PCオンライン(9月12日)の記事より引用です。
従来のAtomは消費電力を抑えるために、読み出した命令を順次実行する「インオーダー」と呼ばれる方式を採用していた。Silvermontは、読み出した順番ではなく処理できる命令から実行ユニットに投入する「アウト・オブ・オーダー」方式を採用。命令の実行効率を引き上げた。アウト・オブ・オーダーはインテルのCoreシリーズなど、パソコン向けCPUでは一般的な方式だ。
Atom Z3000シリーズの製造プロセスは22nm。最大4個のCPUコアと、メモリーコントローラーやグラフィックス機能、USB 3.0やeMMC、SDカードなどの各種のコントローラーを統合し、1チップに収めたSoC(system on a chip)だ。物理的な1個のCPUコアを2個のコアに見せかける「ハイパースレッディング」には対応しておらず、4コアCPUで同時実行できるのは4スレッドまでになる。これまでのAtomは最大2コアで、ハイパースレッディングにより4スレッド同時実行をサポートしていた。
CPUコア2個当たり1MBの2次キャッシュを備える。4コアCPUでは2次キャッシュは2MBになる。メモリーコントローラーはデュアルチャンネルLPDDR3-1067(最大容量4GB)とシングルチャンネルDDR3L-RS 1333(同2GB)に対応する。グラフィックス機能はインテル製の「HD Graphics with Intel Clear Video HD Technology」を搭載。DirectX 11やOepn GL ES 3.0に対応する。4個の実行ユニット(同社の呼び名はEU)を備えており、最大667MHzで動作する。H.264やVC1、MPEG-2などの映像フォーマットのデコードや、H.264のエンコードなどを支援する機能を備える。DisplayPort/eDP出力では最大2560×1440ドット/60フレーム、HDMI 1.4出力は1920×1080ドット/60フレームをサポートする。
ATOMについては、現在サーバーで利用させてもらっています。
この夏場もエアコン無しの部屋でも正常稼働していた頼もしいCPUです。
今回、新しくなるのは、小型端末向(多分、タブレットやスマホ)かと思いますが、4コアのATOMならばとても興味が沸きます。今以上の省電力で処理速度が速いのであれば、Linuxでのサーバーにも良いかと思います。またLinuxならば、ハイパースレッディングも関係ありませんし、純粋に4スレッドで稼働するのは良いと思います。
後は、発売した時の価格ですね。
mini-ITX仕様のMBで1万円を切ってくれるとうれしいのですが・・・。
AMDもこれに対抗してE350の4コア版でも安価に出してくれると良いかと。
E350の場合には周波数も2.4位であれば頼もしく動いてくれると思うのですが・・・・。どうなんでしょう。
名称もE350からE550とか、ベンツの車のようです。ましてはAMDはAMGに似ていますし、処理速度を表すような表現には向いている名前ですよね。AMDーE550 もろ893仕様ですな。