windowsにしろ、Linuxにしろ、初期設定でネットワークを自分の環境に合わせて設定すると思います。
ネットワークといっても、インターネットの接続のための設定とLocalnetの設定があります。
インターネット接続環境というのも、Wi-Fiがあれば、ルーターで光、ADSLと様々です。
複数のパソコンがある環境では、ルーター、もしくはハブで繋げて、個々のパソコンにLocal-IPアドレスを設定するか、DHCPで自動的にIPアドレスを割り当てていると思います。そして無線LANだけ、有線LANと無線LANのブリッジ接続と併用など、個人個人、扱う機器(スマホ・タブレット・ノートパソコン)によって設定されていると思います。
1台だけのパソコンだけなら、ネットワークは必要ありません。
ただ、WANの設定をするだけです。
ルーターがあれば、ルーターにプロパイダーの情報を設定しておけば、あとはネットワークケーブルを繋げれば、接続するようになります。
この場合、TCP/IPの設定は、ルーター=デフォルトゲートウエイになります。
Localの環境では、ルーター=DNSという役目も果たしています。
例えば、ルーターのIPアドレスが、192.168.0.1であれば、デフォルトゲートウエイも192.168.0.1となり、DNSも192.168.0.1という扱いになります。パソコンが1台という方は、パソコンのIPアドレスを192.168.0.2として、マスクは255.255.255.0です。そして、デフォルトゲートウエイは192.168.0.1、DNSは192.168.0.1とすれば完成となります。DHCP(IP自動割り当て機能)を使う場合には、IPを割り当てなくても大丈夫です。
複数台パソコンがある場合には、IPアドレスの末尾を、3、4、5とすればOKです。マスクは全て255.255.255.0です。
という事がLocal-networkの基本形です。
これにLinux-Serverが増えると、また設定がややっこしくなります。
Linux-ServerのLocal-IPアドレスを仮に192.168.0.100とします。
この100番のサーバーにルーター本体からポート転送をします。
これはルーター機器によって名称が違いますが、静的IPマスカレードとか呼ばれていると思います。ルーターの詳細設定を開けば、似ている設定項目が見つかると思います。この静的IPマスカレードにLinux-ServerのIPと使用するポート(例えばhttpdなら80、SSHなら22、FTPなら21というように)を設定しておくと、外部からアクセスがあった場合には、ルーター本体が、httpdなら100番のIPへ、というようにアクセスを自動的にサーバーへ繋げてくれる訳です。
この機能のお蔭でWebサーバーとして運用が出来るようになります。
以上の設定はあくまでの案ですが、最低限、上記の内容を覚えておけば、小規模ネットワーク(会社など)でも役立つと思います。この個々のIPアドレスも時間が経つと忘れてしまうので、必ずノートやパソコンのメモ帳などに設定を残しておく事が重要です。
仕事先などのネットワーク設定をする場合は、パソコンを触る前に紙上でIPの割り振りなどの簡単なネットワーク図を作っておくと、個々設定する時に間違えないで設定できるようになります。