産経新聞の記事で首都大学東京でHDDの設定によるトラブルがあったと掲載されていました。
最初はHDDの設定ミスって何?と思いました。
普通のHDDの設定と言えば、SATA設定とかAHCI設定とか、そういうパソコンの接続方法かと思いますよね、しかし、記事を最後まで読むとNASの設定ミスであった事が分りました。これはHDDの設定によるトラブルではなくて、ファイル、ディスクの共有のアクセス許可設定のミスという表現の方が正しいように思います。
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◆記事の一部引用です。
設定ミスがあったのは課内でデータを共有する「NAS(ネットワーク接続ストレージ)」と呼ばれるハードディスク。業者を通じて昨年8月に交換した際、ネット上で一般的にダウンロードなどに使われる通信方式が有効になっていることに気付かず、外部の指摘で発覚する1月5日までの間、パスワードなしに自由にアクセス可能な状態が続いていた。
毎回、こうのような問題で気になるのが、関係者内でチェックする作業は無かったのか?という事です。全てが業者任せで、今回の接続、共有設定にしても、最初からこういう設定をします。という事になっていた可能性もあるし、本来ならば、ローカルネットワーク(社内・課内のみ)アクセス許可しておくように指示をしておくのがセキュリティ面でも当たり前のように思います。
このようなネットワーク機器を扱う会社や大学、企業は、word、excelだけの知識だけではない、ネットワークの知識、機器の設定の知識などを有した技術者を配置すべきかと思います。これは技術者という括りではなく、サーバー構築の経験者やwindows以外のOSを扱える人であれば良いのではないかと思います。
仕事場では、windowsで使うwordやexcelばかりしか扱えない人が偉そうに物申す事が多いですが、こういう輩がいても、はっきり言って用を足しません。邪魔なだけです。そこに必要なのは経験に基づいた知識です。
そういう場面で意見の言える知識経験をLinuxで身に付けておくのも悪くはないでしょう。
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