5月 172015
 

日本のPCシェアとしてはwindowsが半数以上を占めています。
その内、Linuxはほんの数パーセントというシェアです。
個人的に使われているLinuxは本当に少ないと思われます。

これは、新品のパソコンを購入する時にwindowsは最初からインストールされているPCはあるが、Linuxが最初からインストールされているPCはショップ限定であったりする程度でメーカー製品ではありません。

そういう環境であるために、Linuxは自らインストールをしないと使えない。また、インストール等の作業が入る事によって敷居が高いOSとなっている。ましては、インストールをしようとしてもwindowsと違う面もあり、そこまで辿りついても途中で止めてしまう人もいるのではないでしょうか。

しかし、そこを通り越した人だけがLinuxを楽しめる存在となる。
その数字がシェアに現れているのではないでしょうか。
100人PCを扱う人がいれば、Linuxを使っている人は2.3人であろう。

車で例えると・・・・
windowsはAT車、Linuxはミッション車でしょうか。
ATは運転も簡単、ミッション車はクラッチの使い方、坂道発進などそれなりの技術が必要となるが、運転する楽しさという点ではミッション車の方が上であろう。

ユーザーの中でも、仕事だけPCを使う人、趣味で家でも使う人がいる。
趣味としてPCを使う人の中でもwindows専門の人、MAC専門の人、Linuxを使う人、複合的に何でも使う人、このグループの中で趣味の人は複合的に何でも使う人が多いと思う。

Linuxだけを使っているは少なく、windowsも使っていたり、MACを使っていたりするケースが多い。
難しいと敬遠されがちなLinuxを他のOSと使う事によって勉強しながら少しずつ覚えていく、Linuxに欠けている部分はwindowsやMACを使って処理すれば良いと考える。

何でも1台のPCで色々な作業をさせるよりも、そのPC、そのOSに見合った作業を選び、そのパソコンを使うのが一番作業効率も良い。作業効率だけではなく、古いパソコンの再利用という面も考えるとLinuxを選択して、無駄にお金を掛けずに使える手段を講じる事もできるだろう。

複数のPCを所有している人は、その中の1台にLinuxをインストールしてみる価値はあると思う。
やる気になれば、OSをダウンロードして、直ぐに始める事もできる。

沢山の人にLinuxの面白さを味わって欲しいと思う。

5月 132015
 

音楽好きな人はパソコンにもMP3形式でファイルを保存して、ネットをしながらとか、ワードなど書類を作りながら聞いている人は多いのではないでしょうか。

せっかく保存した音楽ファイルなんで良い音で聞きたいと思う。

しかし、パソコンのスピーカーってなんか音がしっくりこない。
安いスピーカーを使っている影響かも知れないが高音ばかり出てしまう。
PC周りは狭いので大きなスピーカーも置けない。

そんな環境なので、音楽ファイルを保存しているミニノートパソコン(Acer ASPIRE-ONE)を家のミニコンポに繋げる事にしました。繋げ方はCDプレイヤーなどと同様です。再生する時にはコンポのアンプをAUXに合せればノートパソコンで再生している音楽がミニコンポを経由して音が出てきます。

aspire3
やっぱり、出力が大きいコンポで再生すると奥行きのある味わい深い音が出ますね。

このミニノートですが、OSにLinux-Mintを使っています。

メモリはSo-DIMMの2GB(本来は1GB)を購入して入れてあり、SWAPするほどの作業はしないのでLinux上にはSWAP領域は作っていません。音楽再生専用機です。このAcerはミニコンポ脇に置いても邪魔にならない大きさとATOM搭載のノートなので省電力でもある。長時間再生するのにも適しています。

aspire2
一時は流行ったネットブックPCですが、その頃はOSがWindowsXPだったので持っていても使えないと思っている人が多いかも知れませんが、XPのままMP3再生専用機にしてもいいし、Linuxを入れてネットも見るという使い方も悪くはありません。いちいちCDを入れ替えなくても音楽が聞けるし、アルバムを連続して再生できるのもうれしいです。

現在は動画が主流ですが、夜は音楽を聞くとリラックスします。
古いPCは色々な仕事をさせないで、専用マシンにする事で生きる事もあります。

そんな無駄の無い使い方をして欲しい。
古いから捨てる、それでは機械がもったいない。

5月 042015
 

このところネットバンクの取引情報を狙った攻撃などニュースで沢山報じられています。

メールでは三菱東京UFJ銀行、セブン銀行、新生銀行の偽メールで偽のサイトへ誘い込み、情報を抜き取る方法もあります。私のサイト管理用のメアドにも、同様にこの偽メールが送られてきます。

これだけ、注意を促しているのですが、中には嵌っている人、IDやパスワードが抜かれても分からずそのままになっている人も多くいるのでは?と思っています。ネットバンク使用者は暫定処置として、パスワードを変更しておいた方が安心なのではないでしょうか。

現在、騒がれているのがゾンビ型のウイルスという事なのですが・・・・
いわゆる、ワクチンで処置をしても、PC内部にウイルスは残り、後々悪さをするというものです。
使っている人が、ネットバンクにアクセスしようとすると、正規サイトのように作られた、偽サイトの方へ誘導する。気がつかないまま、ID、パスワードを入力してしまう。

こうなると、自分のパソコンがゾンビなのか?普通なのか?分からなくなります。
そういう場合には、大事なデータをバックアップして、再インストールするのが一番安全な方法です。
OSが初期状態に戻るので、アップデートなども全て行っておく必要があります。
長く使っている人は、起動も速くなるし、悪くはありません。
何よりも、ゾンビも他のウイルスも全部消えるので、これ以上の安心は無いでしょう。

え~っ! 面倒?出来ない?

