音楽CDの特典と種類について考える –          おやじdemo_CentOSを使う
4月 082016
 

音楽業界は不況と言われています。
若い人がCDを購入しないと言うのが原因でしょうか。

大体、大人になると音楽を買ってまで聞こうとしない人が多くなります。
趣味とかで音楽が好きない人でないとわざわざCDを買うという行為をしなくなります。
ましては、今の状況下では自ら音楽を調べ聴くような人でないと新しい音楽に出会えないというのもあるでしょうか。

若い頃に、色々なジャンルの音を聞かないと、大人になって聞く事は無い。
高校生、大学生の頃に色々な音楽を聞かないと耳が音楽を聞いても良い音楽、自分の好みの音楽、感動する音楽というような受け取り方が出来なくなるように思います。

雀百まで踊り忘れず。

その年頃に聞いた音楽は一生受け入れられる音楽となるのです。
逆に音楽を聞かないで育ってしまうと、音楽は生活の中で不要な存在となってしまう。

音楽を聞くというのもながらで聞くのではなく、真剣に聞く。
本を読みながら、スマホを触りながらでは、頭の中に音楽が入っていかない。
真剣勝負のようなものです。

音楽を集中して聞くことができる人は、その音楽の良し悪しの判断も早くなる。
自分にとって良い音楽かどうか。

難しい、難解な音楽は何度も何度も聞いてみる。
そこで好きになると何回も試した分、好きになる感情は大きいと思います。

音楽を聞くと、その頃を思い出すし懐かしく感じる事が出来ます。
そう、脳の活性化に最適なのです。

歌謡曲であろうがJ-POPであろうが、ロックであろうが同じです。

そんな事で前置きが長くなってしまいましたが、今回は音楽云々と言うよりも、CDの発売の仕方について私の意見を書きたいと思います。

某国民的アイドルが握手券の付いたCDを発売してから、CD自体がおまけ的な価値の無いような存在になって行きました。これは仮面ライダーのライダーチップスと同じ感覚でしょうか。中に入ってるカードだけ抜いて、お菓子本体を捨ててしまう子供が続出して社会問題となりました。

やっている内容はこの子供と同じような事です。
しかし、その商品の価格が違います。
シングルCDでも1000円ぐらいはする。
中、高校生にとってみれば結構な大金ですよ。
中の握手券だけ抜いて、CDはヤフオクや友達にあげるか、中古屋に販売する。
こんな価値の無いCDを中古CD屋に持って行っても二束三文です。
まぁ、その曲が好きな人はお安く買うかも知れませんが・・・。

音楽CD+何かしらの特典を付ける

これが今の音楽CDを発売する基本形です。
レコード時代の特典と言えば、そのアーティストやバンドのポスターが付いているとか、2.3ページの写真集が付いている、面白い物ではLPにシングルレコードが付いている物もありました。

感覚的には本当に「おまけ的な販促品が貰える」ですよね。

そのバンドが好きでレコードを購入する訳ですからポスターとかでも嬉しかったのです。

それが今はアイドルとか本人に会える、握手ができる券ですよ。
音楽CDの楽曲の価格よりも、握手会の費用の価格としてしか感じない。

そんな堕落した音楽CDを売り続けた某国民的アイドルのプロデューサーの罪は重い。
音楽CD全体の価値を下げたのに等しいからだ。

音楽は所詮おまけのようなもの。

以後、音楽CDは何かしらの特典を付けなくてはならなくなった。
ロックCDであれば未発表曲が入っているとか、ビデオ映像で数曲が見れるとか・・・。

そうなると同じアルバムでも何種類もヴァージョンがあり、価値のある品、無い品と区別される。
ファンクラブに入らないと買えない物もある。

映像特典とか付けるなら、正規にその映像を販売すればいい。
音楽CDは何種類も作らず、パターンは一つでいいだろう。

買う側にも分かり易い、損するか得するか等と余計な事を買う時に考えさせるべきでは無いと思う。

人気が出て売れ始めると上記のような販売スタイルに変わっていく。
いつからか、発売元の方が上から目線的な立場になってしまう。
これはコンサートチケットも同じ。

あまり天狗のような販売スタイルになると客離れも早くなりますよと言いたい。

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