自治体の作るPR動画についての個人的な意見 –          おやじdemo_CentOSを使う
4月 102017
 

このところ地方の自治体で動画作りが盛んに行われています。

これもふるさとの納税を高めるためとか、五輪が行われる事によって海外の人達に地方の良さを分かってもらうための工夫という事でしょうか。

しかし、行き過ぎではないか?

という意見やら、目立てば良いだけなのか?という動画も結構あるようです。

自治体が自分達の街をもっとPRしたい、もっと知って欲しい、という事は観光として訪れて欲しい、うちの自治体にもふるさと納税して欲しいという意味があっての事ですよね。

前述の行き過ぎ動画(ここではあえて書きませんが・・・)
その自治体のイメージに合わないものや何をみんなにPRしたいのか不明な動画があります。

一時、アニメが自治体と組んで地域活性化のために、ローカルな場所の風景などをアニメの中に入れて、そのアニメを見て感動した人たちが聖地巡礼と称して現地を見て回るというのが流行っていました。勿論、今もあると思います。

例えば、ガルパンでは大洗町、君の名はでは諏訪湖周辺など。

これは、元のアニメがヒットした関係でローカル地域の知名度が上がった。
その結果、聖地になった。という事です。

アニメもなく、自治体だけで動画を作りPRするのは実際難しいですよね。

youtube等の動画を沢山の動画がアップされており、宣伝用動画からアフリエイト狙いの個人の動画から、趣味で作った個人動画まで様々あります。

見る側としては、自分が興味あるもの、好きなアイドルが出ているもの、面白いもの、流行っているもの、子どもが好きなもの、そういった動画を見ると思います。

その沢山ある動画の中で地方自治体の作った意味不明な動画を見る人っているのか?という事なんですよね。自治体の職員関係者が自分達だけ見て満足するようなものが多くなってしまいそうです。

大体、動画をyoutubeにアップするのは、個人的(仕事として動画を作っている人を除く)には自己満足のために動画をアップしている人が多いのはないでしょうか。

例えば、私の今やっているmotoblogを作りたいという、バイク動画については、同じ趣味の人、バイクに興味がある人、そういう人達に見てもらえたら嬉しいなレベルだと思います。
動画として何かしら残しておきたいという意識もあると思います。

個人でも動画を撮影するために色々と工夫をしたり、資材を購入したり、どういう動画にするか?場所はどうするか?など個人であっても脚本を無くても頭の中で「こうしよう!、あーしよう!」という案を練っているはずです。

そして撮影し編集、アップした動画が一般の人達にどう評価されるのか?
評価されなくても、自己満足だからOKという人も沢山いるでしょう。
分かってくれる人だけ見てくれればそれでいい。

個人はそういう事だと思います。

しかし、地方自治体の動画は個人が作る動画と違って税金を使って作っている。
税金を使う以上、「分かってくれる人だけ見てくれればいい」という訳にはいかない。
老若男女問わず受け入れられる動画を考えなくてはならないと思う。

おやじの意見としては、面白い、突拍子の無い発想の動画を作るのであれば、自治体の職員の人達が出資して作れば良い。税金を使うから文句が出る。

前述のアニメやSFもの、怪獣もののような突拍子の無い動画ではなく、お金を掛けずに作れるものを職員の知恵と発想で作るべきだと思う。

何だかんだ言っても、動画を見ない上司やら、アニメも分からない人、音楽にも興味がない、そんな反文化的な人達が決裁して作った動画はいかがなものかと思う。

お金を掛ければ面白い、人気が出る動画が作れるのか?
お金は無くても面白い、PRが出来る動画が作れるのか?

予算の少ない資金で作った映画は面白くないか?みたいな判断ですよね。
しかし、大金を使った映画がコケる事も多々ありますよね。

急にPRしよう!としても中々難しい。
自分達の地域は何が良いのか考えた事も無い。
長く住んでいるが、不満の方が多い。

動画を作る、そんな事よりも何か違った事考えた方が良いのかも知れません。