原付免許と原付2種の今後について(おやじ的推測) –          おやじdemo_CentOSを使う
11月 102016
 

前の記事で原付(50cc)と原付2種(125ccまで)について少し触れました。

今現在は、原付免許、普通自動車免許で乗れるのは50ccまでのバイクです。
この事は今現在変わっていません。

それが、将来的に125ccまで乗れるようになるかも知れない。
そんなニュース記事が出ていました。

原付免許と普通自動車免許の人にとってみると嬉しいお話しです。
まぁ、バイクなので乗らない人には全然関係ない話なんですけどね。

そうなると、あえて原付(50cc)のバイクを買う人がいるのか?

そう思いませんか?

身体が小さい人、女性、一部の仕事で使う(新聞配達・パザ配達)人以外は、大して値段が変わらなければ125ccのバイクを選択するのが普通かと思います。

前述の仕事で使う場合には、燃費やリース代金、維持費などの関係もあるので、原付で充分という事もありそうですが、同等の燃費、維持費であれば125ccにする可能性も捨て切れません。

原付の課題と言えば、メーカー側の課題とユーザー側の課題があると思います。

メーカー側の課題は、バイクが売れなくなり作るコストが合わなくなってきたこと。特に海外に生産拠点を移したメーカーは逆輸入とかになるのもコスト高になる要因のかも知れません。

そして、ユーザー側の課題と言えば、日本国内で走る規制があり、30kというスピードしか出せない。その上、大きな交差点では2段階右折をしなくてはならないという事。今現在の50ccのスペックでも30kのスピードに抑えるのは大変ですし、車の流れに逆らうような速さでは逆に危険とも言えます。

私が免許を取るずーっと、ずーっと前から原付免許はありました。
私の年齢から計算しても、最低40年以上、原付免許の資格条件は変わっていません。
きっと50年以上、半世紀以上変わっていないという事です。

車体も前の原付と比較してスクーターが主流です。
バイクのオートマチックとでも申しましょうか。
ギヤ付のバイクと違い、本当に楽な運転となっています。

今回の原付2種(125cc)まで普通自動車免許で乗れるようにするという案は、メーカーの事情で政治的に申し入れがされているとではないかと推測しています。

メーカー側としてはバイクは売れなくてもニーズがあり作り続けなくてはならない。
しかし、利益もコストも合わなくなってしまっている。ホンダとヤマハが原付バイクで提携したのもコスト削減するためであり、今回の原付2種のお願いを聞き入れてもらうための一つの手段かと。

ただ、現在ある免許システムの変更をしなくてはならないこと。

これが問題になると思います。

◎原付免許の人⇒今のまま50ccしか乗れない
◎普通自動車免許⇒125ccまで乗れる

と言うのでは、原付免許取得者から沢山の文句が出るかも知れません。

そこで・・・・
◎原付免許者も普通自動車免許者も125ccのバイクを乗れるようにする。

これが基本形になるのではないでしょうか。
◎今までの原付2種=原付という扱いにするという事ですよね。

しかし、そうする事で困るグループの方々がいます。
それは、既存の原付2種免許取得者です。

「俺は金を出して、教習所に行って免許取ったんだよ」
そんな声が聞こえてきそうです。

そういう少数派の意見も聞かねばならないと思います。

◎既存の原付2種免許者は200ccまでの運転ができる。
これが一番無難なアイデアかも知れません。
125の排気量のバイクの扱いは慣れている、150ccは差ほど大きさは変わらない。
そういう点でも安心です。

海外で生産されているバイクは125、150、200とかの排気量があるので、二輪普通免許(以前の二輪中型免許)の人はあまり買わない排気量でもあり、そこまでの排気量のバイクを乗る許可をする。そうすれば、150、200ccの排気量のジャンルも活性化すると思っています。その結果、今まで走れなかった高速道路にも走れるようになる。恩恵ありますよね。

活性化する事はすなわちバイクメーカーやバイク用品、教習所など関係している会社が潤うという意味です。
意見具申した甲斐があったという事になりますよね。

そして次はその二輪普通免許の人達です。
現在は400ccまで乗れる資格です。
「原付2種が200ccまで許可されたんだから、俺たちどうなるのよ?」という事なんですが。

◎二輪普通免許の人は500ccまで乗れる資格にする。
そうすれば、新たに500ccという排気量が作り出され、色々な種類のバイクが登場するだろう。今後、免許を教習所で習う場合には、500ccのバイクを使う事になる。CB500supper fourとか。

資格的な問題はそんなイメージなんですが、一番の課題は、原付免許者と普通自動車免許者の125ccという排気量格上げに対する技術的な不安です。

特に、普通自動車免許で乗る人、女性、16歳で初めて免許を取った人達でしょうか。
急に原付より重たく、スピードも上がるバイクの乗れる事になるが事故に繋がる可能性が高くなるという事が考えられます。新しい仕組みを作って事故が増えてしまうのでは時代に逆行しているように思ってしまう。

これは、実習を義務化するしか無いと思ってます。
いくら理屈、理論で説明したところで、百聞は一見にしかずです。
CB125かPCXで3時間程度の教習を義務付けるのはどうでしょうか。

教習所では、5000円程で3時間乗れる講習会を開けばどうかなと思います。
ダメな人は追加で3時間(お金では2倍の1万円)の追試を受けるようにする。

講習を受けたく無い人は、そのまま50ccしか乗れない免許のままで良いかと。

後は、AT免許とギア付免許で乗れるバイクが変わってきたりしますが、これは教習所で安くギア付バイク取得コースのような物を作れば良いのではないでしょうか。

バイク免許の制度が改正されれば、面白いバイクが出てくるかも知れない。
若者も「車は買えないけど、バイクなら買えるかも」となって、バイクメーカーも教習所も売り上げが上がる。
バイク乗りが増えれば、ヘルメット、ウエアなども売れる。

少しは日本経済良くなるかも知れません。

 Leave a Reply

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

(required)

(required)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください