前記事で「受動喫煙問題」について書きました。
ふと思うのは、「最近は相手の気持ちになって考えてみる」という人が少なくなったという事。
少数派の人達を殲滅するまで攻め続ける。
どうなのかぁと思っています。
自分の考えている事=全て正しい
自分と同じではない=許せない
そう思っている人が多いように思います。
この件に限らず、法律を作って規制するとか、そこまでやらないと気が済まないのか?と考えていまいます。将来的には少数派の好きな物は全て法で規制されるようになってしまいますよね。
ヤフーのニュース記事のコメント欄を読んでいても、タバコを吸わない人が正義のような人多いですよね。タバコの問題が一段落したら次は酒にでも移動していくのでしょうかねぇ。
何でもYESかNOか白黒はっきりしたがる人が多くなると、その中間点である大事なグレーゾーンの人達の考え方って無視され易くなってきます。このタバコ問題であれば、吸う場所を決めて吸えばいいのではないか等、両者の間を上手く取り持つような発言をする人達の事です。意見が黒か白かの人はこういう曖昧な意見の人も許さないんですよね。
「お前の考えはどちらなんだ?」という事になる訳ですよ。
「だから俺は、どちらでもない」というとまたそれが許せない。
私はこの「グレーゾーン」の幅が広い人ほど大人で寛容な人だと思っています。
簡単に言うと黒白派の人はガキであるっていう事。
今現在でも体に悪い物はタバコの他に沢山ありますよ。健康を損ねるという視点で禁煙すべきであれば、体に害のある物全て規制しなくてはならなくなります。
コーラって安全なのか?
マーガリンはどうなのよ。
お菓子の合成甘味料って?
コンビニのお弁当の保存添加物って平気なのか?
受動喫煙でガンになるよりも、こういう実際に口から入る物の危険の方が多くあると思いますよ。
そういう話題は話に登らずにタバコだけが肺がんになる要因のように思ってはいませんか?
話題は変わりますが「BABYMETALはメタルなのか?」という話と似ていますよね。
反対派の人達は・・・
「こんなのメタルではない。」とか
「メタルを馬鹿にしている」など色々言っていましたよね。
音楽好きな人は、この中間意見で「聞いて、見て、面白くて楽しければいいのではないか?」という人が多かったのではないでしょうか。
私もこの意見派でした。
未だにそう思っているメタル信者の人もいるでしょうし、改心してBABYMETALの事が好きになってしまった人もいると思います。外国人なんて気分屋多いから直ぐに改心しますよね。
人間はその時の背景でYESもNOになる事だってあるし、NOがYESになる事だってある。
一言で言うと「気分屋」なんですよ。
その気分で早急に法律を作ってしまうのはいかがなものかと思う。
やはり時間を掛けて協議して、お互い疲れて「もうこのあたりにするか!」という歩み寄りのところで決めるようになるのが良い方法ではないでしょうか。
段々と生きていく、普通に生活する、そういった簡単な事が難しい世の中になってきてます。
その内、「高齢者の生活保護者は面倒みるな」!
なんて事になりそうな勢いじゃないですか。
いつからこんな日本になってしまったのやら。