50ccの原動機付自転車は無くなる運命なのか? –          おやじdemo_CentOSを使う
5月 132017
 

とうとう原付バイク(50cc以下)が消え去る運命のようです。

私は高校時代に毎日のように乗っていた原付バイクなので少し淋しいものがあります。
何しろ、50ccでも自転車と違って遠くに行くことができた。
クラッチ付のバイクだったので、自分で操縦しているという楽しみが味わえた。

今でもバイクが好きなのは、この原付のお蔭であると思っている。
その原付はYAMAHAのGT50(ミニトレ)でした。
2サイクルで煙を出しながら加速する、いいバイクでした。
今でも売っていれば欲しいと思えるバイクです。

でもどーして原付を無くさなくてはならないのか?

バイク自体が売れないから・・・
バイクは危ない乗り物だから・・・
暴走族のようになってしまうから・・・

と色々な意見があるでしょう。

一番の問題は日本国内だけの規格なので、台数が売れなければコストが上がる。
国外では、原付(50cc以下)自体が存在しない。

何で日本だけそんな小さな排気量のバイクを作ったのか?
海外の最少排気量になぜ合わせなかったのか?

そこがとても不自然に思うところです。

私の予想では、昔は中学を卒業して家庭の事情で働く人も結構いて、そのような人達の移動手段として原付というバイクを作ったのではないか。また、新聞配達や郵便配達において使う手段としてこの業界からも、燃費が良く、軽く、耐久性のあるバイクを求められていた結果ではないかと考える。

今の時代は、中学卒業して16歳で社会人となる人は少ない。
高校を出てから働く、大学を卒業してから働くというのが流れである。
高校や大学を出れば、バイクに乗らず、そのまま車の免許を取ってしまうのでバイクには乗らない。高校ではバイクは危険な乗り物という思想で乗らないように仕向けるような決まりを作る。

高校生のバイク=悪 という構図である。

背景には、暴走族、暴走行為というのがあっての話に他ならない。

以上のような社会的な背景から原付に乗る人達が少なくなった。
ましては今の若者はスマホやらゲームやらと金のかかる事が非常に多くあり、昔の何も無い時代と違って楽しむ物の選択肢が多い、その中であえて原付を選択する人は少ないだろう。

考え方によっては、音楽(CDやビデオ)、本(雑誌・マンガ)などと売れなくなったという点では同じ意味合いなのかも知れない。

そして、業界の流れとしては原付を生産中止にして、アジア圏で主流になっている100ccや110cc、125ccのバイクを最小排気量とする=原付 話が出てきている。

これは、メーカー側からの申し出であろう。

作る側にとってみれば、アジア圏で作っているバイクに合わせれば無駄が無くなる。
タイやカンボジアとかで生産しているバイクを日本で売ればコストも安くなる。
だから、125ccまでの排気量を今までの原付と同じにしたい。という事だろうと思う。

125ccとなれば、原付の排気量の2.5倍もある。
馬力なども単純に2.5倍は出せる排気量です。

それが、自動車の免許証があれば乗れる。
原付免許の学科試験だけで乗れる。というのが問題である。

やはり、125ccになると原付と違い加速もいいし、スピードも出る。
原付だから30km以下で走る?
そんな事は無くなるだろう。
125ccが原付となれば50kmになるのが当たり前のように思う。
車と同様の立場で走る事になるならば、それなりの規則、試験が必要にはならないか。

原付でも実地講習を最低でも何時間か受けなければ免許の資格は貰えないようにしなくてはならないだろう。ただ単純に、125ccまで乗れるという事にすると非常に危険だと思う。

そして一番の問題はバイクの価格である。
125ccクラスでも25万~30万はする。
若者が気軽に乗るための値段としては高過ぎるのではないか。
その点はメーカーも考える必要性があるだろう。

日本はバイクの3大メーカーがある国である。

そんな国でバイクが売れない、乗らないというのはもったいない気がする。

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