思うようにブログの更新が出来ずに申し訳ありません。
4月に入ってから仕事的にも時間が空くかと思ったら逆でした。
やらなくてはならない事ばかり増える。
処理しても次から次へと仕事は増える一方です。
文句言っては始まりませんが、余裕が無いと良い仕事は出来なくなってきますね。
何でも「まぁ、これでいいか」的な処理になってしまいがちです。
さて、前回避難所のお話しを久しぶりに書きました。
LinuxやPCの話題から少し離れますが、また気になった事を書きますので読んで欲しいと思います。
熊本の震災の件では、避難所の問題がニュースや記事に沢山書かれています。
◎動物(犬や猫)がいると避難所に入れない。
◎精神的な病(自閉症など)が家族にいると避難所には行きずらい。
◎女性の着替え等を含めプライバシーを保てない。
◎避難所によって物資が行き渡っているところと無いところがある。
熊本の震災では、二回の震度7によって家が倒壊してしまったり、もう倒壊寸前であったりする人たちの避難者とまた震度7が来るのではないか?という不安による避難者が沢山避難してきました。
そのために、避難所の収容人数を超えてしまっている。
結果的に、「動物に与える水や食料は無い」だの「大声で叫ぶ自閉症などの精神障害者は周りに迷惑がかかる」だの少数の弱者を困らせる事態が起きているのです。
しかし、待てよ!
普段、動物を飼っていれば「災害の時にどう対応するか?」というのも保護者(飼い主)としては家族の一員として考えておく必要性があるのではないでしょうか。ただ単にかわいいからという事では済まされない、災害等でも動物を守る事も考慮するのが飼い主の役目でもある。
また、自閉症などの精神的な障害者については、地区の自治会などで事情を説明して災害時の対応も考えてもらう必要性があると思う。自治会では高齢者の避難や災害時の見守り(一人暮らしの高齢者)もどう対応するのか検討をしているが、障害になっているのは家族の個人情報問題である。
自治会と言っても、会長が年毎に変わる自治会、同じ人が何年か会長職をこなして、次の自治会長に引き継ぐというところもある。そこに高齢者や障害者の個人情報を渡して、どこに保管して、いざ災害が起きた時にどう活用するのかが課題になっている。
私の基本的な考えは「行政が地域自治会に押し付けている」という事ではないかと思う。
災害で死ぬか生きるかのところで個人情報で助けられないという事が起きる可能性だってある。
思うところ・・・・・
◎何でも面倒な事は自治会にやらせる。
◎赤十字の募金、社会福祉協議会の賛助会費の集金などなど。
◎自治会が行政の下請け的な存在になっている。
◎避難所の運営管理まで自治会や避難所運営委員会に任せてしまっている。
今はまだ、60歳を過ぎて仕事を辞めた裕福な高齢者の人達が自治会で地元のために汗をかいて働いていてくれるが、これが5年、10年後ではどうだろう。
1億人総活躍社会となり、高齢者も安い賃金で長時間働かなくては生きていけなくなるので、ボランティアで自治会活動を行う事ができる人は今以上少なくなるのではないか。そう、無償で働いてくれる人がいなくなると思う。そうなれば自治会の役員になる人はいなくなり、自治会を解散するか、他の自治会に吸収合併をするといった事になっていくだろう。
その結果、自治会や自治会連合組織は一部の裕福な人達だけの組織となる可能性が高い。
「避難所は自治会に入っている人(会費を払っている人)しか使えません!」
「ここにある水や食料の備蓄は会員の人達のものなので一般人には差し上げられません」
こんな対応になる事だって考えられるのだ。
我々のような少数派の弱者は、日頃、人や行政に頼らず自分で出来る事は自分で行い、近所の親しい友人などと情報交換をし、何かあった場合の対応も含め検討しておく必要がある。
これは都市部になれば成る程、色々な考え方が違う人種が沢山いるので避難所は避けた方が良い。
それもこれも家族や動物、自分を守るためなのです。
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