GROM –          おやじdemo_CentOSを使う
11月 082016
 

何かと話題のある125cc、原付2種の車種となります。

何かと話題があると言うのは、現在の自動車普通免許でも125ccの原付2種を乗れるようにするかどうか検討しているという事なんですね。

そこで、バイクメーカーも海外用に設計されたバイクを逆輸入したりして、市場の活性化をして行こう!という事かと思っています。

日本国内市場は、ご承知のようにバイクの販売台数は極端に少なくなり、メーカーも海外に生産拠点を移したり、車種の排気量もその国に応じたエンジンを作ったりしています。

海外では日本国内の50cc(原付)なんて販売されておりません。
日本だけのガラパゴスバイクという事になりますよね。

でも原付には大変お世話になった世代です。
まだ、スクーターなんて無い時代です。
当時は中型免許(現在のバイク普通免許)も無い時代でもありました。
逆に考えると、この頃に大型免許とっておいた人はラッキーだったかも知れませんね。

私は兄のお下がりのGT50(ミニトレ)に乗り、兄貴はMR50に乗っておりました。
真冬でも良くつるんで走っていました。良い思い出です。

話は元に戻ります・・・・

海外では、この125ccが日本で言う50ccと同じような車種、排気量となるようです。
特にバイクが盛んな東南アジアなどでは、125ccや150ccという排気量のバイクが多く見られます。
日本国内では150ccのバイクなんて、最近の話ですよね。

この150ccという排気量ですが、日本では普通免許(中型)の扱いです。
125ccの原付2種に25cc増えただけで普通免許が必要となってしまう。
高速には乗れるようになるが、高速道路で安心して走るまでの余裕がある排気量であるとは言えない事もあり、普及している排気量とは言えません。

どうしても、125ccから200cc未満の排気量となるとエンジン的には単気筒(シングル)のエンジンになってしまい、スポーツ走行用のバイクとしてはつまらないという事も影響しているのかも知れません。

そんな中、ホンダとカワサキからとても興味のある125ccのバイクが出ています。

それが、GROMとZ125proです。
両車ともデザインがモタード的な要素の強い形をしています。

この2台の前の車種が、APE100とKSR110となります。
どちらも排気量が100ccほどで小型で小さなバイクです。

それが、一回り車格が大きくなり、排気量も15cc~25cc増えました。
日本国内で原付2種としては最大の排気量に合わせてきたようです。

◆HONDA GROM 125cc
pic-color01
◆KAWASAKI Z125pro 125cc
bdba7681 何となく似ています。
特にZ125はNinja250を小さくした形になっているようにも見えます。

カラーリングが黄緑ですとエヴァ初号機のカラーリングですよね。
wallpaper_01_small 
ウインカー等もLEDを使ったり、液晶メーターや武川のメーターのような形になっています。
両者ともとても良く出来ているバイクではないでしょうか。

何が良く出来ているのか?
それは、私が思うところ、今までの車種(APEとKSR)に欲しかった物が付いている。
そういう事だと思います。

●APE100に欠けていたもの・・・排気量が小さい事による馬力の少なさ
●KSR110に欠けていたもの・・・クラッチと馬力

125ccになった事による恩恵で馬力が多少ですが増えた。
4サイクルの単気筒エンジンでは、5ccでも10ccでも排気量が多ければ馬力が増える。
その上、燃費も向上している。これはインジェクションになった事による恩恵かと思います。

現在、APEやKSRに乗っている人は、多分、GROMやZ125proに乗り換えたいと思っているのではないでしょうか。

おやじ的には、この関係でKSR110やAPE100の中古がもっと安く出回ると思っているのですが、なかなか出回りませんね。お金を掛けてカスタマイズしたKSRやAPEが高値で売られているような感じであったり、新古車(1000k未満)のようなバイクが新車同然で売られている。

販売しなくなれば、今度は旧車扱いという事なんでしょうけどね。

この原付2種というクラスは本当に微妙です。
構造が簡単なエンジンであったりするので、機械いじりが好きな人はお金を掛けてしまう。
また、多少掛けないと、思っているような反応にならないような馬力だったりする訳です。

通勤快速として乗るなら充分、でも趣味として乗るなら中途半端なクラスです。
「通勤快速にするならスクーターの方が楽じゃねぇ?」と言う意見もあるでしょう。

そういう人は、PCXとかNMAXを選択するべきです。

あくまでも、マニュアルで操作したい。
自分で操っている感覚が欲しいという人向けではないでしょうか。