私も色々な経営者の方達にお会いしてきました。
私のような半お宅で機械弄りが好きな性格とは真逆な人が多い。
知らない事もいかにも知っているようなそぶりの会話をする。
・・・知らないんなら知ったかぶりしなくてもいいのに・・と思う。
所詮、この人達は自分の技術が口なのである。
だから私のような人間とは種類が違うし、生きているステージ自体が違う。
私が山の生き物ならば、彼らは海の生き物なのかも知れない、そんな感じでしょうか。
そうして色々とシステムの構築を依頼されたりする事になるのですが、物好きな私の性格は、依頼された内容以上の事をしてしまう傾向があるということです。
その傾向とは・・・・
サーバー構築するにしても、今あるサーバーを使いデータのバックアップから新システムの入替までの作業があったとした場合・・・
1.バックアップまでは依頼者側で行う
2.サーバーが真っ新の状態から作業を行う
3.依頼はVPNとsambaの設定
と仮定すると・・・。
1の作業を中々時間通りに実施しない依頼者側に愛想を尽かし、こちらでやってしまう。
3の設定をする際に情報が不明で誰一人分かっている人がいない・・・こちらで調べる。
ルーターのIDやパスワードも分からない。
全てが人任せな会社なんですよね。
情報が何も無ければ設定も出来ない。
事前に準備しておいてくれてもいいんでねぇの。
しかし、ここでイラついても怒ってはいけない。
やっとの思いで必要な情報、資料を集めて作業を始めると色々と気が付く事が多い。
このサーバー、メモリ不足でないの?
HDDも容量少ないからシステム以外にusr領域を増やした方が良くない?
とこんな感じで?と感じる箇所が増えてくる訳です。
担当者に行っても暖簾に腕押し、意味が通じないのか?糠に釘状態。
自分はVPNの設定とsambaの設定をやり終えてはいるが気になってしまう。
「後で困るのはあなた達の会社ではないのか?」と・・・。
知ったかぶりの経営者に直接言う事になるのだが、契約以外の作業なので金にはならない。
しかし、やって欲しいと上から目線で言われるのだ。
とこんな風に「相手の事を思って言った事が自分の無償の作業になって返ってくる」という嫌なブーメラン現象が起きるのです。
だから作業を依頼された事以外は手を振れない。
おかしいと思っていても担当者にやんわり伝える程度で丁度良い。
何でもやり過ぎはいかん!と言う事である。
それは技術者としての価値を下げる事でもあり、余計な心配を抱える事にも繋がっていく。
あくまでも、やんわりと伝えれば良い。