バイクの音は乗らない人にとってみると不快に感じるケースが多いようです。
元々は昭和の時代の暴走族の音=悪という印象があるのかも知れません。
ただ、音がうるさいと感じても基準値内の音であったりする場合もあります。
ノーマルマフラーであっても経年劣化で中の消音材が抜けてしまって基準値以上の音が出ていたり、錆で穴があいてしまいうるさい場合もあります。
バイクが好きな人はエンジンの音が好きという人が多く、良い音のスルマフラーに交換したいと考える人も多いと思います。
このバイクの音、ただ単に音が小さければ良いと思いますか?
私は全然そう思っていません。
自宅周辺では音が大きく感じても一般道に出ると音は小さく感じる。
ましては自分がバイクに乗っている状態ではヘルメットも影響してか音は小さい。
400ccの4気筒、CB400Fourは非常に静かです。
下手したら車よりも静かかも知れません。
最近の50cc原付のスクーター等も静かですよね。
でも、小さいバイク程、ある程度の音が必要ではないかと思います。
それは安全に走行するためです。
小さいバイク程、車から見落とされ易い、運転席から死角に入り易い。
そのバイクの音が静かであれば運転手はミラーでしか確認できない。
しかし、音がある程度あれば救急車効果でバイクの存在を知らせる事が可能だ。
車内では音楽を聴いたり、ラジオを聴いたりしている中で静かなバイクの音など全然聞こえない状態ではないか。
どう考えても常時ミラーで視界を確認しているドライバーは少ないだろう。
多分、スマホを触って周りの事は確認していない。
だから、バイクには音が大事なのだ。
バイクの音がうるさいと感じて文句を言いたくなるのは理解できるが、自分がバイクと事故するよりも良いのではないのか。
バイクは車と違い公道では存在感が低い。
その代わりに音で存在を知らせる必要性があると思う。
これからバイクも電動化が進むと思われるが、音がバイクの存在を知らせるという意味では考えなくてはならない問題もあると思う。