ハッカーはいつから悪の代名詞になったのか? –          おやじdemo_CentOSを使う
5月 292015
 

高知県で正義のハッカーを目指す『セキュリティ・キャンプ』が開催されるそうです。
対象者は22歳以下の学生、中学生も応募できるが、大学生や高校生に交じって全国選抜を突破するのは難しく、過去のセキュリティー部門修了生389人のうち中学生はわずか6人だった。との事。

中学生で難関を突破する技術があるのも凄い事ですが、暗号解析・解読やサイバー攻撃の検知方法を学んだりする事が無料で開催されるのは良い事だと思います。ただ、申込み者に対して修了する人が少ないので、今後は育てるための工夫もして欲しいと思います。修了後は正式にホワイトナイトとして活躍してもらえるといいですね。

ちなみに、この『ハッカー』という名称ですが・・・・・

どちらかというと悪いイメージをもっている人が多いと思いますが・・・・
サーバーに侵入したり、データを盗んだりという悪さをする人達です。

しかし、本来の『ハッカー』の名称由来は正反対の意味なのです。
高度な技術を有している人、神の様な存在の人を『ハッカー』と呼びます。
そして、悪さをする人達を『クラッカー』や『イントルーダー』と呼んでいます。

『ハッカー』という言葉はコンピューターが出始めた頃にマサチューセッツ工科大学で使われはじめた言葉だという事です。ハック・ハッカーという名称は未開の地を切り開いていく、という意味があり熟練プログラマーやエンジニアを指す呼称であり、敬意を込めた名称でもある訳です。

これが、馬鹿なマスコミの影響でハッカー=クラッカーというイメージが浸透してしまった。
これは日本だけでなく、欧米でもそのような傾向があるようです。

UNIXの世界では、『ハッカー』という名称自体が現在でも優れたスキルや技術を持っている人を指しているので、間違わないようにお願いしたいと思います。

『ハッカー』でもGAROではありませんが、位があるようです。
UNIXの開発者やLinuxの開発者は『Wizard』と呼ばれるそうです。
英訳すれば、魔術師、天才とも言うべき呼称でしょうか。
『Demigod』は、半分神という呼称もあります。

前があって今がある。

言葉も知らぬ内に何が正しく間違いなのかが分からなくなる。
マスメディアの表現を鵜呑みにしない。
特に(PC関係の言葉)は注意が必要です。

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