このスペルでわかる方いらっしゃいますか?
T_Tの泣いている顔ではありません。
これは、Internet of Things=IoT と言って、冷蔵庫や電子レンジを含めた家電製品がインターネットと繋がって、スマホなどから状況確認や操作ができるような仕組みの略称です。
新しい分野のスマート家電とも言われていますが、普通の家電製品から車や医療機器、防犯カメラ、建物の空調機器があります。2017年には2,400万世帯に拡大する見込みだそうです。
一般家電製品にそんなに求める事ってありますか?
冷蔵庫に何が入っていて、いつ購入した食品なのか?賞味期限はいつなのか?
はてさて、テレビやレコーダーの予約状況、エアコンやお風呂を何時に設定するとか。
これから呆け老人が増えるのに大丈夫なんでしょうか?
自分で設定しておいて忘れてしまう、「俺はそんな設定していない」など言い出しかねません。
家電自体が言葉で喋って動いてくれれば楽ですが、スマホや本体でデータを入力する必要もあるし、家の奥さんにそんなデジタルな行為を求めても無理のように思います。逆に全部やらされそうで嫌な感じしませんか?
家電は家電でも中にはOSが入っていて制御されています。
ということは、セキュリティ面も考慮すべき事項になります。
ニュース記事にこんなものが出ておりました。
itmediaニュース1月22日付より引用です。
冷蔵庫が迷惑メールを発信?「モノのインターネット・IoT」のセキュリティ不安が現実に
テレビや冷蔵庫といったスマート家電から防犯カメラやビルの空調、医療機器に至るまで、あらゆる機器がネットにつながる「モノのインターネット」(Internet of Things=IoT)が普及する中で、IoTに対するセキュリティ不安も高まっている。米セキュリティ機関のSANS Internet Storm Centerはこの問題にスポットを当てたWebキャストなどを開催。企業向けのデータ保護サービスを手掛けるProofpointは、冷蔵庫などのIoT機器から迷惑メールが大量送信されているのを初めて確認したと発表した。
Proofpointによると、2013年12月23日~2014年1月6日にかけて、10万台位以上のコンシューマー機器から75万通以上の迷惑メールが発信された。ホームルータやマルチメディセンター、テレビといった機器、それに少なくとも冷蔵庫1台が不正侵入され、攻撃の踏み台として使われていたという。
攻撃者はボットネット型マルウェアを使って他人のコンピュータを操るのと同じ手口で、ホームルータや家電などを「thingbots」(モノのボット)化して操り、不正行為に使っていたとされる。
こうしたデバイスはセキュリティが手薄で、PCよりも簡単に不正侵入されてしまう可能性があるとProofpointは指摘する。多くは設定ミスがあったりデフォルトのパスワードを使っていたりして、完全に無防備な状態で公のネットワーク上にさらされているという。
スマート家電などネット接続型デバイスの台数は今後数年のうちに、ネットに接続されたコンピュータの台数4倍に達するとの予想もある。IoTを使った攻撃の発生は、セキュリティ上重大な意味があるとProofpointは警鐘を鳴らしている。
危険にさらされているのはコンシューマー機器にとどまらない。プリンタや防犯カメラ、空調、ビルの警報装置、医療機器、車など、あらゆるモノがスマート化されてチップが組み込まれ、ネットに接続されるようになっているとSANSは解説する。
みなさん、どう思われますか?
一般家電製品であれば高齢者も使用します。
もちろん、家の奥さんのようにパソコンに疎い人も使います。
そんな方々が狙い撃ちされそうですよね。
冷蔵庫が迷惑メール配信くらいなら笑えますが、扱い方(変に操作された場合)人の命に関わるような設定をされる懸念もありませんか?防犯カメラなんて、事件後に操作されて、押収される前に消されたりする事だって可能性が無い訳ではありません.
家電にも注意しなくてはいけない世の中っていうのもどうですか。