オーバークロックの必要性って何だろう

投稿者: | 2014年9月11日

古い話から始まります・・・・・

その昔celeron-300AというCPUがあって、FSBが66MHzで動作し、倍率が4.5のCPUで、300Mhzの動作が標準のCPUですが、このFSB、66MHzを100MHz(450MHz)にしても固体によっては固まらずに動作する事が判明して、Pentiumよりも安上がりという事で売れに売れました。

それから自作の人達は、オーバークロックし易い、マザーボードや可能性のあるCPUを見付けて楽しんでいたと思います。

速くなる反面、マザーボードやCPUの寿命を縮める結果になる事もあります。

古いマザーボードであれば、このFSBや倍率を変更するのは、ボードに付いているジャンパーピンを差す位置によってX3倍とかX5倍とか決めるようになっていました。これがケースの蓋を開けてピンを差し替えるのが普通で、ピンがどこかに飛んでいってしまい行方不明になってしまう、というのもよくありました。

私の記憶ではABITというメーカーが出したマザーボード(確かBH-6だったような)からBIOSで、この倍率やFSBを変える事が可能になり、お気軽にオーバークロックが楽しめるようになりました。それからはどこのメーカーもBIOSでオーバークロックができる商品を売り出し、それが主流になります。

私もceleron300Aで450動作させていましたが、ソフトによっては固まったり、OS起動中に落ちたりとCPUの固体的には良くなかったのか、ボードやメモリの相性が悪かったのか分りませんが、常用するような形にはなりませんでした。その頃はパソコンも1台しかなく、普通に使えるように定格の300MHzで使っていましたが、上位CPUのpentiumが普通に使うならやはり速いので、こちらに替えた記憶があります。

時代が変わって現在は水冷です。
まさか電気製品の中に水を循環させるとは思っていませんでした。
車を考えれば当たり前の冷却方法ですが、パソコン本体にCPUの冷却で水を使うというのは無しだろうと思い込んでいましたが、今はこれが当たり前のようです。

皆さんは、オーバークロックしてますか?

私は現在所有しているパソコンでは一切していません。
オーバークロックに適しているマザーボードやCPUが無いという事もありますが、無駄にオーバークロックしてCPUやボードの寿命を短くしたくないという事とオーバークロックしなくても充分速いという事からです。

ですから水冷の冷却システムも付けているパソコンは無いし、普通にヒダヒダの付いているファンで充分事が足りています。

しかし、パソコン好きな人でオーバークロックをする事に生きがいを感じている人もいます。
これはこれで楽しい趣味ではないでしょうか。

ネットゲームでも回線の速度やパソコンの性能で勝負が変わってくる仕組みになっている物もあります。結局は資本力の高い人が勝つという、ゲームでありながら妙に現実的な遊びもあるので、ゲーマーの人達は、誰よりも速くアクセスしたい、そして誰よりも速く命令処理したいという事を求めるようになります。

オーバークロックは、その処理速度を速めるためのものです。

他人よりも速い、それが勝つことの第一歩ですからね。

私のようなLinuxで古いパソコンを動かす事に興味をもっている人、ネットで動画を見る程度の人、色々な人がパソコンを使いますが、オーバークロックをするような人は今は少ないのではないでしょうか。

それは、4コア8スレッドとかで普通に充分速いからです。

同じCPUでも相性の良いメモリやVGAを調べて購入し、オーバークロックしてみる、色々試すことによってパソコンの部品について分る事も多い。嫌いな作業では無いが資本金がかかります。本当に好きな人ではないと出来ない遊びなのかも知れません。

しかし、液体窒素を使ってまでオーバークロックしても意味がないように思いますが、どうなんでしょう。

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