前々から懸念事項であったアドレス110の整備を日曜日に行いました。
現在走行距離は46,300Kmです。
50,000Kmを目安に駆動系とブレーキ関係の整備をするつもりでおりましたが、部品がすべて揃ったので前倒しをしてやる事にしました。
50,000Km近く走行すると消耗する部品は良し悪しに関わらず交換をしておく方が後々故障が起きるよりも良いと思います。
★交換部品一覧
1.ドリブン全交換
・クラッチ
・トルクカム
・クラッチアウター
2.ドリブンケースのエアフィルター
3.フロントディスクブレーキのパッド交換と整備
という内容になります。
Vベルトについては前回ケースを開けた時に交換をしているので流用をします。
もう何回もケースを開けているので手順は慣れているので作業も速いです。
部品の消耗状態ですが、クラッチはさほど減っているようには思えません、それよりもクラッチアウターの削れ方の方が消耗度は高いです。
線状に段差が付いていてクラッチとの密着性が疑われます。
前回ケースを開けた時にペーパーで削ってはみましたが、やはり交換すべき部品です。
価格は3,000円前後でしょうか。
ドリブン関係でいえば、トルクカムやベアリングの問題もあるので部品毎交換するのが一番良いと思います。
ドリブンセット(クラッチ含む)はちょいお高く30,000円~35,000円程度となります。
安く仕上げたい方はクラッチだけ交換し、トルクカムを分解清掃で大丈夫です。
これならクラッチの価格(8,000円前後)で済みます。
費用面ではお高くなりますが、予備でもう一つドリブンセットがあれば、使っている間に予備のドリブンを整備しておき、ケースを開けた時に全交換すれば時間の無駄も省け、作業が楽になりますし、組み立ても丁寧にやっておくことができます。
ケースに付いているエアフィルターですが、これは交換すべき物なのか無くても良い物なのか悩む部品です。脱着は難しくありません。
外したところスポンジのような素材で一杯に埃や小さな葉っぱなど目に詰まってました。
フィルターの価格は750円程度です。
そしてフロントディスクブレーキの整備です。
前からエンジンをかけていない状態で車体を動かすと時々キーキーと鳴ったり、低速時にもたまにキーキーと鳴っていたのでブレーキパッドの交換をする事にしました。
外すのは簡単です。
六角レンチでパッドを留めているネジを緩め、キャリパーを12ソケットで外します。
ちなみにパッドはヤフオクで1,000円ほどで購入した物です。
注意点はパッドを留めているところに小さなピンがあるので抜いてから作業になります。
パッド自体はそれほど消耗をしているように思えませんが、パッドの角が荒れている感じです。
角を削っていないので、異音(キーキー)と鳴っていたと思われます。
今回はペーパーで4隅をちゃんと削って元に戻しました。
キャリパーは分解しませんでしたが、見えている範疇はクリーナーを使って掃除をしました。
全て元に戻してブレーキをかけて引きずっていないか確認します。
パッド交換だけでもブレーキのタッチが変わりますね。
これで少しの間、慣らし運転をして異音が無いか等のチェックをするつもりです。
OKであれば大きな整備は30,000Kmは必要ないのではないでしょうか。
年末までにオイル交換をして年末年始に備えたいと思っています。
気持ち良い状態でアドレスに乗れるのは最高の気分です。
スクーターで通勤通学されている人、特に50,000Km近く走行している人は作業されてみてはいかがでしょうか。