逆に、分からない時間が長いほど答えが出た時にはその事を忘れない。
分からなくても、自分で考え、推測し実践をしてみる、研究者のような作業です。
好きでなくては出来ない事かも知れません。

初心者の方は「最初はインストールで戸惑う事の無いような機種を選びたい」と思う気持ちは良く分かります。逆に考えると、そのインストールしたいLinuxに合わない機種を探してみるという手法もあります。その目的のLinuxのユーザーが集まる掲示板などで情報は得られる可能性はあるし、個人のブログでも特定の機種なら問題点などを記事として書いてくれているところもあるはずです。

クリアに行きたいなら、インストールする前に事前調査は必要という事ですね。

機種的にはLinuxはx86のPCであればインストールが可能であり、そのメーカーの特殊な機器やボードでない限りは本来入れられるはずです。日本製のパソコン(例えばNECや富士通)はその会社独特のボードであったり、付加価値として何かしらオンボードで意味の無い機器が付いていたりする場合があります。

なるべく特殊な部分が無い機種を選ぶ。
日本製よりもIBMやHPなどDOS/V規格に忠実なパソコンが良い。
自作PCであれば最新のボードよりも1世代前あたりが無難だと思います。

古い機種であれば、インストールは問題ありませんが、最新のバージョンを選んだりは出来ない可能性が高いので、そのスペックに見合った軽いLinux(puppy,Linux-Bean,eco-Linuxなど)を選択する方法もありでしょう。

何台もwindowsを使っている人は、その中の1台でLinux使ってみてはいかがですか。

windowsと違い面倒な部分もありますが、使い方の概念の違いなど味わう事ができるし、PCの違った意味の面白さも味わう事ができる。

中古PCなら安く購入できて、長い時間頭を使う。
ボケない脳みそを作れるかもしれない。

若い人だけではなく、PC好きなら高齢者も挑戦すべきOSではないかと思います。

9月 232014
 

私のパソコンの中には、未だにpentiumⅢやceleron1Gなどlinuxで使っています。
部品が壊れていない、通常に動くのであれば、何かしらに使ってあげたいという気持ちです。

ご承知の通り、マイクロソフトのwindowsは、ある一定のハード区切り、それ以降、古いパソコンへのOS提供(アップデートなど)しなくなります。このサービスが無くなると、元々穴の多いOSなのでウイルス感染やマルウエアで乗っ取られる可能性が非常に高くなり、第一線での使用は実質、不可能になります。

そこで、XPがサービス終了になる前に何点か使い方の提案をしました。

〇XPのままネット接続を切り離し、インターネットを使わないPCとする。
〇XPを削除し、Linuxをインストールする。
〇CPU等上位に交換できる機器であれば、中古で入手して新しいwindowsを入れる。

という内容をお伝えしました。

その中では、XPのパソコンでインターネットを繋がないパソコンとして使用している人が多く居ます。
パソコンで作業をするにも、すべてがネットに繋がっていないと仕事が出来ないという訳ではなくて、年賀状作成やワードやエクセルを使った資料作成、会社の持ち込み資料の修正など、逆にネットに繋がっていないという安心感があり、そのような使われ方で残っているのだと思います。

そして、Linuxを導入した人。
windowsと違い、インストール、設定と上手くいかなかった人も多いのではないでしょうか。
先ずは事前の調査をして、自分の機器にはどんなLinuxが適合するのか調べる必要性があります。
大体、ubuntu,mint,centos辺りが検討していたLinuxではないでしょうか。
上手くインストールできなかった人も、諦めずに原因を調べてみる事が大事です。
centosが無理でもubuntuなら大丈夫かも知れません。

上手くLinuxをインストールされた人も、その後どう使われていますか?

普通にXPの代わりに動かしているのか?ただの飾り物になっていないか?
Linuxはwindowsと違い、使い方が違います。もうこれは慣れでしかありません。
最初は扱いにくくても、毎日触っていればおのずと分かってくる事が多くあります。

最近では、古いPCの再利用で速く動かす事は出来ないのか?という質問が良くあります。
再利用の面では、Linux導入を提案していますが、速くするという事は難しい問題です。

難しいというよりも不可能です。

そのパソコンや部品が作られた時代は、その速さで良かった(満足していた)訳で、今のパソコンの速度と比較してしまうと、速さだけではなく、記憶領域の容量やビデオカードの性能、画像の精密、きれいさ、等が段違いで違うのです。その全てをLinuxを導入したから、とても速くなったという事にはなりません。比較対象はあくまでも、その時代のwindowsとの比較なのです。

長く使ってきたパソコンなので、手元で第二の人生を送れるように何かしらで役立てる。
そういう風に思い、労わって使うのも悪くはないでしょう。