テレビ等で東南アジアが映し出されると交通手段としてバイクが沢山走っている光景を見かけます。
それは凄い量のバイクで信号が青になると一斉に飛び出します。
中には2人乗り、3人、家族乗り?する人もいます。
東南アジアでは若い人を含め家族でも価格の高い車が買えない。
よってバイクを保有する率が高くなる。
私は以前に、このブログで日本も近い将来、この東南アジアのような交通事情になっていくのではないかという記事を書きました。
理由は簡単です。
・若者の給料が安く車が買えない
・独身者が多くなり一人乗りでも充分
・維持費が安い
・自転車と変わらず置き場にもそれほど困らない
・渋滞でも早く目的地に行ける
以上のような事でしょうか。
特に給料等の所得が低くなって、税金が高くなって来ている今、車の税金やら駐車場代金、保険料、整備費、車検代と車に掛ける費用が安い給料から賄えると思っていません。
日本は今、それが軽自動車という枠でぎりぎり保持しているのだと思います。
しかし、軽自動車もいつの間にか新車が200万円を超えてきました。
当たり前のように10万キロを超えた安い中古車しか買えない人が増えています。
このままこの傾向が続くと思いますか?
新車が売れなければ中古車も出ない。
理想的な未来は、給料が上がっていき、平均所得が500~600万になっていけばいいが、年収200~300のままで中年になり肩叩きに合う可能性の方が高くありませんか。
税金を払い、残ったお金で慎ましく暮らすしかありません。
逆に若者はもっと下級進化してしまい、「お金のために働くのは嫌だ!」という風潮が強くなり、先の事よりも、その日生きていければ良いという考え方になってしまう人も増えてしまうのではないかと考えています。
「最悪は生活保護を受ければいい」
というような生き方になってしまうのだと思います。
そして話は最初に戻りますが・・・・・
ここ最近、原付2種(125cc)のバイクが売れている。
コロナ禍の関係で通勤電車を使わずにバイクで行く人が増えてきた。という事になってきています。
冷静に考えてどう思いますか?
私は違うと思っています。
このコロナ禍で収入が減り、車通勤だった人がバイクにした人が多いと思う。
確かに遊びでバイクを買う人も増えた。
しかし、趣味のバイクはそんなに急には増加しないだろう。
本当に自分に必要な物なのか?考えてから答えを出す堅実な人が多いと思います。
原付2種のバイクの増加は働く世代の貧困化だと思いますよ。
今はぎりぎり軽自動車、1.2年後には原付2種のスクーターとなる。
日本も将来、家族でスクーターに乗るような事になっていくのか。
「すげーな東南アジアのバイクは!!」
と思っていたら、日本がそうなっていくのではないかと本当に心配している。