ソフト制作もHP制作も相手の立場になって考える

投稿者: | 2014年9月12日

今の日本を象徴するようなニュース記事(事件)がありました。
目の見えない女子高生が通学途中に後ろから膝蹴りをされたという事です。

朝の通勤ラッシュで皆が忙しく動いている中で起こりました。
改札を出て、杖をつきながら足元にある指標を辿って歩いていくのですが、この杖につまずいて誰かが転んだ。もちろん目が見えないので、誰がどのように転んだのかどうかは分りません。そして歩き出してから、背後より膝蹴りを受けたという事です。

確かに、沢山の人が行き交う中で杖をついていたのかどうかは、通りすがりの一瞬では分らなかったのかも知れませんが、自分が転ばされた事に腹を立て膝蹴りしたという事でしょう。

いくら腹が立ったと言え、背後から膝蹴りってどうなんでしょうか?
ましては、目の見えない女子高生ですよ。

自分が目の見えない人の通り道を塞いでいた可能性だってあります。

もう少し相手の立場になってあげられないのか?

色々、つぶやきで賛否のある内容もありました。

○目の見えない人は通勤・通学時間を変えた方が良い
○杖で転んだのが分ったら、謝るべき、その一言が足りなかったのでは。
○ハンディを持っている人は健常者が譲る事が当たり前だと思い込んでいる。

しかし、いつから日本人は自分勝手な人種になってしまったんですかね。

今の日本社会は、学生も含め弱者には冷たい社会です。
確かに社会的弱者のふりをして得を得ようとする連中もいます。

自分が良ければ他人はどうでもいい。

こういう思想が当たり前のようになっている。

あなたはどう思われますか?
さて、前置きが長くなってしまいましたが、上記の内容にも繋がってくるお話です。

仕事をしていれば、営業マンにせよ、事務職にせよ、人と接する事が当たり前です。
技術職であるIT関係の仕事もSEの方、プログラマーでも人と会話をして作業をします。
特に営業の人であれば、相手の立場を考慮した提案書なり、見積りなどを出したりするように工夫をしたりしていると思います。

それは、普段の会話の中にある相手の置かれている立場や状況、好き嫌いなどを自分なりに判断をして行っていると思います。

一方、技術職の方は、営業マン程ではないが、社内的には関係する部署、同じ仕事をする人と連携をしたり、作業状況の報告など含め会話は必要不可欠な事です。

しかし、技術者の中には、上手く人と接する事が出来ない。
話をするのが苦手。
そして、自分の状況を上手く説明する事が出来ない。
そういう人も少なくありません。

上の人からすると、「あいつは技術があるが人間関係が構築できない」とか「パソコンが友達」とか陰口を叩かれる事もあるかと思います。

でも良く考えれば、そういう性格の持ち主だからこそ、そのような技術を会得する事ができたのではないか。人はそんなに色々な技術を持ち合わせている訳ではない。

○営業関係者=話が上手、言わばそれが仕事
○技術関係者=話が苦手だが技術はある

確かに技術職の人は、自分の良いと思う事を押し付ける傾向が強い部分はあると思うが、そこはやはり相手の話を聞きながら上手く説明をして受け入れてもらえるように配慮する事が大切です。そこには説明のうまい、下手はありません。一生懸命説明をすれば分ってもらえる人には理解されると思います。

技術職の人も相手の立場を考慮した折衝が出来るようになれば、相手が本当に要求している事も仕組みに取り入れやすくなる。

仕事だから言われた通りにやれば良いという事だけではなく、そこにあなたのエキスを注入して、より良いと思える物を提案する。

「そんな余計な事やると、無駄に工程が増えて損をする」という人もいるでしょう。そこは「損して得取れ」の言葉通りに、その仕事だけではなく、次回また仕事が回ってくる事でしょう。

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