BabyMetalの紅白の記事については、色々、ご意見頂きました。
人それぞれ、BabyMetalファンの方々の思いは強いという事です。
いい年して、10代のアイドルのファンに夢中になるとは思っていませんで、若い人も私のようなおやじ世代も夢中になれる、ストライクゾーンの広いBabyMetalの音楽性、アイドル性なのではないでしょうか。
youtubeで動画を見るけれど、リアルタイムで見れるのはLIVEというのも、BabyMetalのコンサートに行くきっかけになっていると思います。メディアにあまり出ない事が逆に功を奏している結果なのかも知れません。音楽性というのも、ロックのそれもヘビィメタルの中でも、デスメタル、ブラックメタルというジャンルです。14,15歳の可愛い女の子の一生懸命な踊りとSuメタルの歌声で表現されているものですが、今までに無い、人を惹きつける魅力があるのは、BabyMetalの構成が絶妙だった事ではないでしょうか。
一昔前であれば、3人組のグループをトリオと呼んでいました。
トリオで有名なのは、エリッククラプトンが在籍した「クリーム」、キースエマーソンの「EL&P」など。
しかし、BabyMetalの場合には、楽器を演奏している訳ではないので、実際のトリオというバンド構成ではありませんが、ボーカルが一人、踊り担当が二人という、メタルというよりも、サイケデリック的な構成であるとも考えられます。
日本人であると、この3人構成というのは、どこかで見た光景がありませんか。
そう、教科書に掲載されていた、聖徳太子の肖像画(唐本御影(とうほん みえい)です。
聖徳太子は女性ではありませんが、左右に王子を配置した、この画とBabyMetalの配置と何となく似ていませんか。子供の頃に見ていた教科書の挿絵印象が脳に記憶されていて、何となく受け入れられ易いような環境を作り出しているのかも知れません。これは、あくまでも私の推測なのであてにはなりませんが・・・。
そして、BabyMetalのジャンルは、本当にオンリーワン的な存在であり、同じようなグループが出ても、すぐに二番煎じ、物真似と言われてしまう、いわば圧倒的な存在なのではないでしょうか。韓国でも似ているようなグループが出てきているが、BabyMetalの足元にも及ぶまい。逆にBabyMetalの歌唱力、踊りの上手さが際立ってしまうのではないのでしょうか。
真似をするのは簡単だが、本家を超えるのは難しい。
その分、本家であるBabyMetalは生みの苦しみを味わったはずである。
何も苦労をせずに、物真似で成功する事は無いだろう。
0から1を作り出す労力と、それを表現してきた3人の結果が今の立場を作ったといえるだろう。
オンリーワンという事で思い出しました。米英ツアーでのファンのコスプレ、合いの手、カラオケで熱唱、アフターパーティでフリコピ…
「あれ?似たようなノリはどこかで見たことがあるぞ…なんだっけ、そうだ思い出した、ロッキーホラーショーだ!!」
ベビメタはロッキーホラーショーだというなんと意外な結論に(笑) そりゃあオンリーワンだわ、フォロワー出ない(無理)かもと妙に納得してしまいました。
冗談はともかく「楽しい」は演出的に最も難易度の高い部類だと思いますし、それにこれも高難易度な「カッコいい」が加わってまさに無敵。「カワイイ」とか「アイドルとメタル」とかは確かにうたい文句ですがそれでは人呼べませんし人気の本質ではないでしょうね。
脇侍二人の重要性に気づく過程のワクワク感は思い起こしても至福でした。もう一度味わいたいなぁ。
ロッキーホラーショーとは懐かしいですね。
BMはLIVEでの演出が上手いですよね。
カワイイメタルとか言われてますけど、これは日本国内のメディアが勝手に表現しているだけで、海外ではアーティストとして認められているのではと思っています。
国内では新人扱いかも知れませんが、海外からすると日本を代表するアーティストではないのでしょうか。