7月 112014
 

私が最初にLinuxに触れたのはRedHatLinux-8でした。
その頃は、X-windowが起動して感動した記憶があります。
その時には自分でサーバーを構築するなんて考えた事はありませんでしたが、ここから何年か経過をして、時間的にゆとりが出来てから作ってみるか!と奮起してやり始めました。これがつい3年ほど前の話になります。

この2.3年は、Windowsよりも時間的にはLinuxを触る事が多くなり、必然的に扱いを覚えていったという事になります。

現在は、CentOSやScientific-Linux、ubuntuを使用していますが、基本形はRedHat系Linuxです。
ですから、CentOSとScientific-Linuxが私の定番Linuxとなります。

このLinuxを探求するというのは、前にも書きましたが、Linuxによって中身のホルダー形式やコマンドが違ってくるので、ある程度慣れて、相違点が分からないと扱いにくい、覚えにくい存在となってしまいます。どうしても初心者ですと、難しいから、ubuntuにしよう!、やっぱ難しいからCentOSにしようか!と気持ちが変わる事もあるかと思いますが、そこは我慢して、今使用しているLinuxを追及してみて欲しいと思います。

ubuntuなどは、デスクトップ機として使用しているとLinuxをあまり感じさせないような作りであり、ネットやメール、マルチメディアでもそこそこ使えるOSだと思います。しかし、これはあくまでもGUIで使用しているからであり、サーバーとして使用する場合のCUIでは、逆にCentOSよりも扱いは難しいかも知れません。

逆に私はRedHat系のLinuxを先に覚えてしまったからという事もあるかも知れませんが、最初にインストールをして扱ったLinuxの特徴が体には覚え易いのか?とも思っています。最初にubuntuのサーバーを構築していたら、CentOSは難しいという事を書いているかも知れません。

人に依っては、どちらも普通に使いこなせるという人もいるはずです。
これはきっと、日本語、英語、ドイツ語など色々な国の言語を喋る事ができる人と脳みそが同じ構造なのではないでしょうか。若い人であれば、きっと複数の言語を扱うのも容易であると思うし、技術として複数のLinuxを扱えるという優位さもあります。

ただ、最初は、一つのLinuxを探求する事が大事。

ファルダー構成、コマンド、サーバー構築、全てを作業してみて、何の資料が無くても、コマンド操作が出来る。
そして、Logを見て、何がどういう状態なのかも把握する事が出来る。
その上で、新しいLinuxを触ってみると違いが分かるはずです。

毎日、1時間でも良いからLinuxに触れて、体を慣らす。
結局は慣れの問題。

無償のOSである分、多少の努力は必要である。

7月 072014
 

中々、自分の手に馴染むようなキーボードやマウスってありません。
何度も買い換えたりしていますが、少し使っては、前のキーボードに逆戻りなんて良くあります。

今回は、Linuxをインストールする時のキーボードのお話です。

最近のキーボードは古い時代(95.98の時代)に比べてキーが多くなっています。
電源オンオフのキーやwindowのメニューを起動させたり、太陽のマークであったり、月のマークであったりと絵柄のキーもあります。
でも、windowsでも、こういうキーって皆さん、割り当てて使っていますか?

結構、最初は物珍しく設定したりするのですが、間違ってキーを触ってしまい、勝手にスリープしてしまったり、勝手にシャットダウンとか、クソ忙しい時に限ってやらかしてしまったりします。こういう経緯があって、慣れてくると、こういう特殊キーの割り当てってしなくなります。

所謂、あっても無くても良い存在です。


(c) .foto project

ゲームで使用したりすると、キーボードの左側のAやSやD周辺のキーばかりが手光ってしまい、その部分だけ傷みが激しい物になってしまいます。ゲーム専用の価格高いキーボードであれば、キーを交換出来たり、一度に押して認識するキーの量も違い、ゲームに有利な構造になっていたります。

しかし、ゲームをしない人にとっては不要なキーボードです。

現在、私が使用しているキーボードは安物で980円のアイボリー色の物です。
ちょっと奮発して2.3000円のノートパソコンのようなキータッチのボードを買いましたが、この安物キーボードの配置(enterの大きさとか)に慣れてしまい、このキーボードを使うと、enter周辺の「や」のキーを間違って押す事が増えてしまい、使うのを止めてしまいました。

安物でも長く使うと手が馴染んでしまいます。

良く使うキーは光ってきてしまいましたが、これは最初から自分で使っている事による経年劣化とでも言うのでしょうか。
塗装が少し傷んできているが味のある旧車という雰囲気さえあります。
これからも使うことになると思うので、飲み物をこぼして汚したりしないように使いたいと思います。

さて、話は戻りますが・・・・・

Linuxの場合には、インストール時も含め、余計なキーが付いていない、オーソドックスのキーボードが良いです。
英字やマークの配列などが、特殊なキーがある場合に表示しない事もあり、探すのが大変になってしまいます。
ましては、Shiftキーを押しながら表示させるような記号では、インスト作業している最中にとても厄介になります。

こういう場合も安物の980円でマウス付き、のような物があると便利です。

特にメーカー製品のパソコンでテレビ機能が付いていたとか、そういうマルチメディア系のパソコンのキーボードは使いにくいので、980円の何の変哲も無いキーボードにして、インストールをした方が間違いありません。

量販店に行けば、色々なキーボードが並んでいて、触わる事も出来るので、好きなタッチ、色、を見て、特殊キーの少ない物を選び、Linuxマシン用として使って欲しいと思います。

無償のOSには、980円のキーボードが似合う?
まさか、そんな訳無いですよね?

