前記事からの続編となります。(初めて読む方は前記事から読んで下さい)
定年退職してからの男の生き方についてであります。
会社を辞めてからやる事が無くなり一気に老け込んでしまう人が多いようです。仕事をしていれば、若い人達が近くにいて、何だかんだと言って忙しい分、余計な事を考えなかったりするのが体にとって良い事のようです。
それが、毎日暇になれば、自分の体の心配、病気の心配。経済的な問題、子どもの心配などつまらない事を常時考えるようになってしまう。
そうなるとやばい。
体の中に悪玉菌が繁殖するんでしょうね。
体調が悪くなってくる。
体を動かさないで、心配事ばかりではたまりませんよ。
かと言って、住んでいる家の近くには色々と相談できる人はいない。
役職と言う権力を振りかざしていた人ほど、こうなると辛いものがあります。
「誰も連絡してくれない、あれだけ面倒みてやったのに」とか考える。
でも、会社にいる時には、こんな退職後の事を考えて人には接していません。
時すでに遅し。
これを打開するためには、その年になって自分の生きた方を変えるか、このまま一人で悩む人生を押し通すかの二者選択になります。
でも大体の人は、後者になります。
この年になって性格や生き方を変えるのは非常に大変になるからです。
そうなったら、そうなったで、一人でも楽しめるスタイルにすれば良い。
嫌々付き合ってくれるような友人モドキと一緒にいなくてもいい。
先ずは余計な事を考えないように楽しい事をすれば良い。
でも、仕事一筋人間は趣味と言える趣味が無い。
趣味は海外旅行とゴルフであると前は話をしていた。
果たして海外旅行を趣味と言えるのか?
年に数回、いや1.2度の回数で旅行に行くのが趣味と言えるのだろうか。
そんなに海外旅行を行ける人なら定年後の悩みなど無いだろう。
ゴルフだって接待でやっていただけ。
自分が好きでやり始めた訳ではない。
見栄で買った高いゴルフクラブが残っただけである。
そうなると、自宅に居ながら身近に楽しめる何かを探す必要がある。
それも一人でも出来る事。
麻雀や将棋、囲碁でも良いが一人では出来ない。
パソコンを覚えてネット対戦とかならいいだろう。
本を読んだり、音楽を聞くのも悪くはないが、年をとると耳が聞こえにくくなり、目も悪くなってくる。そうなると段々と遠のいていってしまう恐れがある。
定年後の趣味は、ある程度体を使うものが良いと思う。
ウォーキングも近場ではなく、車で1.2時間ほど行った場所で、着替えて歩いたりするのが良いだろう。近場でやると周りからの視線が辛いし、あえて遠くに行くことでリフレッシュされると思う。
新しい事を始めれば、自然と同じような境遇の人と人間関係も出来るだろし、前のように権威を使った関係ではなく、真の友人関係として始めればいい。
今、これといった趣味がない人は、定年までに一人できる何かを見つけておこう!
慣れると一人でも淋しくないし、楽しいし、自由きままです。