そういう人は、パソコン修理業者に依頼をするか、できる友人に頼むか?挑戦するか?しかありません。
windowsのインストール自体は難しい事ではありません。
ほとんど自動的にドライバーも割り当ててくれますし困るような点は、ネットワークの接続設定(IPアドレス、ゲートウェイなど)程度ではないでしょうか。これは、インストールする前に紙に書いておくか?、その画面をスマホやデジカメで写真を撮っておくと便利かと思います。それと同じくすればOKなんで・・・。

やはり、ネットバンク用にLinuxデスクトップあると便利だと思います。
起動してしまえば、windowsと変わらない使い勝手です。
windowsよりもウイルスは少ないし、ファイルの所有権、実行権などの管理がきちっと出来ているので、ウイルスが氾濫しているwindowsよりも安心してネットバンクの取引が出来るのではないでしょうか。

但し、偽サイトに行ってしまって騙されてしまえば同じです。

ネットバンクの取引に限らず、SNSや商品購入の情報の入力なども含め、Linuxデスクトップを使っていけば、防御率は50%はアップすると思います。iptableを使ってIP制御(フィルター)しておけば乗っ取られる事も回避できるでしょう。

Linuxを楽しみながら使い、色々な攻撃への防御もできる。

何よりも一度インストールすると頑丈なOSです。

5月 032015
 

普通に単体でパソコンを使うにはルーターでDHCP(自動的にIPアドレスを割り振ってくれる)機能は楽です。

ただ、最近はプリンターもネットワーク型であったり、サーバーが自宅内にあったりすると、全てDHCP機能を使ってしまうとよろしくない状況になってしまう場合もあります。

このDHCPですが、ルーターで設定する事がほとんどです。
パソコンの電源をONにすると自動的にルーターにアクセスし、使うIPアドレスをレンタル(時間も決める)してくれます。ルーターで開始番号(IPアドレス)と終了番号を決めて、その範囲内のIPアドレスを振り分ける。ほとんどが、前回利用したIPアドレスが再度割り当てられるようになっていますが、パソコンが複数あり、電源を入れる順番などで割り当てられるIPアドレスが変わる場合もあるのです。

この場合、困るもの・・・・それは確定しているIPアドレスを設定してあるサーバーやパソコンです。

特にサーバーは毎回、IPアドレスが変わるような流動的な設定にはなっていません。
ローカルーネットワークにおいて、確定されたIPアドレスでなければなりません。

そうなるとルーターのDHCP設定も変えなくてはなりません。

そう、除外IPとDHCPの開始アドレスを設定する事です。

これは、設定する人の考え方次第ですが、除外IPアドレスがどのくらい必要なのか?
それとも、DHCP機能を停止し、全てのパソコン、サーバーに固定IPアドレスを割り当てるか?です。

私の家ではパソコンはノート含め、10台ほどあり、その他に無線LANを使うタブレットもある環境において、光ルーターが1台、無線ルーターが1台(ブリッジ接続)があります。

デスクトップ、ノートパソコンで有線で接続しているものには固定IPアドレスを割り振ってあります。
無線を使うタブレットとノートパソコンはDHCPに設定をしてあります。

分かり易くIP割り振り環境を記すと・・・・

192.168.1.1 光ルーター(gateway)
192.168.1.2 サーバー
192.168.1.3  windows7 64
192.168.1.4  centos6 64
192.168.1.5  ScientificLinux
192.168.1.6  Linux-Mint


192.168.1.50 無線ルーター

このような形で、192.168.1.1から49番までは、DHCPから除外IPとしています。
無線LAN用のルーターにはDHCP機能をONとして、51番以降のIPを割り当てるように設定しました。

サーバーである2番のIPには、ルーター機能でポートフォワーディングを使って外部からのアクセスを2番であるサーバーのポートに向けるようにしてあります。
このポートフォワーディングについては、ルーターによって呼び名や名称が違うのでルーター設定の詳細を調べてみて欲しいと思います。サーバーをローカルだけ(家庭内だけ)で使用している場合には、ポートフォワーディング(ポート開放)する必要性はありません。これはあくまでも外部からの接続用なので、外向けのホームページやメールなどのサーバーで使用する時に使用してください。

DHCPを使わない理由はもうひとつあります。
それは、ホスト名とIPアドレスを一致させるためです。

◆詳しくはこちらへ ⇒ 家庭内ネットワークでドメイン名を使用するには

PCが好きな人、PCが複数台ある人、サーバーを運用を考えている人は、DHCPを使わずに固定IPアドレスを個々のパソコンに割り当てた方が使い易い場合もありますし、なにしろIPアドレスとパソコンを覚えやすいと思います。自分で自分のローカルIPアドレスが分からないと困る場合も結構あります。

ルーターの管理画面はあまり見る事はないと思いますが、一度、どんな設定になっているのか?調べてみてはいかがですか?アクセスは大体、ブラウザからhttp://192.168.1.1/(私の場合です)とするとIP・パスワード画面が出てきます。

IP、パスワードは説明を確認の上、ログインしてください。