私の仕事先では各事業所に小型のサーバーを設置しています。
この小型サーバーはLinuxのファイルサーバーであったり、NASであったりします。
殆どの社内サーバーは私が環境設定をして使えるようにしました。
何で社内サーバーが必要なのか?
という事を聞かれる場合が多いのですが、それは大事なファイルの保存のためです。
おのおの個人のPCがあり、自分が使うPCで色々なファイルを作成すると思います。
このファイルを他人が使いたい時や個人のPCが調子悪くなり使えない時に社内サーバーにファイルが保管してあると非常に便利な訳です。
自分一人でPCを使っている時にはサーバーよりも外付けHDDやUSBメモリでも代用になると思います。
しかし、仕事で沢山の人が共有するとなると常時接続できるサーバーの方が便利です。
ただ、難点があるとすれば、外部からこの社内サーバーに接続する事が出来ないという事です。
外部から接続をするためにはVPNという手段を使わなくてはなりません。
このVPNで外部からアクセスが出来る環境になると今度はセキュリティを一段高くしないと危険なんですよね。
またVPNの場合にはIPアドレスが固定であれば設定し易いが、動的IPであるとIPが変わってしまうと繋がらないという事がしばしば起きてしまい、その都度、設定をし直さなければなりません。
ネットワークに詳しい技術者がいない事務所では向きません。
VPNの設定等は少しPCの設定が出来る程度の知識では難しいと思いますし、素人の人にやり方を教えても2.3日で忘れてしまうと思います。
だから、私の扱っている事業所ではVPNの設定を一切していません。
社内のサーバーをVPN化するよりも、レンタルサーバーを借りてしまった方が安上がりでセキュリティの面でも安心かと思います。
重要なファイルのバックアップやファイルのやり取りもメールを介さずにレンタルサーバーのホルダーでやり取り出来れば非常に安心が出来ます。
USBメモリを無くした!とかの心配もありません。
知識が乏しい人間だとクラウドにして使えた方が便利だ!と言う人もいますが、そこは、クラウドにかかる費用面やセキュリティ面等を考慮して答えを出すべきかと思います。
私が今までで一番大変だったという経験から言わせてもらうと、サーバーに共有ホルダーを作った後に、他の皆さんが共有ホルダーを使う意味を理解しているかどうか?
また、ルーティンワークとして普通にサーバーにアクセス出来ているのかどうかでした。
最初の頃はあっても誰もアクセスしない状態が続きましたが、使い方や意味合いが分かってくると急にアクセス数が上がってきます。
サーバーの使い方の啓蒙もしなくてはならないという事です。
皆さんが普通に使えるようになった上でVPNにした方が良いのか?
外部のレンタルサーバーを借りた方が良いのか?
その答えを出した方が良いと思っています。