Dell製古いbook型PCにLinuxを入れてみた

投稿者: | 2015年6月4日

年金情報漏洩の件は腹が立つので、もう書かない事にします。
少しずつ機構内の情報が分かってくると余計に腹が立ちます。

そして今回の記事は仕事先の余っていた(壊れていた)Dellのブック型パソコンにLinuxをインストールをして活用を始めたという事について書こうと思います。

このパソコンですが、windowsXPで使用していた物だったようです。
机と机の間の隙間に埃を被って眠っていました。
普通であれば捨てるべき物体になりますよね。

そこで、一丁、このパソコンを復活させるべく、この2.3日体を動かしました。

とりあえず、ケースを蓋を開けていつものように掃除機で埃取りから始めます。
どこのメーカー製品も同様ですが、中を開けるとちゃっちぃの一言です。
なるべく安くする構造で作られているので仕方ありませんが、部品の一つ一つが安物に見える。DVD-ROMしかりCPUファンしかり、マザーボードしかり・・・・。

良かった点は、フルマザーでもないのにメモリスロットが4つあること。
これはDDR2の1GBが4枚差してあり、合計4GBであったこと。
そして、CPUがpentium4ではなく、pentium-dualcoreの2GHzであったことです。
この頃のpentium-dualcoreはCore2duoのE4000シリーズのコアと同じでキャッシュが半分の1MBであること。2コアであった点は有難いと思いました。

内臓HDDはSATAの日立製320GBです。これだけの容量があれば充分です。
用意したOSはCentOS-6とScientific-Linux-6です。
どちらにするか悩みましたが、今回はScientific-Linux-6にしました。

最初の話を聞いたところ、このパソコンが以前不安定だったので、掃除をした時にコンデンサやSATAの配線関係をチェックしてみました。コンデンサは密閉型ではないが液漏れやふくらみはありません。大丈夫そうです。「あれ!」と思ったのがSATAのHDDの接続がSATA-0ではなく、なぜかSATA-2に差してある。DVDがSATA-0?普通はマスターの起動用にはSATA-0に繋げてあると思いますが・・・。そこは0に配線を変更し、DVDを1に繋げ直す。以上でハード的なチェックは完了です。

そしてスイッチ オン!(sanseiじゃぁないよ)
F2ボタンをおしてBIOS画面に切り替えます。BIOSはAWARDのようです。
時計が狂っている、西暦もおかしい、・・・・ちゃんと直す。
HDD、DVDもちゃんと認識している。
boot設定でDVDを第一優先に設定をして、再起動を掛けます。

Scientific-Linux-6(64bit)のDVDを入れてインストールを開始します。
IPアドレスはローカルIPの192.168.0.200として設定しました。
まぁ、localサーバーとして使うので分かり易い番号にしておくのが一番です。
インストールタイプはWWWサーバー(CUI)にしました。
インストール時間は1時間程度でしょうか。何も問題無く進みました。

SSHの設定だけし、windows7からTeraTermで接続確認が出来たところで、一度シャットダウン、ケースを蓋を閉め、綺麗に拭いて、置き場所(机と机の間)に設置してます。配線は電源ケーブルとネットワークケーブルだけを繋げます。モニターもマウスもキーボードも不要です。後はwindowsから遠隔操作で設定を行います。

使う目的をローカル内の掲示板(連絡・お知らせ・申し送りなど)とHP(wordpress)のテスト用です。サービスはApacheとMySQL、Samba,vsFTPをセットアップしました。時間は1.5hぐらいです。windowsのネットワークからもこのdellサーバーが確認できて、共有ファイル(share)も使える。HPも見えるし、CGIの掲示板も動く。

何と言う事でしょう!あんなに無残な容姿のパソコンが生き返りました!
それにpentium-dualcore2Ghzなのにそこそこ速いし、調子も良い。
一日、夜間も電源を入れ放しにして、朝確認しても不安定さはありません。
メモリ4GBがいい仕事しているようです。

これからこのサーバーの活用をしていきますが、上手くいったので、社長がどこからか、また古いDellのパソコンを持ってきました。今度はデスクトップとして社長のネット用サブマシンとして使ってもらおうか?と思っています。

古い機械に新しい命を吹き込む。
一瞬、Dellのパソコンが「ありがとう!」と言っているように思えた。

う~ん、気持ちがいい。

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