8月 122015
 

このブログはLinuxを使いたいと思っている初心者の人向けに記事を書いています。

ここに辿り着く人は多分、linuxは難しいから自分で扱えるのか?と思っている人だと思います。
これは年齢に関係なく、趣味として、仕事として覚えたい、身に付けたいという方でしょう。

私は、趣味でLinuxを始めましたが、結構、仕事でも生かしています。
会社で余ったPCをLinuxでサーバー化したりています。

Linuxが難しいと思っている人は、自分のPC知識ってどのくらいだと思っていますか?
例えば、windowsでネットワークを構築できる、ルーター設定ができる、そういったあまり人目に触れない部分の知識が前提にあればLinuxを覚えるのも難しくはありません。

難しいと思っている人は、windows自体の設定も難しいと感じているのではないでしょうか。
最近は、機器を繋げれば認識するのが当たり前、ネットワークにケーブルを差せば認識するのが当たり前、WiFiもしかりです。
しかし、良く考えればそれは最初に誰かがそういう仕組みを設定をしてあるからです。

Linuxにはそのような「誰かが設定してくれている」というのはありません。
自分でインストールして、自分のネットワーク環境に合わせて設定をし、必要なソフトを自分で選び設定する。全て自分で作業をしなくてはなりません。この面倒な作業があって楽な扱いが出来るようになるのです。

メーカー製品であれば、最初からwindowsはインストールされていて、機器に必要なドライバーもちゃんと割り当てられているし、そのPC自体が壊れるまでOSをインストールする事も無いかも知れません。

ただ、使うだけです。

でも、興味はある、Linuxを使いたい。
そう思っている人は、先ず、windowsでネットワークの知識を身に付けましょう。
IPアドレス、DNS、ゲートウェイ、DHCP等など・・・。覚える事はたくさんあります。

用語と意味が分かってくるとLinuxの扱いも自然と分かってきます。
用語が分からなくても何となく設定できるようになり、後から「そういう事だったのか」と理解もできます。

Linuxを難しいという一言で片付けるのではなく、事前に知識として覚えられる事は、windowsや専門書で勉強しておけば、比較的簡単にLinuxに入ってくる事が出来ると思います。

後は、慣れだけです。

5月 242015
 

Linux初心者の方であれば色々な事で悩む場合があります。

①どんなOSを使ったらいいのか?
②初心者でも設定できるのか?
③新しいパソコン(PCパーツ)を購入しなくてはいけないのか?
④電気代等の運用で費用はどのくらいかかるのか?
⑤余っているXP時代のパソコンで代用できるか?  などなど・・・。

最初に検討すべきなのは、『自分がサーバーでどんな利用をしたいのか?』という点です。サーバーの利用方法は沢山あり、その利用方法によって、パソコンの性能やLinuxの設定、パソコンのボードやディスクによる消費する電気料金の違い、古いパソコン、中古パソコンでも応用できるか?という事です。

まずは自分のやりたい事を明確にしましょう。

逆に古いパソコンありきで、このスペックならどんな使い方が出来るのかを知りたいという人もいるでしょう。そういう人は、とりあえず何でも出来ると思って下さい。但し、処理速度が速いかどうか?その速度に耐えられるかどうかは扱い次第の面もあるので、自分で作業し設定してみて決める事になります。

今お話した古いパソコンとは、pentium4以上としましょう。
pentiumⅢとか、それ以下のCPUは使えない訳ではありませんが、現役で使用するには無理がある、長期の運用に機器が耐えられるか?という事もあるのでご理解頂きたい。

①どんなOSを使えば良いのか?
Linuxであれば、RedHat系とDebian系、BSDがありますが、ここはOSとして扱っている実績の多いRedHat形であれば、CentOSやScientificLinux、Debian系であれば、ubuntu,Linux-mintあたりでしょうか。沢山のユーザーがいれば、ネットでの情報も多く、設定に困っても解決できる余地があります。

②初心者でも設定できるか?
誰もが自宅でLinuxを使いサーバーにした人は初心者から始めています。ネットで設定が書かれているサイトを見ながらの設定であれば、初心者の人もできない事はありません。ただ、その前にViの使い方やLinuxをインストール、ネットワークを設定するという作業があり、これを超えなくてはなりません。

③新しいパソコン(PCパーツ)を購入しなくてはならないのか?
XP時代のPCならほぼ間違いなくLinuxはインストールできるはずです。Core2duoなどの2コアCPUであれば尚よろしいと思います。購入が必要なのはメモリを最低限1GBにする(推奨は2GB以上)、ディスクが古ければ、ディスクだけ新しい機器と交換しておく。ディスクは容量が大きければファイル保管庫としても使用できる。省エネのサーバーを自作したい場合には、IntelのATOMやAMDのC60やC70などが良い。価格はMini-ITXで1万円以下で購入できる。

④電気代はどのくらかかるのか?
自作省エネCPUならば、月500円未満(常時稼動で)程度、メーカー製品であればCPUやVGAによって違いはあるが100W前後の消費となると思われる。作る以前の電気代と比較する事をお奨めします。

