自作PCって趣味として生き残るのか?

投稿者: | 2016年1月19日

最近はスマホに押されっぱなしのPCです。
売れていない原因は全てスマホのせいではないと思いますが・・・・。

なぜ売れないのか?
良くPC関係の記事に書かれていますが、正直なところどうでしょう。

私は、PC自体が一家に1台、一人1台、セカンドPC等も含め使う人達に行き渡ったという事なのではないでしょうか。買い替える人や息子、娘に買ってあげる。そんな需要なのではないでしょうか。

今までは新しいOSであるwindowsが発売される毎にある程度PCは売れていましたが、今回のwindows10はwindows7,windows8,windows8.1と無料でアップグレードで提供された事により新しくPCを買い替える人は少なかったのだと考えています。

PCを多く使用している会社、企業ではwindows7が中心です。
使っているソフトや自社開発のソフトもwindows7で動作しているのであえてwindows10にするまでもなく、現状維持という形だと思います。

実際のところ、私の仕事先もwindows7ですが、「windows10にアップグレードしないように」と通達を各部署に出しています。勝手にアップグレードされて障害が起きるのであればやらない方がまし。やはり社内では「安定」が1番重要な要素です。

これもそれもパソコンの性能が格段に向上した結果、長持ちするようになったという事です。

古い時代の95や98はフリーズするのが当たり前でした。
今はハードのみならずOSの性能もよくなっているので固まるっていう事は少なくなりました。

車が売れないのもPCと同じような事だと思います。
車検の度に新車に交換していたが、車の性能が向上して壊れなくなった。
壊れなくなったので長い距離使うようになった。
壊れなければ車に対して嫌気がさす事も少なくなる。

結果、車は売れなくなった。

パソコンも車も好きでやっている趣味の人は新しい物を買うのです。「俺は別に好きでもない、仕事で足代わりにつかっているだけ」とか「無いと不便」そんな事なんでしょうね。

好きでも私のような偏屈もいます。
車は好きだけど旧車が好きとか、PCは中古を安く買って改造するのが好きとか・・・。

好きな表現は人それぞれな訳です。

趣味でもない、ただ周りが使っているからとか、そういう物の価値について不感症の人達が新しい物に流されているのではないか。

やっぱPCよりもスマホが主流だよね。

パソコンって奥の深い機械です。
人に依っては無いと困る存在であり、人に依っては無くても全然平気な機械。
高齢者などは古いモニターに布が掛けてあってまるで仏壇のようです。

そしてこの先の時代、PCの自作ってどうなるのか?
皆さんはどうお考えですか?

コスト面だけでは計れないのが自作PCの世界です。
現時点でも自作用パーツの供給は少なくなってきています。
ASUSやGIGABYTE等の大手メーカーは、自分たちの完成品を多く作るようになり、中間部品だけの提供というのが少なくなってきました。もちろん、部品メーカー自体も少なくなりました。

VGAカードのメーカーなんて典型的です。
今はRadeonとGeForceしかありませんが、他にも沢山のメーカーがありました。
結局はビデオカードの性能で淘汰されてしまった感じがします。

自作派の人達からすれば、ある程度のメーカーがあって選択肢が多い方が面白い。
性能だけではなく、価格などで妥協する事もある。
安い部品だけ集めて格安パソコンを作る楽しみもあった。

もうこういう時代ではないと思います。

良いのか悪いのか分かりませんが結局は資本力の強い企業だけが残る。
面白い製品を出していた会社も吸収されたり買収されたりして無くなってしまう。
作っていた製品だけは残れば良いが大体は無くなるのが運命です。

何でも2強時代です。3番目はありません。
マザーボードメーカーも最終的には2社になるのではないでしょうか。
CPUはとっくに2社(AMDとIntel)

自作PCは無くならないが、少なくなった分コストは上がるだろう。
そして、好きな人だけしか残らない。
windowsだって作る人が少なくなればDSP版も発売しなくなる可能性もある。
自作PC=Linuxという時代になるかも知れません。

選択肢が少なくなる事は、何か淋しい感じがします。

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