紅白に出場しないBabyMetalについて

BabyMetalの話を少し書きたいと思います。

NHKの紅白歌合戦にBabyMetalが出場するのではないか、という噂が流れていましたが結果的には「桜散る」でした。さくら学院なので桜が散っても不思議ではありませんでした。

皆さんは、BabyMetalの紅白落選についてどうお考えでしょうか。

私は、全然「あぁ～あ」とか「残念！！」とか思っていませんし、逆に、もう少しアンダーグランド的な存在で居てくれるという安心感がありました。確かにこの2年間の活躍はすばらしいものだったと思います。特に海外の評価は日本の評価を超えていたのではないでしょうか。海外のヒットチャートにも顔を出し、大きなフェスにも出演し、欧州、アメリカとメタル界の中でも知られた存在になったと思います。

しかし、日本国内の評価はどうでしょう。
BabyMetalの情報を取り上げたニュースや番組も少なかったのではないでしょうか。
取り上げた数少ないニュースやワイドショーでも｢何でこんなに人気があるのか？」
という話ばかりで、海外の評価と比較すると一発屋的な感覚で捉えられているようです。

日本では海外に対してアニメや音楽を今以上に理解してもらう、クールジャパンという活動を行ってきました。その中でもBabyMetalは日本の新しい音楽イメージ、ジャンルを確立させた立役者であると思っています。

本来であれば、そういう立役者がNHKという国営放送の番組に出演しないなんてあり得ないという風にも思いますが、日本の音楽芸能業界には我々の知らない世界があるものであると勝手に解釈をしています。ジャニーズやAKB、エクザイル関係の兄弟、姉妹グループの出演者ばかりで、本来、その年に活躍した歌手やバンドが選ばれないという事務所の力関係もあるでしょう。日本の場合にはそういう輩が牛耳っているように思わざる負えない。

（ここからは私の想像です）
そういう背景は抜きにして、今回はBabyMetal側が自ら断ったのではないか。
理由として・・・・
グループ自体が、15、16歳の年齢であること。
ヘビーメタルという音楽が紅白に見合わないこと。
ワールドツアーで疲弊していいる事、そして新年早々に埼玉SAでLIVEもある。
紅白に出演したところで、1曲だけではBabyMetalは理解できまい。
BabyMetalはBabyMetal Deathからの流れである様式美が必要なのだ。
そして、前置きのビデオも必要だろう。

自ら断った代わりにNHKは特番を用意したのだと思う。
逆にBabyMetal側がこちらの方を望んだのかも知れない。
その方が、BabyMetalにとって紅白出場以上に意味があるだろう。
見る側もBabyMetalがいかに偉大であるのかが理解できる。

BabyMetalの場合には、紅白よりも今後どうなっていくのか？という方が興味がある。
YUI・MOAがさくら学院を卒業して、いつまでグループとして存続させていくのか？
まさか、エクザイルみたいに、二代目BabyMetalとか出ないとは限らない。

今は余計は事を考えるのはやめよう。
年末のNHKのBabyMetalの特集番組に期待している。