とうとうCBR250RRが発売されましたね。
スタイルはともかく、価格がABS付で80万円を超える金額になっています。
Q、このCBR250RRは売れるのでしょうか?
おやじの感覚としては、そんなに売れるとは思ってないです。
先ずは価格が高過ぎる・・・。
安いABS無し買っても75万以上する、これに登録費等を含めたら乗り出し価格は80万ですよね。
バイクに乗りたいと思っている私の様なリターンライダーならともかく、一番欲しいと思われる16歳~25歳前後の人達が買える金額ではなさそうな感じしませんか。
余程、バイクが趣味の人でないと無理して買おうと思わないのではないか。
そして比較される車種がSUZUKIのGSX250Rです。
こちらは価格が約50万ちょい。
乗り出し価格であれば55万前後でしょうか。
この2.30万円の差って大きいですよね。
スペック的には、2気筒エンジン(GSX250RはOHC)でインジェクションで、馬力がCBRが38馬力、GSX250Rが28馬力という仕様です。
NINJAが31馬力とか、YZFーR25が34馬力とか、この250CCクラスの統一感の無さが何とも言えません。昔は45馬力とか40馬力でエンジン形式は違っても大体その線で合わせていましたよね。この統一されていた馬力だったという事が私は重要だとは思っています。
それは、バイクを作るメーカーがバイクのスペック等を結束して排気量別に基準を作っていた証拠であると思う。それは運輸省などに意見をするのも集合体で行うこと。そのスペックがバラバラというのはメーカーの1社、1社がバラバラで個別に作って売っているだけのように見える。もちろん、運輸省に対しても個別にやっているだけで、いわゆる受け身の状態。
受け身の状態であれば、排気ガス規制も飲まなければいけなくなりますよね。
その結果、一見、レプリカに見えるが中身はレプリカではない。
フルカウルのネイキッド仕様というべきか。いや狼の皮を被った羊というべきか。
良い意味で考えればメーカーの考え方が馬力に表されているようです。
特にSUZUKIは街乗り基本の考え方でハンドル位置も高く、外見よりもマイルドに作られている。
言い方を変えれば、牙を抜かれたライオンのようです。そしてコスト重視である。
そしてCBR250RRは投入できる最新技術を組み込んだバイクです。
以前のCBR250RRの4気筒モデルの加速性能にどのくらい近くなっているのか。という事が比較されると分かって出してきているバイクである。街乗りからツーリングまでこなせる仕様でもある。
そのために、馬力もこのクラスでは一番の出力にし、エンジン音に拘っている。
しかし、街乗り中心でも物事を考えた場合、250ccの排気量が必要なのか?という点である。
私は街乗りは125ccクラスが大きさ等も含め丁度良いように思える。
バイクを通勤・通学で使う人と趣味で休日乗る人では求めるバイク像は違う。
CBR250RRは完全に趣味で乗る人向けに作られていると思う。
相反して、SUZUKIのバイクは価格的にも通勤通学でも使える燃費の良さも考慮にいれられている。
もちろん、GSXRという冠があれば、趣味の人も過去の名称で食いつくであろう。
バイクは音と加速が利点である。
安全で静かで快適を求めるのであれば、車に乗ればいい。
今のバイクはどうしても、この利点を無くしているようにしか思えない。
技術が進歩してもバイクに求められる事は同じだと思う。
バイクが売れない要因はこういう事もあるのではないかと考えています。