6月 292014
 

私も最初はwindowsしか使っていなかった時にはlogを見るという事は一切ありませんでした。
windowsでドライバーを当てたりするとエラーかどうかは直ぐに分かるし問題ありません。
しかし、Linuxの場合には、このlogを見るというのはとても大事な事になります。

◆どのようなlogを見る必要があるのか?

それは、サーバー(httpd,mail,FTP,他サービス)やデスクトップの使い方によって変わりますが、最初にインストールして起動するときに機器認識(ドライバーが正式に合っていないなど)のや前述のサービスの情報を見る必要があります。

例えば、あるソフトをインストールして自分で設定をしたが、本当に稼働しているか不安である等、そういう場合の確認にもなります。もしエラーが起きていて設定が上手く行かない場合でもlogを確認すると、英語表示ですがエラーの要因が書かれている場合もあり、問題解決の要素にもなります。

特に自宅サーバーでサービス設定やセキュリティ設定をした場合には、アクセス記録やエラー表示など、全てのlogを一度は見る必要性があります。自分んで設定してサービスを開始して、OK表示がされていたとしても正式に動作しているという事ではありません。

CentOSやScientific–LinuxのRH系のOSであれば、logは、/var/logの中に格納されています。

◆ /var/log/messages(起動時のログ)
◆ /var/log/secure(セキュリティのログ)
◆ /var/log/maillog(メールサーバーのログ)

代表的なログを書きましたが、その他にhttpdやFTP、など自分の設定したサービスのlogが、この/var/logの中に必ず存在するはずなので、見るように心掛けてください。

◆logを見るコマンド # cat (例 # cat /var/log/messages   enterでメッセージの中身が表示されます。)

最近は、サーバーに対して攻撃がとても多く、この攻撃をに対処するためにセキュリティを上げるためのソフトを導入したりしていますが、この攻撃を未然に防ぐためにもlogを見る事はとても重要です。httpdのアクセスログやエラーログ、メールサーバーへの攻撃があるかどうか等、チェックしなくてはならない事が多くあります。

logを見る事によって、事前に攻撃前の相手の動くも察知することが出来る可能性もあります。

最初は端末でコマンドを打つのは慣れが必要ですが、使い始めると、逆に端末で操作する方が速く、楽になります。初心者の方はX-windowで操作したいと思いますが、ここは慣れるためにも端末で操作するようにしてください。

2.3ヶ月続けると、自然に色々なコマンドを覚える事が出来ます。

6月 242014
 

Linuxの場合には色々なディストリビューションが存在していて、何にするか?悩みます。

最初に選択するLinuxは今後使うLinuxの指標となるので大事な要素です。
しかし、どこが、どう違うのか?

本体のカーネル自体は同じでも、取り扱うファイル構成やホルダーの配置、コマンドも微妙に違います。

大事なコマンドはどこのディストリビューションでも同じですが、これはLinuxがUNIX系のOSである所以でしょう。
皆さんはご存知かと思いますが、CentOSはRedHatLinux系のOSです。ScientificLinuxもRedHat系です。この系列が同じであれば、ファイル構成や配置、コマンドもほとんど同じに扱えます。

今はubuntuがLinuxの中でも扱いやすいという事で、windowsしか触ってない人でも使っている人が多くなってきています。何しろ、windowsのようにインストールも自動化が進み、難しい設定をインストールの時にしなくても勝手に設定してくれるし、最新のチップセット以外であれば、ドライバー関係もまず間違いなく入ります。

この最新の機器に適合するのが早いLinuxは、CentOS<FedoraCore<ubuntuでしょうか。
ubuntuとFedoraはLinuxの中でも最新のカーネルを使い最先端の機能を導入しています。
その分、試験的なソフトやドライバーも多くあり、使えるが不安定になるという怪しい部分もあります。

Linuxを使うのであれば、安定したバージョンを使いたい。と誰もが思いますよね。
そういう場合には、偶数番号のバージョンを選択すると安定バージョンという事らしいです。
・・・でもそこまで気にするよりも、安定しているOSを自分で設定して見極める事が大事になります。
色々な失敗など重ねた上で、やっと自分のパソコンにインストールが完成するとLinuxの良さが分かってきます。

ubuntuは古いパソコンや小型ノートPCまで色々なバージョンが存在していて、何にでも適合する良さがあります。
デスクトップでXPの代わりに使用するのであればubuntuが一番お勧めLinuxです。
方やCentOSのRH系はサーバー向けの意味合いが強いOSです。

httpやmail、等自分でサービスの設定を行い動かしたい!と思う人に最適です。
ファイルサーバーなどで、余計なGUIは不要という人にも良いでしょう。
サーバーであれば、あえてGUI(gnomeなど)をインストールをしないで、端末で全てを使いこなすという面白さがあります。

CUIがなぜサーバーに適しているのか?
それは、GUIで無駄なメモリ消費を抑えること。
そして、GUIで起動する余計なサービスを減らす事で脆弱性を少なくする。という事です。
こういう概念がwindowsと違う部分です。

だから、多少遅いCPUでも動作するし、古いパソコンでも生かせるという事です。

話は最初に戻りますが・・・・・・

Linuxをはじめて使いたい人は、何を選んだら良いのか?という事です。

◆デスクトップで普通に使いたい・・・ubuntu
◆サーバーにしたい・・・・・・・・・・・・・CerntOS・Scientific-Linux・Debian
◆古いデスクトップPCを使いたい・・Puppy-Linux・ECO-Linux
◆少し古いノートパソコンに使いたい・・Linux-Mint    あたりでしょうか。

Linuxは基本的に何でもサーバーにする事もデスクトップとして使う事も出来ます。
ただ、初心者向けには初期設定が難しい面があるので、ubuntuをお勧めしています。

やはりサーバー設定を覚えたい!という人は、間違いなくCentOSを選んで欲しいと思います。