9月の防災の日で思うこと

投稿者: | 2014年9月1日

とても涼しくなり過ごし易くなりました。
暑かったり、寒かったりと気温の差が激しいので体調には気を付けて欲しいと思います。
今回はPC関係の記事ではありませんが、読んで頂ければと思います。

9月と言えば、「防災の日」特に各地で防災訓練など盛んに実施されているのではないでしょうか。この訓練も一種のパフォーマンス的に行っている自治体や自治会もあり、本来の訓練よりも、訓練をしたという事だけの内容が多く、実際に災害が起きた場合の対処としては、もう少し検討しておく必要性があるのではないかと思っています。

8月には、広島や北海道で大雨による土石流の災害がありました。
山の麓に作られた住宅地が被害を受けてしまいました。
被害にあわれてしまった人たちは避難所生活を強いられ、これからの生活をどうするのかという事も含め、二重、三重の苦労をしなくてはならないと思うと心が痛みます。仮設住宅や市営住宅の仮住まいも半年間という短い期間を無償で貸し出すという説明がされていましたが、どうなんでしょう。

若い人たちならともかく、高齢者の人達も数多く被災している中で、家のローンなんて組めないし、東日本大震災と同じような状況になってしまいます。日本という国は近隣の国には何億、何兆というお金を出すのに、日本国民が災害で困っていても、仮設住宅や市営住宅を半年間無償で貸し出すという事しかしないというのはどういう事なんでしょうかね。

マスコミの取材方法にも腹が立つし、災害が起こる度に嫌な気分になります。

防災の日では避難所の訓練なども行われる地域があると思いますが、若い人もできるだけ、自分の地域の避難所がどこで、一時避難場所(いっときひなんばしょ)がどこであるのか?年に一度の訓練でもあるし、状況を見ておいても損は無いと思っています。

家では、家族と災害時の対処方法について意見を一致させておく事が大事です。

1. 災害が起きた場合は、どこに逃げるのか?(待ち合わせ場所の確認)
2. 水,飲料水,薬,食料の備蓄(1~2週間分を検討する)
3. 家にいる人は、災害が発生したら、水などを風呂ややかん等にすぐ確保する

傾向としては、避難所に一時的な避難と、避難所生活とは別物であり、避難所生活は、家が倒壊もしくは倒壊する恐れや災害を受ける可能性の高い人が仕方なく避難をする場所であって、食料や水、毛布などを無料配給する場所ではありません。家が住める状態ならば、家で生活をする事が前提です。何でも避難所に行けば良いという考え方をしている人は改めるべきです。そういう人達がたくさん集まってしまうと避難所に被災者が入れなくなり、いく場所が無くなってしまいます。そして、食料などの配布については自治体が援助するのが当たり前と思っている人も多いのですが、災害が起きて最初の2.3日は自分たちで賄はなくてはなりません。そして避難所などは自治会の関係者が集まり無償で働いています。ただ単に食料と水をもらうだけではなく、避難所に来た人全体で協力をし合い運営をする必要があります。

災害が起きたら・・・・

◎自分の命・家族の命を最優先に行動する
◎その次に、近隣の人達がどうなっているか確認する(怪我や被災していたら援助活動をする)

この2点は自助・公助という表現でも使われますが、最近は高齢化している地域も多く、いわば災害弱者の人達を誰かしらが助けなくてはなりません。地域の自治会も役員の成り手が少なく、役員自体の高齢化が進んでしまい、災害時に運営ができるのか?という心配な面もあります。実際に災害が起きれば、行政が対応して当たり前と思っている人は避難所と同様に考え方を改めるべきで、誰かしらが地域のために動かなくてはなりません。

◎自分のできる事で協力する気持ち

「俺なんか何も出来ないよ!」と言う人も多くいますが、避難所に行けば、怪我人の応急処置、食料の炊き出し、食料・生活用品の搬入、仮設トイレの組み立て、水のろ過作業、避難者の情報カードの整理など、仕事は色々とあり、中には年寄りでは出来ない仕事もあります。

災害が無い事が一番ですが、もしも災害が起きたらという事を考えておく必要はあります。

先ずは、2.3週間暮らせる備蓄品を整えるべし!

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