バイクの馬力規制前と規制後について

1991年頃にバイクの馬力規制がありました。

簡単に言うと、「馬力出し過ぎで危ないから馬力落としなさい!」というお上からの教育的指導がメーカー側にあったという事です。

その頃のバイク事情と言えば・・・2スト全開バリバリでした。
山道の峠行けば、沢山のライダー(仮面ライダーではないよ)が集まっていました。

少なからず、危険運転、事故も多かったのは事実でしょう。
そして、問題だったのは、カタログ上のスペックと実車のスペックの違いです。

三菱自動車のように燃費を誤魔化すようなスペックの違いではありません。

当時、レーサーレプリカモデルで有名だったNSR250(2st、V2気筒)ではカタログ上では45馬力になっていました。これは250ccという排気量の最大出力ですが、実はこれ以上に馬力が出てしまっていたというのが事実のようです。

当時は、HONDAがNSR、YAMAHAがTZR、SUZUKIがRGV-γ、KAWASAKIがKRという2stレプリカで性能を争っていました。これは世界GPも同じです。

新しい機能、技術が惜しみなく搭載され、どのバイクよりも速く、どのバイクよりも曲がるという今では考えられないようなスペックをもっていました。

NSRなどは最先端で、プロアームやV型エンジン、そして同爆エンジンなどなど・・・。

実際のところ250で400ccの4stバイクより馬力(本当は750並)があったのは事実のようです。

そして丁度その頃に、社会的な環境問題などもあり、世界GPでも2stの廃止に伴い、日本国内の2stエンジン、レプリカの販売の取りやめ及び排気量毎の馬力規制となった訳です。

ですから、その頃販売されていた、4stエンジンには「規制後」と「規制前」の2種類が存在します。

◎規制前 250cc 45馬力 400cc 59馬力
◎規制後 250cc 40馬力 400cc 53馬力

約10%の馬力を落とす形での規制だったようですが、今まで10%未満の出力の誤差も認めないということになっており、実質はそれ以上の馬力規制となっているようです。

という事は、250ccで45馬力という表記でも、良い個体は50馬力くらい出ているという事です。

それが、規制されて絶対40馬力になった訳なので、乗っても違和感があったのではないかと推測されます。

当時、4stは250でも4気筒モデルがありました。

レーサーレプリカではCBR250RやFZR250R、GSX-R250、ZXR250などです。
結局、4stの4気筒モデルも排気ガス規制の対象となり、何年か後には全て無くなります。

最後には、ネイキッドモデルで残った、JADEやBandit、Barius等も無くなります。
勿論、1992年以降のモデルは全て40馬力ということになります。

現在でも2stはもう作られない分、高い価格で中古車が販売されています。
4stは逆に規制後と規制前では荒く乗られていたかどうか判断する材料になっている。

250ccで高回転型エンジンだと回され過ぎてエンジンが痛んでいる可能性が高い。
やんちゃな若い子が乗っているのでオイル交換もせず乗っている。

4気筒という現在売られていない250ccクラスでは、良い中古車を探すのが大変です。

バイクの場合には、結局中古車の走行距離では判断が付かない上、外装だけでも判断が付き難いという事もあり、エンジンや足まわり含め、大事に定期的なメンテナンスをされた個体が良いという事になろうかと思う。

実物を見て、消耗品のチェックやフレーム、錆など一通り見て決めた方が良いのは承知のこと。

そして、買ってから良かったかどうかは運もあるように思う。

コメント

コメントする