ラズベリーパイの影響かと思いますが、今度はアメリカで9ドルPCが登場しました。
その名は『CHIP』です。
アメリカらしい、そのまんまの名称ですよね。
9ドルでもCPU(1GHz)とメモリが512MBあります。
内蔵ストレージは4GBで、もちろん搭載OSはLinuxです。
そして『ポケットチップ』というモニター、キーボード、内蔵バッテリーを搭載したドンガラに入れると、そのまんま携帯PCとなります。写真で見ると、昔のゲームボーイ的なデザインです。このドンガラが40ドルです。
合せて49ドルで買える小型PC。
この企画は『キックスターター』というアメリカの資金調達サイトでプロジェクトとして登場して、ほんの5日間で100万ドル(1億2千万円)を集めたという事です。
ラズベリーパイ2と比較すると、先ずは価格が安い。
9ドルなので、日本円で1080円です。ラズベリーパイ2が5,000円前後なので、スペックの違いはあれど、遊び目的の小型PCとしては最適な価格なのではないですかね。
最初からLinuxがインストールされているなら、初心者の人でも最初の難関である設定面での障害は無くなり、実際にプラモデル感覚で作れ、そしてネットワーク設定とSSH設定を行えば小さなサーバーにもなります。
毎回、言ってますが、子供にプログラムやLinuxの勉強用としては、windowsを与えるよりも良い素材になるのではないですかね。スマホでSNSやLINEでくだらない時間を使うのであれば、こちらを触った方がよっぽど勉強になると思います。
本格的に使いたいのであれば、ラズベリーパイ2が良い。
とりあえずLinuxに触れてみたい人は9ドルであればやってみる価値はあるでしょう。
ラズベリーパイにバナナパイと今回のCHIP、これからも新しい小型シングルボードのPCが作られそうですよね。このような環境でLinuxユーザーが増えてくれるとうれしいと思います。
こういう基盤というか、玩具的な機器を見ると、昔、小学校で販売していた「科学と学習」を思い出してしまいます。小学校に売りに来ていましたが、私は買ってもらえずいつも悲しい思いをしていました。よ~く考えると、そんな民間の営業的な商品をよく小学校という公の場所で売っていたなと思います。貧乏人は買えないので、手渡している時間が辛かった思い出があります。
悲しい話になってしまいましたが、こういう経験は50才以上の方は分かるのではないでしょうか。今の時代だったら「差別だ!」とか「一般企業の商品を小学校で売るな!」という親が出てきたでしょう。昔は自らが貧乏というのを子供ながら理解していたし、周りにもそういう立場の人がいたので、買えない人はそれなりに我慢していたという事でしょうね。
科学と学習買えなかった人、一丁、どうですか?
どんがら高過ぎだな。
全部揃えたら普通にノートPC買えるし。
遊びと割り切るには性能も価格も微妙・・・
確かにもう少し安いといいと思うよ。
ラズベリーパイ本体はまぁまぁではないかな。
玩具としてどうですか?