⑤余っているXP時代のパソコンは使用できるか?
③に書いた通り使用可能です。メモリとディスク、パソコン内部の掃除を一度は行なうようにしてください。その時にファンの大きさを調べ、静穏ファンに交換するととても静かなパソコンになります。

とりあえず作ってみてハードに関しては分かる事が沢山あります。
急いで焦らずにゆっくりじっくり構えて作業しましょう。
小さなミス(誤字、スペルの間違いなど)でも動作しません。

困った場合には、質問・意見交換の出来る掲示板を作りましたので、質問や意見などは、こちらからお入り下さい。お気軽に使って欲しいと思います。

5月 172015
 

日本のPCシェアとしてはwindowsが半数以上を占めています。
その内、Linuxはほんの数パーセントというシェアです。
個人的に使われているLinuxは本当に少ないと思われます。

これは、新品のパソコンを購入する時にwindowsは最初からインストールされているPCはあるが、Linuxが最初からインストールされているPCはショップ限定であったりする程度でメーカー製品ではありません。

そういう環境であるために、Linuxは自らインストールをしないと使えない。また、インストール等の作業が入る事によって敷居が高いOSとなっている。ましては、インストールをしようとしてもwindowsと違う面もあり、そこまで辿りついても途中で止めてしまう人もいるのではないでしょうか。

しかし、そこを通り越した人だけがLinuxを楽しめる存在となる。
その数字がシェアに現れているのではないでしょうか。
100人PCを扱う人がいれば、Linuxを使っている人は2.3人であろう。

車で例えると・・・・
windowsはAT車、Linuxはミッション車でしょうか。
ATは運転も簡単、ミッション車はクラッチの使い方、坂道発進などそれなりの技術が必要となるが、運転する楽しさという点ではミッション車の方が上であろう。

ユーザーの中でも、仕事だけPCを使う人、趣味で家でも使う人がいる。
趣味としてPCを使う人の中でもwindows専門の人、MAC専門の人、Linuxを使う人、複合的に何でも使う人、このグループの中で趣味の人は複合的に何でも使う人が多いと思う。

Linuxだけを使っているは少なく、windowsも使っていたり、MACを使っていたりするケースが多い。
難しいと敬遠されがちなLinuxを他のOSと使う事によって勉強しながら少しずつ覚えていく、Linuxに欠けている部分はwindowsやMACを使って処理すれば良いと考える。

何でも1台のPCで色々な作業をさせるよりも、そのPC、そのOSに見合った作業を選び、そのパソコンを使うのが一番作業効率も良い。作業効率だけではなく、古いパソコンの再利用という面も考えるとLinuxを選択して、無駄にお金を掛けずに使える手段を講じる事もできるだろう。

複数のPCを所有している人は、その中の1台にLinuxをインストールしてみる価値はあると思う。
やる気になれば、OSをダウンロードして、直ぐに始める事もできる。

沢山の人にLinuxの面白さを味わって欲しいと思う。

3月 022015
 

Linuxは難しい。
そう思っている人がたくさんいるのではないでしょうか。

確かに難しいのは事実です。
これは比較対象となるwindowsとの相対性理論としての結果でしょう。
windowsは全てが最初から日本語でインストールされているし、パソコンを購入して電源を入れてネットワークを繋げれば自動的にインターネットにもアクセスできます。・・・その前にルーターにプロパイダの情報を設定しなければなりませんが・・・。

Linuxの場合には、最初からデスクトップとしてインストールされた製品が有名なメーカーから販売はされていません。一部ショップのPCでインストールされたりしているパソコン程度ではないでしょうか。

Linuxを触るためには、とりあえず自分でLinuxをインストールするところから始めなくてはなりません。多分、ここが敷居が高く感じられる人が多いと思います、私の場合には、自作パソコンが趣味であったのでパソコンの構造やOSをインストールするやり方などは、失敗を重ね覚えたようなものだと思っています。

パソコンやスマホなどの情報機器が好きな人、嫌いな人は結構白黒はっきりしていて分かり易い。
windowsにしろ触るのが好き、windwows以外のOSも使ってみたい。
そういう好奇心が強い人は根気よくLinuxを触る事ができる可能性があります。

windowsのように最初から普通に使えるOSと思わないで、少しずつ自分の使いやすいOSに育てていくというのが良いのではないでしょうか。Linuxをインストールしたら終わりではありません。そこから色々と扱い方を覚え、サーバー設定の方法やサービスの停止、開始、セキュリティの設定など1日では出来ない程、勉強しがいがあると思います。

本ブログのタイトルではありませんが、とりあえずLinuxをインストールしてみる。
間違ったら最初からやり直せばいいんです。
何度も繰り返し同じ事を作業することによって覚えられる事がたくさんあります。

難しいと思い込まずに、先ずは空いているPCにインストールしましょう。

休日は、早起きしてLinuxの設定作業をする。
困ったら、ネットで検索したり、専門書を読んでみる。
頭も使うし、技術も手に入れる事が出来て、お財布にも優しい。

Linuxが本当に面白いと分かるはずです。