ATOM鯖について –          おやじdemo_CentOSを使う
12月 052023
 

見てくれている方からメールで相談がありました。

Q,  自宅サーバーとレンタルサーバー、どちらが良いですか?という事なのですが・・・・。

私は10年以上前からレンタルサーバーと自宅サーバーの両方を使っています。

当初は自宅サーバーのみでサイトからメール配信まで設定して使っていました。

自分で設定して動くのかどうかがとても楽しくて毎日、仕事から帰って来てSSHとにらめっこしながら過ごす時間が有意義でした。

この時間があってこそLinuxの知識が身に付いたのだと感じています。(当時は50歳前後)

自宅サーバーを自分で運用し始めてからハードに対する問題が色々と出てきました。

・サーバーが熱で動作が鈍くなる
・自宅でファンの音が気になり始める
・ルーターが熱で固まり易くなる
・ハード的にメモリの不足を感じる

というような問題が出始めたのです。

ファンや動作音が問題にならないような場所にサーバー本体を移したり、ルーターの置き場所を変えたりしましたが、やはり気になります。

その内、嫁さんからも文句が出始めます。

・音がうるさい
・電気代がかかるのではないか

そのような文句です。

その時点でブログ(wordpress)も自宅サーバーで運用を始めたばかりだったので、レンタルサーバーを借りて運用をすれば音や電気代の問題は無くなると考えました。

そして、レンタルサーバーを借り、このブログを開始した次第となります。

自宅サーバーはその後、自分のクラウド及び音楽データや重要なファイルの保存庫(samba)と切り替わりました。

セキュリティも考慮してサーバーは自宅内のローカル専用に設定をし直し、www(Apache)
については、wordpressのテスト用としてローカル環境で動作するようにしました。

自宅サーバーを運用するにはLinuxの勉強をすれば動作させる事は出来ますが、連続した運用では課題もどんどん出てきます。

・セキュリティの設定や新しいセキュリティの勉強
・ハードの性能問題(省エネCPUを使用していた事)
・HDDが逝った場合の措置
・夏の暑さ対策と電気代

というような事です。

・・・・私の結論・・・・

自宅サーバーは勉強用及び自分のファイル保存庫として使うのが一番良いと思う。
常時稼働はさせずに週末だけ運用するとか決めておく。

電気代等も考えるとレンタルサーバーを借りた方がお得である。
セキュリティ面でも安心である。

災害時や急な停電時など気にしなくて済む。

レンタルサーバーは容量等で金額は変わってくるが、100GB程度であれば年間2000円以下で借りる事が出来る上にどこからでもアクセスが可能である。

ちなみに私の借りているさくらインターネットの料金体系は以下のようなタイプとなっている。
自由度も高く、メールからクラウド的な使い方も出来るので非常に使い勝手が良い。

