私は16歳で原付の免許を取得してからバイクに乗っています。
この間、バイクでの事故は一度もありません。
運が良かったと言えばそれまでですが、ただ運でけでは無いと思っています。
中型免許を取得して250ccのバイクに乗り始めた頃はバイクの馬力の違いに驚き、高回転でエンジンを回した時には自分の運転能力では扱え切れないなと感じました。
でもバイクのスポーツ的な運転技術を向上させようと思いませんでした。
逆に自分は技術が無い、体力が無いという事をこの時に自覚したのです。
だから危険な走行はしない。
すり抜けも追い越しもしない。
そういう運転に必然的になっていきました。
すり抜けで幅寄せされたり、急に車のドアが開いて接触事故を起こしている人を見てきました。
中高年のバイク乗りの人たちでも排気量主義者がいて、大型のバイクの方が偉いという雰囲気で乗っていられる方が見受けられます。
自分が大型バイクなので乱暴な運転をしても許される訳ではありませんし、危険な運転をしている人は我々のように乗ることを楽しむ人にも害を及ぼします。
街乗りのバイクではバイク自体の能力を出せる場所なんてありません。
ゆっくり車と同じように走行して音を楽しむ感じです。
特に中高年のリターンライダーの人は見栄で大型のバイクに乗ろうとする人が多いですが、体力的にも馬力的にも扱うのは難しいでしょう。
大きな重たい車体を取り廻す事さえ大変なんです。
そんな人が乗っている時に危機回避行動が一瞬でとれるでしょうか?
見栄でバイクを選ぶ人は結局扱いが面倒になり乗らなくなる人、もしくは事故を起こして乗れなくなる人なんです。
話は戻ります・・・・・
私が事故を起こさない、起こしていないのは多分、「危険予知」だと思います。
普通に道路を走行していて、「もしかして」をいつも考えています。
・もしかしてこの交差点から車が出てくるかも知れない
・もしかして前の車は急に左折するかも知れない
・もしかして前を走っている自転車が右に出てくるかも知れない
等などバイクに乗りながら常に頭の中で考えています。
優先順位もありますが、自分が直進するから優先であるという事ばかり考えていると、その優先順位を無視してくる車に出会ったらどうなりますか?
衝突すれば必ず負けるのがバイクですから、自分が優先である事よりも自分が事故に合わない、怪我をしないようにする事が大事だと思います。
長く、楽しく、バイクに乗りたいと私は思っているので、乗れる事のありがたさを忘れないようにしています。