仕事先にはCentOSで作ったローカルネットのファイルサーバーがあります。
昨年の5月に作ったサーバーで機器はDell製のブック型PCを使っています。
電源は入れ放しですが、今日現在も元気に動いています。
本当に安定しているので信頼できるサーバーになっています。
そしてもう1台同じ機種があったので、これにはScientific Linux6 64bitのデスクトップ仕様でインストールした物があります。gnomeのデスクトップです。
こちらは、ネットのホームページの写真やテキストなど、日々更新する作業用としてのPCです。
他に、同じ作業用としてはwindows7のPCもあります。
しかし、なかなかこのLinuxPCを使う人が少ない。
ネット環境で使うのであれば難しさは無いと思うのですが・・・。
唯一、違う点は・・・・ブラウザです。
windows7はもちろんIEです。
SL6はFireFoxです。
起動してしまえば殆ど同じような物と私は考えておりました。
しかし、Linux初心者にしてみると、このFireFoxも初めて使うので使い難いという感じがあるようです。そこを普通に仕事だと思って割り切って使えば慣れるのですが、どちらを使うか?という使用前の選択をする際に、windows7を選択してしまうようです。
FireFoxまでもがLinuxと同様、難しいと思える存在なのか?
そんな事言ったら、seamonkeyなんてどうなるんだ?
ただの海猿になってしまいます。
今回の件で、Linuxが普及しない要因の一つが分かりました。
◎ 万人がPCに関して自分が慣れた物を扱うような流れになっている事。
◎ 同じ環境を好む。(OSやソフトが自宅、友人、会社)
◎ PCはただの道具であり、そんな真剣になるような物ではない。
◎ PCに関して未知の領域に踏み込もうとする気持ちがない。
世の中、車もAT車が増えて、マニュアル車が少ないという現象と同じです。
万人は車を楽しく操ろうなんて思っておらず、ただ単に移動の手段だという事。
いかに楽をして車を運転するか。それと全く同じ事です。
車好きでないとマニュアル車には乗らないし、買う訳もない。
Linuxを使うのはマニュアル車の運転を覚えるのと同じ事、それも左ハンドルのマニュアル車というような感じです。
楽チン仕様を選ぶ人には探究心は無い。
ただ、使えればいい、そんな人達な訳です。楽チン仕様が全て良いという事ではないし、逆に楽過ぎて携帯電話しながら運転で事故を起こすような事だってあるのです。
こういう人達がこの世の中多いって事です。
だから少しでもLinuxを扱える、セッティングが出来るとなるとPC人口の何%に入るのか?
Linux Masterならずとも、見習いLinux Master程度にはなるだろう。
やっぱり、この世の中、下を向いていてはいけません。
いつも上には上がいると思い、精進する事が大事です。
おやじになったからとLinuxを諦めている人も頑張ってやってみましょう。
実際、この私も45歳を過ぎてからCentOSを触り始めた人間なので、私に出来るという事は「やる気」さえあれば誰でも出来るという証明書のような物です。
楽したい人はwindowsを使うがよい!
楽過ぎて、ブレーキとアクセルを間違わないように・・・・。