それでも自宅サーバーを置いておく理由は、自分が弄りたい時にシステムを弄れる環境が欲しいからでしょうか。

無料のブログを提供している会社もあるが、やはり速度の問題や容量の問題がある。

この料金設定であれば自分の勉強用としても納得できるのではないでしょうか。

8月 102021
 

古くから稼働させていたATOMのMini-ITXのマザーボードが亡くなりました。

前から急に落ちたり起動しなくなったりの前兆がありました。
このブログを始めた頃に作ったPCなのでかれこれ10年以上動いた事になります。

その10年と言っても、普通の10年ではない。
引っ越しした1.2か月の間以外は起動をし続けたATOMです。

当初はLinuxの勉強用にhttpdやQmail等の設定をして使っていましたが、途中からは自宅ファイルサーバーとして活躍しておりました。

大きさも小さなサイコロ型なので場所を取らない上、消費電力も少ない。

貧乏な私にとって良く出来たサーバーでした。
こいつのお陰でLinuxのコマンドが覚えられた。
盟友のようなPCです。

実際の稼働としては10年から12年の間くらいです。

あまり熱をもたないATOMというCPUだからこの年月維持できたと考えています。

予備MBとして同じくATOMのMini-ITXがもう一枚あるので、それに交換する事になります。

AMDのE350(Fusin)やこのATOM、4コアのCeleron等のMini-ITXのマザーボードは一時期沢山出回っていましたが、今は皆無です。

PCの自作をするという人が減っているという事もあるかも知れませんが、この省電力CPUを使った自宅サーバーはちょっとしたニッチ的な重要があると思います。

私のような自宅でLinuxサーバー勉強用とか。
自宅ファイルサーバー用とか。

こういった需要も少なくなったという事でしょうか。

CPUもオンボードであとはメモリとHDD、ケース(電源)があれば組み立てられる。

処理速度は決して速くは無いが特定のサービスで動作させる上では全く問題無い。

10年位で壊れるというのであれば、中古で見つけた時には購入しておくかな。
何しろ、消費電力が大きいCPUはサーバーにすると大飯食いだ。

冷却するためにファンを動作させたり吸排気も埃で汚れやすい。

ファンレスで動作するATOMのような小さなMini-ITXの復活を望む。

11月 022018
 

最近はバイクとBABYMETALの話ばかりでLinuxの話題を全然書いていませんでした。

家を引っ越してから部屋に沢山のパソコンを広げておけるスペースが無くなってしまったために、今までと同じような環境でLinuxを触れないというのも要因のひとつになっています。

ただ、ノートパソコンであればいつでも起動させる事ができるので、今は3台のノートパソコンでPC生活をしています。

家のサーバー(サイコロ型の小さなデスクトップ)も押入れに入れたままで、これも近いうちに復活させようと考えています。

このサーバーはサイトの説明とおりに、ATOMで動作させており、OSはCentOS6.3がインストールされています。今まではApacheやPostfixなどのサービスも動作させていましたが、今回復活させる事として完全な家庭内サーバーにしようと考えています。

家庭用サーバーと言えば、ファイルの保管庫としてディスクも大きい物に入れ替えて、音楽とか動画、家族で使っているOffice関係のファイル、写真などを入れておこうと考えています。

普通であれば、ディスクアレイとかUSBの外付けHDDでも充分なのですが、ここはLinux、それも大好きなCentOS6を操作できるようにしておきたいという私の意向です。

CentOSは現在7が最新です。

私の場合は、自分で覚えたLinuxが6だった関係もあり、ローカルネットで使用するのであれば、CentOS6が良いという考え方です。

もちろん、Debianやubuntu、MINTでも良いのですが、サイトの名称にもしているので、少なからずCentOSには常時触れられる環境を作りたいと思っています。

その他、ノートパソコンではCore2Duoの2.0GHzにCPUを交換したNECのノートをMINTで使い、IBMのThinkpad X40にはKona-Linuxで使っています。

普段の仕事、作業用には最近買った、TOSHIBAのダイナブックP750(corei7 2.0GHz)を使います。
このPCはWindows10なので仕事用と言えば仕事用ですね。
私にはもったいない位の性能です。

何なに?まだX40なんて使っているの? そんな声が聞こえてきそうです。

CPUがPentiumM1.2GHzでメモリが1.5GBしかありません。
でも、テキストの文章を書いたり、SSHで操作するにはまだまだ使えます。
32GBの中華製SSDもまだ普通に動いてくれています。

キーボードが打ち易いパソコンってなかなか無いですからね。

そこで最近、忘れ気味になっているLinuxを再度勉強のためにいつものBookOffで中古の専門書を買ってきました。
秀和システム発行の「CentOS6で作るネットワークサーバ構築ガイド」という本です。
実はこの本前から欲しかったものだったんです。

いかんせん新品は4500円もするので貧乏な私はその時に買えなかった。
欲しいと思っている間にCentOS7が出てしまい、本屋からいつの間にか消えていた。
それがたまたま立ち寄った近所のBookOffにあったんですよ。
付属のDVDディスクは付いていませんが、920円という破格の値段でした。
このDVDはCentOS6のインストールディスクなんで要らんですからね。

色々なLinuxの本がありますが、今までで一番詳しく書いてあります。
厚さも4.5cmありますからね。枕にもなります。
誰でも簡単Linuxみたいな本は絶対に買ってはダメです。
インストールするくらいならいいが、意味がよく分かりません。
何冊も買うようになってしまいます。

よし!これで準備は出来た!
再度、復習のつもりで苦手だったSeLinuxを勉強しようと思う。