鬱 –          おやじdemo_CentOSを使う
9月 162019
 

前から車が好きだったのに最近は全く興味が無くなった。
あれ程、釣りが好きだったのに釣りに行くのがおっくうになった。
音楽が好きだったが、このところCDも買わないし聴くという事をしなくなった。

こんな状況に皆さんもなっていませんか?

20代から30代と年を重ねていく中で仕事する時間と兼ね合いで趣味に割り当てることの出来る時間も限られて、そのようになる場合があります。

経済的に趣味に充てる余裕が無くなってしまう場合もあるでしょう。

しかし、心の中では『時間(お金)があればやりたい』と思っています。
これは、これでOKなんです。

逆に、趣味の時間を多く取り過ぎて飽きてしまう事もありますよね。

自分の中で『もういいや』感が出て来てしまうケースです。
釣りに行くにしても、朝早く起きて行ってもどうせ小さい魚が2.3匹しか釣れないからな。という結果が先に頭の中に浮かんでしまい、つまらないなと感じるケースもあります。

このケースでは、『今まで楽しんでいた趣味に飽きた』パターンですよね。

これは『次の趣味に移行』するためのもので問題はありません。
次にやりたい『何か』を考えている場合になると思います。

このやりたい『次の何か』が何も無いのに興味も無くなってしまった場合、これが問題です。

男であれば、何かしら好きな趣味って必ずあると思います。
20.30代でやってきた事が段々と無理が出来ない体になって止めてしまった。(運動系が趣味の人に多いです)

その後、何もやる気が無くなってしまう『燃え尽き症候群』でしょうか。

人、それぞれのタイミングでこのやる気が出ない症候群になる可能性があります。

一番の問題は『男の更年期』でしょうか
30歳代後半~50歳代の働き盛りの男性に多い、女性だけの病気ではありません。。
ホルモンのバランスが崩れていて、やる気が出ない、何か体の調子が悪いと感じる。

自分でも『あれほど好きだったのに何でやる気が出ないのか?』と不安になったりします。

(c) .foto project
仕事でもストレスが溜まり、ましては更年期で体調もいまいちではいくら大好きな趣味でもやる気は起きません。

これが発展していってしまうと鬱になってきます。
人と接するのが面倒になってくるんですね。
『家族に話掛けられるのも面倒』と思ったりするそうです。

そんな場合には、一度病院に行き、男性ホルモンの検査をしてもらうべきです。
テストステロン(男性ホルモン)の筋肉注射をすると悩んでいる時間が馬鹿のように思えるようになるようです。

動悸や汗、眠れない、耳鳴り、性欲低下、頭痛などあるようであれば、早めにお医者さんへ行った方が楽になります。

『俺は体調は良いが何もやる気がしない』と言う人は・・・・

『高齢化』によるものです。

あれだけ好きだった女性にも全然興味が無くなったとか。
キャバクラにも飽きたとか。
Hな動画も見なくなったとか。
アイドルのグラビアにも興味が無くなったとか・・・・。

これは趣味と言えるかは微妙ですけど、好きだった人が急にしなくなったら、やはり怪しいですよね。

いつまでも好きでいられる趣味をもつ事で老いても楽しい時間を過ごせるのではないかと思っている私は自分で『何事にも興味が湧かなくなった』時点で『高齢化』に負けたと感じると思います。

そうならんように手足、指先を動かして脳の活性化をしていくぜ。

7月 312018
 

前記事にも書きましたが、心の病(躁と鬱)が増えたのでしょうか?

それも中高年にまで多いと言うのが驚きです。

私の友人も鬱になってしまい仕事を休んでいます。
この友人とは高校時代からの知り合いですが、そんな感じは微塵にも思わせない冗談好きで女性にももてるタイプの奴でした。

どうやらきっかけが、奥さんの病気から始まったようです。

突然のくも膜下出血により一命は取り留めたものの、半身麻痺が残ってしまった。
それから仕事を休みながら看病やお世話を始めてから段々とおかしくなってきた。

何もしたくなくなる・・・

あれ程好きだった、パソコンもスマホもジャグラーもやる気がしない。

あれ程寝るのが好きだったのに夜になっても眠れない。
眠ろうとするとダークサイドに落ちていくような気がする。

そう話をしていました。

奥さんの病気は先を見ても決して元に戻るような事は無いそうで、その事に関して心が落胆してしまった事、毎日、毎日、朝昼晩と奥さんの看病で自分が休まる暇もない。

役所と相談をしながら、昼間は介護施設へ預けたりして自分の時間を少しは持てるようになり、この時期に私と久しぶりに会って話をする事ができた。

会話自体は前と全然変わらない。
しかし、車で会いに来ているのになぜか自分の枕を車に持ってきている。
やはり、どこか素行がおかしいのか?

話を聞くと、枕があるという事でなぜか安心するのだと言う。

それから、スマホを使って何か月かやり取りをして彼が良くなって来ているのを実感していたのだが、その内、全然メールの返信が来なくなってしまった。

「おーぃ!生きとるか?」とメールをしても返事が無い。

1週間ほどしてやっと返事が来た!

「なぜかまた気持ちが落ち込んで何もする気がしない。何かあったらメールする」と。

メールやLINEで笑いながら出来ていた会話が今は全くまじで面白くない会話になった。
会話のやり取りでタイミングがずれているような感じがする。

よくよく本人に話を聞くと、どうやら奥さんの体調が悪くなったり、良くなったりを繰り返しながら悪い方へ進んで行ってしまう事に不安を感じ、それがまたダークサイドに引き込まれる要因になっているように思えた。その上、自分が勤務している会社も休職はしているが、ここで退職勧告が出されているらしい。

本人は経済的には長年真面目に勤務して、戸建ての家を都内に購入した事で、それを売却し、郊外にマンションを買ったので、あまった資金は運用で回せていて問題はないとの事。

また奥さんの障害年金も認められて、その資金で介護をしながら暮らせていけるようである。

私よりも先に隠居生活になると思うと本人が言っていた。

今現在も、彼は奥さんの介護を毎日の仕事として生活している。
息抜きは、デイサービスに通っている週2.3日の昼間の時間だけである。

「家のかみさんが死ぬまで俺の病気は治らんかもな」と淋しそうに話をしていた。

彼には一人娘が居る。
もうとっくに嫁に出ていて、孫が一人いる。

そんな孫や娘が家に奥さんの見舞いに来る事自体も面倒で嫌だと話をする。
「もう一人でいいから、ほっといてくれ!」
こうなると近親者で助けてあげる事ができる人はいなくなってしまう。

客観的に見ても、彼の置かれている立場、奥さんの気持ち、娘の心配、確かにまとめるのは非常に面倒なような気がする。

ふと、私が思った事は、これは普通の我々レベルにおいても起きてもおかしくない出来事である。
逆に自分が倒れて、奥さんが逆ヴァージョンになる事だってある。

そう考えると、心の病について体の病気と同じように知識を持たなければならないと感じた。

そして、彼のように経済的に困らないで済んだ事が良かった点ではあるが、逆に経済的に困窮した事でどうなってしまうのか?

それを助けるネットワークがあるのかどうかも知識として知っておく必要性があると思う。