普通に単体でパソコンを使うにはルーターでDHCP(自動的にIPアドレスを割り振ってくれる)機能は楽です。
ただ、最近はプリンターもネットワーク型であったり、サーバーが自宅内にあったりすると、全てDHCP機能を使ってしまうとよろしくない状況になってしまう場合もあります。
このDHCPですが、ルーターで設定する事がほとんどです。
パソコンの電源をONにすると自動的にルーターにアクセスし、使うIPアドレスをレンタル(時間も決める)してくれます。ルーターで開始番号(IPアドレス)と終了番号を決めて、その範囲内のIPアドレスを振り分ける。ほとんどが、前回利用したIPアドレスが再度割り当てられるようになっていますが、パソコンが複数あり、電源を入れる順番などで割り当てられるIPアドレスが変わる場合もあるのです。
この場合、困るもの・・・・それは確定しているIPアドレスを設定してあるサーバーやパソコンです。
特にサーバーは毎回、IPアドレスが変わるような流動的な設定にはなっていません。
ローカルーネットワークにおいて、確定されたIPアドレスでなければなりません。
そうなるとルーターのDHCP設定も変えなくてはなりません。
そう、除外IPとDHCPの開始アドレスを設定する事です。
これは、設定する人の考え方次第ですが、除外IPアドレスがどのくらい必要なのか?
それとも、DHCP機能を停止し、全てのパソコン、サーバーに固定IPアドレスを割り当てるか?です。
私の家ではパソコンはノート含め、10台ほどあり、その他に無線LANを使うタブレットもある環境において、光ルーターが1台、無線ルーターが1台(ブリッジ接続)があります。
デスクトップ、ノートパソコンで有線で接続しているものには固定IPアドレスを割り振ってあります。
無線を使うタブレットとノートパソコンはDHCPに設定をしてあります。
分かり易くIP割り振り環境を記すと・・・・
192.168.1.1 光ルーター(gateway)
192.168.1.2 サーバー
192.168.1.3 windows7 64
192.168.1.4 centos6 64
192.168.1.5 ScientificLinux
192.168.1.6 Linux-Mint
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192.168.1.50 無線ルーター
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このような形で、192.168.1.1から49番までは、DHCPから除外IPとしています。
無線LAN用のルーターにはDHCP機能をONとして、51番以降のIPを割り当てるように設定しました。
サーバーである2番のIPには、ルーター機能でポートフォワーディングを使って外部からのアクセスを2番であるサーバーのポートに向けるようにしてあります。
このポートフォワーディングについては、ルーターによって呼び名や名称が違うのでルーター設定の詳細を調べてみて欲しいと思います。サーバーをローカルだけ(家庭内だけ)で使用している場合には、ポートフォワーディング(ポート開放)する必要性はありません。これはあくまでも外部からの接続用なので、外向けのホームページやメールなどのサーバーで使用する時に使用してください。
DHCPを使わない理由はもうひとつあります。
それは、ホスト名とIPアドレスを一致させるためです。
◆詳しくはこちらへ ⇒ 家庭内ネットワークでドメイン名を使用するには
PCが好きな人、PCが複数台ある人、サーバーを運用を考えている人は、DHCPを使わずに固定IPアドレスを個々のパソコンに割り当てた方が使い易い場合もありますし、なにしろIPアドレスとパソコンを覚えやすいと思います。自分で自分のローカルIPアドレスが分からないと困る場合も結構あります。
ルーターの管理画面はあまり見る事はないと思いますが、一度、どんな設定になっているのか?調べてみてはいかがですか?アクセスは大体、ブラウザからhttp://192.168.1.1/(私の場合です)とするとIP・パスワード画面が出てきます。
IP、パスワードは説明を確認の上、ログインしてください。